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1987年の9月のこと。<br />一緒にイギリスへ行った若者が、ボーンマスの英語学校(アングロコンチネンタル)へ入学する前に少し時間がある。<br /><br />また僕も、ロンドンのグリーンパーク前にある有名語学学校「インターナショナルハウス」の「ケンブリッジ英検特級受験コース(CPE)」が始まるのに余裕がある。<br /><br />どこかへ行って時間潰しをしようと考えるが、二人ともイギリスといえばネッシーしか思いつかない(馬鹿だねっ!)。<br />すんなりと「ネス湖へネッシー見に行こうぜ!」と考える(単純だねっ!)。<br /><br />お金にも十分に余裕があった若者とぼくは、ロンドンからスコットランドのインバネスという町へ、一気に夜行寝台列車に乗る。<br />2人で一つのコンパートメントを借り切ったのだから、多分一等寝台車だったのではないかな。<br /><br />かなりの料金がしたことを覚えているからね。<br />朝食も車掌がコンパートメントまで持ってきてくれたよ。<br /><br />ただ、乗車券は、いろいろ考えて、結構安い往復切符にしたはずだ。<br />その切符では列車に乗れない日があったからね。<br /><br />列車から見るスコットランドの風景はとても素晴らしかったが、牧場と羊がたくさんいたことが印象的だった。<br />そのあとニュージーランドへ行ったときの羊だらけの風景が全く一緒だったので、たしかにニュージーランドはスコットランドなんだと思った。<br /><br />時期は9月。<br />観光シーズンが終わったのか、早朝のインバネスの駅はがらんとしていて、誰もいなくて、駅のトイレもまだ開いていなかった。<br /><br />駅を出て、川を渡ってすすむ。<br />適当に歩いてB&Bを見つけた。<br />このB&Bの内装がピンクで、ちょっとオトメチックだった記憶があるよ。<br /><br />翌日からレンタカーを借りた。<br />インバネス自体はたいしてみるところがないのだから、とにかくネス湖を見ることにする。<br /><br />細い道を、よたよたと車は進む。<br />というのは、この車はマニュアル車で、僕はそれまで教習所以外は全部オートマチック車に乗ってたからね。<br /><br />またスコットランドの道は狭いうえにくねくねと曲がっているので、追い抜きするのが大変。<br />僕は後ろから車が来ると、車を路肩に寄せてスピードを落とし、追い抜かせてあげたよ。<br /><br />さて、インバネスの町を出ると、すぐにネス湖が見える。<br />この日は、天候も雨模様で、9月だというのに、もう肌寒かった。<br /><br />ネス湖をじっくりと眺めて、ネッシーを発見すれば一躍有名人だ。<br />この時はまだコンパクトカメラも持ってたしね。<br /><br />どこか車を止めるところはないかと車を走らせていたら、お城の廃墟のようなものが現われてきた。<br />これがいかにもネス湖にふさわしい雰囲気のアーカート城(Urquhart Castle)。<br />ここで車を降りて、ちょっと休んで、慣れない運転で出た冷や汗を拭く。<br /><br />城の立つ丘の上からネス湖を眺めて、ネッシーが見えた見えないと、誰でも話すようなことを言う。<br />まあ、僕はネッシーと聞くと、イッシーのことを思い出すけどね。<br /><br />ネッシーはネスコの恐竜だが、イッシーは鹿児島の池田湖に生存するという恐竜だ。<br />ま、これは僕がまだ結婚していたころ、南九州を回った時にたまたま行ったんだけどね。<br /><br />なぜイッシーを見たことを思い出したか?<br />それは読者の皆さん、僕がこの世界一周旅行に出ることになった原因が、離婚したからなのね。<br /><br />ネッシーを見ようとすると、イッシーを見に行ったときを思い出す。<br />そのころは、まだラブラブの女性と一緒だった。<br /><br />このあと、僕がアジア横断をしたときは、トルコ東部のVAN(ワン)湖のUSO(Unidentified Swimming Object)を、バスの窓から見張っていた。<br />その時は一人ぼっちだったね(涙)。<br /><br />このように、人間の一生はどんどんと孤独になっていくものなんだよ。<br />あっ、また「海外旅行哲学」をしてしまった…。<br /><br />という風に、荒涼としたネス湖の岸辺に立ち、暗い湖面を見つめて、物思いにふけっていると、突然恐ろしい音が響く。<br />その音のするほうを見上げると、なんと翼竜が飛んできた!<br /><br />と思ったのは早とちりで、飛んできたのは、ジェット戦闘機だ。<br />英国空軍(RAF)の戦闘機がネス湖の湖面スレスレに飛んできて、僕の上で急上昇していった。<br /><br />「英国女王からの特別命令で、世界旅行者を歓迎してくれたのんだ…」とわかったので、英語で「サンキュー」とつぶやく。<br /><br />また小さな車に戻り、とことことスコットランドの大地を走っていく。<br />今日は多分、スカイ島というところへ行く予定だが、どうなることか…。<br /><br />【写真】ネス湖のほとりにあるアーカート城<br />【旅行哲学】ネス湖はひっそりと訪問する方が感動的<br />【参考】<br />ネッシーサイト http://www.nessie.co.uk/<br />ネス湖のガイド http://lochnessguide.com/<br />インバネス   http://www.inverness-scotland.com/<br /><br />http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20050810<br />

ネス湖@インバネス/スコットランド/UK

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1987/09 - 1987/09

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みどりのくつした

みどりのくつしたさん

1987年の9月のこと。
一緒にイギリスへ行った若者が、ボーンマスの英語学校(アングロコンチネンタル)へ入学する前に少し時間がある。

また僕も、ロンドンのグリーンパーク前にある有名語学学校「インターナショナルハウス」の「ケンブリッジ英検特級受験コース(CPE)」が始まるのに余裕がある。

どこかへ行って時間潰しをしようと考えるが、二人ともイギリスといえばネッシーしか思いつかない(馬鹿だねっ!)。
すんなりと「ネス湖へネッシー見に行こうぜ!」と考える(単純だねっ!)。

お金にも十分に余裕があった若者とぼくは、ロンドンからスコットランドのインバネスという町へ、一気に夜行寝台列車に乗る。
2人で一つのコンパートメントを借り切ったのだから、多分一等寝台車だったのではないかな。

かなりの料金がしたことを覚えているからね。
朝食も車掌がコンパートメントまで持ってきてくれたよ。

ただ、乗車券は、いろいろ考えて、結構安い往復切符にしたはずだ。
その切符では列車に乗れない日があったからね。

列車から見るスコットランドの風景はとても素晴らしかったが、牧場と羊がたくさんいたことが印象的だった。
そのあとニュージーランドへ行ったときの羊だらけの風景が全く一緒だったので、たしかにニュージーランドはスコットランドなんだと思った。

時期は9月。
観光シーズンが終わったのか、早朝のインバネスの駅はがらんとしていて、誰もいなくて、駅のトイレもまだ開いていなかった。

駅を出て、川を渡ってすすむ。
適当に歩いてB&Bを見つけた。
このB&Bの内装がピンクで、ちょっとオトメチックだった記憶があるよ。

翌日からレンタカーを借りた。
インバネス自体はたいしてみるところがないのだから、とにかくネス湖を見ることにする。

細い道を、よたよたと車は進む。
というのは、この車はマニュアル車で、僕はそれまで教習所以外は全部オートマチック車に乗ってたからね。

またスコットランドの道は狭いうえにくねくねと曲がっているので、追い抜きするのが大変。
僕は後ろから車が来ると、車を路肩に寄せてスピードを落とし、追い抜かせてあげたよ。

さて、インバネスの町を出ると、すぐにネス湖が見える。
この日は、天候も雨模様で、9月だというのに、もう肌寒かった。

ネス湖をじっくりと眺めて、ネッシーを発見すれば一躍有名人だ。
この時はまだコンパクトカメラも持ってたしね。

どこか車を止めるところはないかと車を走らせていたら、お城の廃墟のようなものが現われてきた。
これがいかにもネス湖にふさわしい雰囲気のアーカート城(Urquhart Castle)。
ここで車を降りて、ちょっと休んで、慣れない運転で出た冷や汗を拭く。

城の立つ丘の上からネス湖を眺めて、ネッシーが見えた見えないと、誰でも話すようなことを言う。
まあ、僕はネッシーと聞くと、イッシーのことを思い出すけどね。

ネッシーはネスコの恐竜だが、イッシーは鹿児島の池田湖に生存するという恐竜だ。
ま、これは僕がまだ結婚していたころ、南九州を回った時にたまたま行ったんだけどね。

なぜイッシーを見たことを思い出したか?
それは読者の皆さん、僕がこの世界一周旅行に出ることになった原因が、離婚したからなのね。

ネッシーを見ようとすると、イッシーを見に行ったときを思い出す。
そのころは、まだラブラブの女性と一緒だった。

このあと、僕がアジア横断をしたときは、トルコ東部のVAN(ワン)湖のUSO(Unidentified Swimming Object)を、バスの窓から見張っていた。
その時は一人ぼっちだったね(涙)。

このように、人間の一生はどんどんと孤独になっていくものなんだよ。
あっ、また「海外旅行哲学」をしてしまった…。

という風に、荒涼としたネス湖の岸辺に立ち、暗い湖面を見つめて、物思いにふけっていると、突然恐ろしい音が響く。
その音のするほうを見上げると、なんと翼竜が飛んできた!

と思ったのは早とちりで、飛んできたのは、ジェット戦闘機だ。
英国空軍(RAF)の戦闘機がネス湖の湖面スレスレに飛んできて、僕の上で急上昇していった。

「英国女王からの特別命令で、世界旅行者を歓迎してくれたのんだ…」とわかったので、英語で「サンキュー」とつぶやく。

また小さな車に戻り、とことことスコットランドの大地を走っていく。
今日は多分、スカイ島というところへ行く予定だが、どうなることか…。

【写真】ネス湖のほとりにあるアーカート城
【旅行哲学】ネス湖はひっそりと訪問する方が感動的
【参考】
ネッシーサイト http://www.nessie.co.uk/
ネス湖のガイド http://lochnessguide.com/
インバネス   http://www.inverness-scotland.com/

http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20050810

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