正月シチリア紀行（パレルモ編）

2007/12/29 - 2008/01/05

いつも正月は仕事どきで、まず海外になど出たことのないたかばさんとしては、混雑する成田空港を見ながらごくろうさんといっていたものでしたが、今年はかみさんも還暦を迎え、また仕事もなぜかなくて済みそうだったので、海外に出ることに決心しました。前から約束していたタヒチ島が、しかしながら７０万もかかると聞いて驚き、そしてさらに９月には売り切れていたと聞いてまた驚き、結局なぜか彼女が選んだのはシチリアでした。正月にシチリアにいくと何があるんでしょう？

エリア パレルモ(イタリア)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス

既に数え切れないほど訪れたつもりのイタリアも、しかし考えてみればいつも北ばかり、南はナポリに一度きたきり、ましてシチリアといえばマフィアのことしか思い浮かばず来たこともないし、何があるのかさえわからない、まさにミステリアスツアーになりました。そんな中パレルモに深夜ついて翌朝バスに乗ろうとするとすぐそばに山が。

これがペルグリーノ山と聞いて早とちりと知ったかぶりののタカバさんはあすこがかの有名なガッサータの山だと信じ込んで吹聴したが、こんなことには慣れている猜疑心旺盛な我妻は、こんなところで水が取れるのかしらと信じない様子。そのうちに何でも知っている添乗員女史によってそれはトリノの北のアルプス山ろくのサンペルグリーノであると判明し、ここの水ではないことがわかったのでした。たしかにこんな岩山からたくさん水が取れるはずないよね。てっぺんの建物は昔ホテル、今はコングレスホールに使われているという。もしパレルモで国際学会をするとなるとここでするのだろうか？眺めはよいだろうけど、不便そうです。