2007/11 - 2007/11
6位(同エリア11件中)
風神さん
ハジャラは標高2300mの「山頂」状の場所に位置する「守り」の街です。ぐるりを高い石垣で囲まれ、狭い入り口が一箇所だけ、そこへアクセスする狭い道も、高い建物から丸見えです。
そして遠くから仰ぎ見るハジャラの印象は「孤高」です。
その日は空気中の水蒸気が多いらしく、かなりもやっていました。遠景は望遠で狙っても、色彩・輪郭とも不鮮明です。
しかし、ハジャラに入れば建物の間近・真下からの撮影です。
発色・輪郭の鮮明さは特に問題ありませんでした。
建築の背景にある美意識はサナアやシバームとも、さらにスーラとも全く違いますね。
よかったらそれぞれのブログと見比べてみてください。
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サナアからハジャラへ行く途中の景色です。
空気がもやっていて遠景を望遠で撮ると、こんな発色になってしまいます。
中央に見える建築群、日本で言えば山村に相当すると思いますが、建物は大きく立派です。 -
イエメンでは各地で非常に大規模な段々畑を見かけます。山地が多い農業国なので当然ですが、ここの段々畑も大規模です。
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崖に落ち込むぎりぎりのところまで耕作しています。
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こんな景色が延々と続きます。
(この写真少し遊んでいます。走行中の車から撮影する時は通常ブレ防止のため高速シャッターを切るのが有利です。しかしこの写真では露出をマニュアルにして意図的にスローシャッター1/60にして、絞りはF25と絞っています。
その結果近景は完全に流れています。しかしよく見て下さい。元画像だと良くわかるのですが、画面下部の流れている部分は細い線の集まりのようになっています。特に白や黄色の線がシャープに出ています。
これは流れている部分もほぼピントが合っているからです。この写真では流れている部分のピントは作画上重要ではないのですが、しかし疾走中のF1カーや動き回る子どを追い写しで狙うショットでは、画面の流れている部分のピントによって車や子どもの浮き出し方、強調のされ方や、写真全体の雰囲気に差が出てしまう場合があるのです。同じ追い写しであっても撮影対象や作画意図によって、絞りを換えた方が雰囲気がより強調される場合があるのです。) -
カート専門ショッピングモールです。
カートはアカネ科の植物の若葉で、長時間多量に噛み続けるとごく軽い覚醒作用・興奮作用があるようで、広い意味では非常に軽い麻薬と言えるかも知れません。他のアラブ諸国では非合法化している国が多いようです。
どのような成分が中枢神経系に作用するのか、調べても分かりませんでした。 -
石積みの長屋形式です。
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枝付のカートは高級品とか。
朝摘み、午前中販売が原則です。 -
こちらは外で品定めと価格交渉。
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こちらは店の中を覗き込んで交渉。
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店の中はこんな具合です。ビニールの内張りは、隙間風を防ぐだけでなく、大事な商品の乾燥・劣化防止にも役立つのでは。
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遠くに(右奥)ハジャラが見えてきました。
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ハジャラは「山頂」にあります。
左端の集落から、鞍部を通ってハジャラに入ります。
狭い入り口が一箇所あるだけ、守りやすく攻め難い要塞都市そのものです。 -
手前の賑やかな街、マナハからのハジャラです。
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かたまって寄り集まって、いかにも要塞都市。
入り口は左側、右端の建物はほとんどオーバーハングの上で、とても普通には登れません。 -
ハジャラに入る手前の集落です。
外壁の漆喰、ちょっと安直ですね。 -
このタイプの建物、ハジャラでは何棟も見ました。
基礎はほぼ正方形で最上階までそのままの形で立ち上がっている、石積みは精緻でほとんど隙間がなく、基部の外壁は十分加工した石を使い凹凸が少ない(高い窓まで登りにくいから?)、全体にシンプルでその分ていねいな工事をして欠点・手抜きが見られない。
と言ったところでしょうか。
外壁の角、元画像にして見ても完全に一直線になっていて非常にシャープです。
立派です、いい仕事してるねぇ〜!! -
いやぁ〜 わくわくしますね。
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中央黒く見えるスリットがただ一箇所の入り口です。
かすかに白っぽく見えるのが立っている成人男性です。
(nekomaskさんのブログではこのスリットに陽が当たっていて、一見行き止まりに見えること、そして手前の上り階段がかなり急であることがよくわかります。
またochokoさんのブログでは、このスリットの奥を直角に右に折れるとすぐ左側に、今度は低く狭い本当の門が現れることが分かります。)
手前の階段状の道は高い建物から丸見えです。
右端手前の曲線の外壁を持つ建物は、この道を監視・攻撃するのに絶好の位置関係です。
(元画像でどうぞ、やはりインパクトが違います。) -
入り口から建築群の左端までを撮っています。
さらに左は崖です。
この写真も元画像がお勧めです。 -
これも同じタイプの建物です。
基部の窓のない外壁が三階分くらいあって、ほとんどのっぺりです。足はかけられません。 -
同じ建物を少し右によって見ています。
基礎は大体正方形だと思います。 -
すぐ下の集落です。
崖地や狭い平地にへばりつくように建っています。 -
この建物は基部外壁の凹凸が目立ちます。
間も隙間だらけです。
一方で窓まわりを中心に装飾性が目立ちます。
白い窓枠がはまった馬蹄形の窓のところ、赤い塗料が塗られています。これは他にもありました。
ハジャラ以外では気付かなかったのですが、ローカルなものなのでしょうか? -
この写真のほうが良くわかりますね。基部外壁が凸凹、加工が少ない石を多用しています。
外壁が一部下がっていて、基礎も正方形ではありません。 -
土産物屋もあります。
ここは店を構えています。 -
子どもが写っているので拡大しました。
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こんな先が見えない路地がたくさんあります。
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これは露店の土産物屋さん。
狭い路地なので「陳列台」を見ないわけにはいきません。それも作戦のうち?
売り子は小学生くらいの子どもです。
イエメンでは児童労働は首都サナアなどの都市部、地方を含めて非常に一般的です。 -
この建物、完全に化粧っけなしです。つまり漆喰・塗料なし。
でも窓上部のアーチ状の部分と丸窓は楔(くさび)状の石で組上げています。
石のアーチ橋を造るのと基本的には同じ技法です。 -
ヒマワリ窓、または「たいへんよくできました」窓。
画面右端、大きな亀裂が縦に貫いています。
かなり危ないかもしれませんね。 -
これも例のタイプの建物ですが、中層階外壁に赤い塗料でバンドを入れています。
どのような意味があるのでしょうか?
さっきの建物にもありました。
最上階のアーチ状の窓にマフラージ(主として男性が集まってカートと談笑を楽しむための豪華な応接間)とおぼしき装飾=カマリア窓が見えます。 -
最後に入り口右側の曲線の外壁を持つ建物を撮影。
青い空に石の建築が映えます。
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