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川端康成の小説『雪国』の冒頭に登場する「国境の長いトンネル」があるのは高崎から新潟へ向かうJR上越線とされている。<br />その「国境」区間は、長大トンネルやループで山を越える日本有数の山岳鉄道。<br />その上越線の、群馬県側最後の2駅「湯檜曽駅」「土合駅」は、トンネルの中にホームがある“モグラ駅”として有名。<br />中でも土合駅は、ホームから駅出口まで400段以上の階段を上らねばならないという、とんでもない駅。<br />しかもトンネル内にあるのは下りホームだけで、上りホームは地上にある、というのも面白い。

上越国境の“モグラ駅”へ

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2008/01/05 - 2008/01/05

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STAMP MANIA

STAMP MANIAさん

川端康成の小説『雪国』の冒頭に登場する「国境の長いトンネル」があるのは高崎から新潟へ向かうJR上越線とされている。
その「国境」区間は、長大トンネルやループで山を越える日本有数の山岳鉄道。
その上越線の、群馬県側最後の2駅「湯檜曽駅」「土合駅」は、トンネルの中にホームがある“モグラ駅”として有名。
中でも土合駅は、ホームから駅出口まで400段以上の階段を上らねばならないという、とんでもない駅。
しかもトンネル内にあるのは下りホームだけで、上りホームは地上にある、というのも面白い。

  • 臨時快速「シーハイル上越」号。<br />大宮発石打行。<br />その名の通り、スキー客をターゲットにした列車。<br /><br />使われる車両は、臨時快速ではすっかりお馴染みになった国鉄色の特急型電車。

    臨時快速「シーハイル上越」号。
    大宮発石打行。
    その名の通り、スキー客をターゲットにした列車。

    使われる車両は、臨時快速ではすっかりお馴染みになった国鉄色の特急型電車。

  • 臨時列車、しかも快速なのにオリジナルヘッドマーク付き。

    臨時列車、しかも快速なのにオリジナルヘッドマーク付き。

  • 車内。<br />この車両はいわゆるグレードアップ車。<br />座席の位置が高くなっている他、前の座席の下に足を伸ばせる構造になっている。<br />「シーハイル上越」では、2〜5号車がグレードアップ車となっていた。

    車内。
    この車両はいわゆるグレードアップ車。
    座席の位置が高くなっている他、前の座席の下に足を伸ばせる構造になっている。
    「シーハイル上越」では、2〜5号車がグレードアップ車となっていた。

  • 「国境の長いトンネル」を抜けた。<br />土樽駅を通過。

    「国境の長いトンネル」を抜けた。
    土樽駅を通過。

  • 越後中里駅。<br />駅の目の前がスキー場。<br />半数以上の乗客がこの駅で下車した。<br /><br />スキー場には廃車になった客車が何両も置かれていたが、何に使われているのだろうか?

    越後中里駅。
    駅の目の前がスキー場。
    半数以上の乗客がこの駅で下車した。

    スキー場には廃車になった客車が何両も置かれていたが、何に使われているのだろうか?

  • 岩原スキー場前駅。<br />「前」と名乗ってはいるが、スキー場とは少々離れている。<br />降車客も多くなかった。<br /><br />ここで下車して上り列車を待つ。

    岩原スキー場前駅。
    「前」と名乗ってはいるが、スキー場とは少々離れている。
    降車客も多くなかった。

    ここで下車して上り列車を待つ。

  • 岩原スキー場前駅のホーム。<br />2面2線の“渋谷駅型配線”。<br />何故か下りホームの方が異様に長い。<br />スキーブームの頃、首都圏から長編成の臨時列車が多数走っていたらしいが、その名残だろうか?

    岩原スキー場前駅のホーム。
    2面2線の“渋谷駅型配線”。
    何故か下りホームの方が異様に長い。
    スキーブームの頃、首都圏から長編成の臨時列車が多数走っていたらしいが、その名残だろうか?

  • 岩原スキー場前駅の駅舎。<br />待合室だけの簡単な物。<br />下りホームには駅舎は無く、写真手前の地下道入口が直接ホームに通じている。

    岩原スキー場前駅の駅舎。
    待合室だけの簡単な物。
    下りホームには駅舎は無く、写真手前の地下道入口が直接ホームに通じている。

  • 水上行上り普通列車がやって来た。<br />この列車で、まずは湯檜曽駅へ。

    水上行上り普通列車がやって来た。
    この列車で、まずは湯檜曽駅へ。

  • 土合〜湯檜曽間のループ線上部から、これから向かう湯檜曽駅を見下ろす。<br />土合駅を出て2つ目のトンネルを抜けると間もなく右手に見えてくる。

    土合〜湯檜曽間のループ線上部から、これから向かう湯檜曽駅を見下ろす。
    土合駅を出て2つ目のトンネルを抜けると間もなく右手に見えてくる。

  • 湯檜曽駅上りホーム。<br />右上に先程下って来たループ線が見える。

    湯檜曽駅上りホーム。
    右上に先程下って来たループ線が見える。

  • 上りホームの水上方先端部からは、新清水トンネルの入口が見える。<br />このトンネルに入ってすぐの所に、下りホームがある。<br />トンネルの外にもホームが設置できそうな気もするが、何故わざわざトンネル内にホームを作ったのだろうか?

    上りホームの水上方先端部からは、新清水トンネルの入口が見える。
    このトンネルに入ってすぐの所に、下りホームがある。
    トンネルの外にもホームが設置できそうな気もするが、何故わざわざトンネル内にホームを作ったのだろうか?

  • 湯檜曽駅の駅舎。<br />かなり立派な建物だが、現在は無人駅。

    湯檜曽駅の駅舎。
    かなり立派な建物だが、現在は無人駅。

  • 駅舎から下りホームへの連絡通路。

    駅舎から下りホームへの連絡通路。

  • ホーム側から見た連絡通路。<br />連絡通路の長さは100m程で、高低差もほとんど無い。

    ホーム側から見た連絡通路。
    連絡通路の長さは100m程で、高低差もほとんど無い。

  • 湯檜曽駅下りホーム。<br />何両分あるのか分からないが、とにかくホームが長い!<br />ホームからはトンネル入口が見える。

    湯檜曽駅下りホーム。
    何両分あるのか分からないが、とにかくホームが長い!
    ホームからはトンネル入口が見える。

  • 「上り方出口まで0.2km 下り方出口まで13.3km」の表示。

    「上り方出口まで0.2km 下り方出口まで13.3km」の表示。

  • 湯檜曽駅下りホーム。<br /><br />トンネルはここから2駅先の土樽駅手前まで途切れなく続く。

    湯檜曽駅下りホーム。

    トンネルはここから2駅先の土樽駅手前まで途切れなく続く。

  • 湯檜曽駅から下り列車に乗って一駅、土合駅に到着。

    湯檜曽駅から下り列車に乗って一駅、土合駅に到着。

  • 土合駅下りホーム。<br />広くて長いホームに、通過線まで設置されている。<br />通過線の方が主本線で、先程乗車した「シーハイル上越」は通過線の方を通過していた。<br /><br />現在は数える程しか列車が来ない閑散線区だが、上越新幹線開業前は、東京と日本海側を結ぶ重要ルートだった。<br />当時はこの通過線も活用されていたのだろう。<br /><br />※追記※<br />現在は退避線が廃止され、旧通過線に面したホームが新設されています。

    土合駅下りホーム。
    広くて長いホームに、通過線まで設置されている。
    通過線の方が主本線で、先程乗車した「シーハイル上越」は通過線の方を通過していた。

    現在は数える程しか列車が来ない閑散線区だが、上越新幹線開業前は、東京と日本海側を結ぶ重要ルートだった。
    当時はこの通過線も活用されていたのだろう。

    ※追記※
    現在は退避線が廃止され、旧通過線に面したホームが新設されています。

  • ホームには待合室とトイレが設置されていた。

    ホームには待合室とトイレが設置されていた。

  • これがホームから駅舎への連絡通路。<br />一応、遥か上の方に出口と思われる明かりが見える。<br />階段の左脇にはエスカレーター設置用と思われるスペースが。

    これがホームから駅舎への連絡通路。
    一応、遥か上の方に出口と思われる明かりが見える。
    階段の左脇にはエスカレーター設置用と思われるスペースが。

  • 階段は462段あるらしい。<br />標高差70.7m!!<br />日本一地上から深い所にあるホーム。

    階段は462段あるらしい。
    標高差70.7m!!
    日本一地上から深い所にあるホーム。

  • やっと終了。

    やっと終了。

  • …と思ったら、まだある。<br />「がんばって下さい」だそうな。

    …と思ったら、まだある。
    「がんばって下さい」だそうな。

  • 本当に終了。

    本当に終了。

  • 改札口。<br />現在は無人化されている。

    改札口。
    現在は無人化されている。

  • 土合駅の駅舎。<br />周囲には何も無い。<br /><br />夏には谷川岳への登山客の利用があるらしいが、この時期はそれも見込めないだろう。<br />乗降客の大半は“モグラ駅”見学者だった。

    土合駅の駅舎。
    周囲には何も無い。

    夏には谷川岳への登山客の利用があるらしいが、この時期はそれも見込めないだろう。
    乗降客の大半は“モグラ駅”見学者だった。

  • 駅前からは、先程登ってきた連絡通路が見える。

    駅前からは、先程登ってきた連絡通路が見える。

  • 土合駅上りホーム。<br />現在は1面1線だが、待避線や通過線等を剥がしたような痕跡がある。<br /><br />何故上下のホームがこんなに離れているかというと、この区間は当初単線だったから。<br />勿論、先に完成したのは現上り線の方。<br />峠越えのセオリー通り、ループやトンネルで出来るだけ高度を稼いでから、長大トンネルで山脈を越える、というルートを取った。<br />その後、複線化工事が始まる頃には、技術の進歩で超長大トンネルの掘削も可能になったため、現下り線はわざわざループでここまで登らず、湯檜曽駅付近からトンネルを掘り始めた。<br />結果、土合駅ではここまでの高低差が出来てしまった、というわけ。

    土合駅上りホーム。
    現在は1面1線だが、待避線や通過線等を剥がしたような痕跡がある。

    何故上下のホームがこんなに離れているかというと、この区間は当初単線だったから。
    勿論、先に完成したのは現上り線の方。
    峠越えのセオリー通り、ループやトンネルで出来るだけ高度を稼いでから、長大トンネルで山脈を越える、というルートを取った。
    その後、複線化工事が始まる頃には、技術の進歩で超長大トンネルの掘削も可能になったため、現下り線はわざわざループでここまで登らず、湯檜曽駅付近からトンネルを掘り始めた。
    結果、土合駅ではここまでの高低差が出来てしまった、というわけ。

  • 上り普通列車がやって来た。

    上り普通列車がやって来た。

  • 水上駅で高崎行普通列車に乗換。<br />すっかり珍しい存在となった、国鉄色の115系。<br />

    水上駅で高崎行普通列車に乗換。
    すっかり珍しい存在となった、国鉄色の115系。

  • 上牧駅。<br /><br />真っ白な山脈が壁のように立ちはだかっている姿がよく見える。

    上牧駅。

    真っ白な山脈が壁のように立ちはだかっている姿がよく見える。

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