1972/05 - 1972/05
37位(同エリア82件中)
ソフィさん
1976年5月
このあたりはキンシャサ日記【471】〜【480】とダブっているが、もう一度要約する。
推進委員会のザイール人が勧めてくれたのは、最初に政府の公認を取ることだった。
「この国では、何でも許可を取らないとうまく行かない」
これは私の考え及ばなかったことで、「ところ変われば・・・」と感心する。
そこで、この国の最高責任者青年・スポーツ省のスポーツ担当次官クバナンギディ・バディアンジレに面会を申し込み、賛成を得た。
私は言わんとすることを手紙にまとめ、その返事(案)までタイプに打って持参する。
この国にやって来てから覚えたやり方で、なかなか能率的だ。
ここに来てから、何をやろうとしてもなかなかうまく行かないことに慣れていた私にとって、この成功は想定外のものだった。
「何でも出来ることは手伝いましょう」
次官には、自ら前に立って参画したい気持ちが溢れている。
テニスコートを探していると話したら、早速キンシャサ市スポーツ部長がひと肌脱いでくれるように、紹介状を書いてくれた。
キンシャサ市スポーツ部長ムスンガイはニコニコと私を迎えくれ、一緒に市内をまわって、動物園に近い「ゾー・コート」を借りることにする。
ここは都心に近く、人を集めるには最高の地の利がある。
国の公認を取り、コートを見つけるのと並行して、メンバー集めが問題だった。
そこで活動母体として、クラブを作ろうとする。
「40人以上のメンバーをまとめて来れば、無料でラケット4本とボール4個を貸し、Tシャツのユニホーム4枚を与える」
このような情報を口コミで流したところ、5つほど手を上げてきた。
そこで次は、ザイールの全国にこのような動きを知らそうと、この国のマスコミに動いてもらうべく、「アフリカ大陸ナンテイ打ち始め式」を予定し、テレビ、ラジオ、新聞に手紙を書いて伝令に持たせた。
ここで特にこだわったのは、テレビの全国放映だった。
スポーツ関係のザイールの人たちは、皆明るく親切で、仕事で会うザイール人とは別人だった。
私はザイール人がすっかり好きになり、ナンテイに心の癒しを得る。
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