1990/10/03 - 1990/10/11
115位(同エリア119件中)
yueさん
インドを旅行したときのこと、乗る予定だった飛行機がストで欠航したため、急遽ジョドブール〜デリー間を車で移動することになりました。
距離にすると東京〜神戸くらい?
でも、ハイウェイの存在しないインドでは一日がかりの行程です。
乗った車はインド国産車アンバサダー。形は昔のビートルみたいでなかなかかわいいのに、灼熱の国インドにあってエアコンがついていない!しかもインド人は足が長いらしく後部座席に座っても私達では足がつかない。なかなかハードボイルドな車です。
さて、朝6時にジョドプールを出発。
アジア圏の車の運転の荒さは有名だけど、インドもなかなか素晴らしい運転です。車道は2車線なのに平気で対行車線に乗り出しどんどん追い越しをかけていく。向こうから車がきてもそのままつっぱしっていくのでみているこっちがはらはらするのに、あわやというところですいっと元の車線に戻る技術はお見事としかいいようがありません。
そのうちそんな運転にも慣れてきて少しうとうとしていたとき、突然すごい衝撃で目がさめました。
たたきおこされて状況を把握できない私に友人が説明してくれたところによると、障害物をよけようとしてスリップし、道の真中で360度ターンをしたというのです。友人はかなり肝を冷やしたらしい。対向車がいたら大事故だったかも。
なんで道の真中に障害物なんて・・・と思って改めて道路を観察すると、実にバラエティに富んだ障害物が存在することに気がつきました。
まず車道の両脇には人やら自転車やら馬車やらが思いっきりはみだしてゆうゆうと通行している。さらに石だの岩だのおっこちているときもあるし、もっとすごかったのは一車線塞いで横たわっているらくだの死体。(どけろよ!笑)近隣の農家が道路にわらを敷いていることもあるし(車がふんずけることによってわらがやわらかくなるらしい)牛とか孔雀とかが道路に飛び出してくることもある。そんな障害物の嵐をかいくぐりながら、反対車線にでては追い抜きをかけてゆくんですよ・・・。
この状況を把握しただけでもかなり怖かったのに、追い討ちをかけるように事件はおきました。
一緒に走っていたはずの車がいつのまにかいなくなっていたのです。このツアーはインド人のガイド含め6人しかいなかったので、タクシーを2台チャーターして分乗していました。
ガイドは別の車に乗っていたので、私達は言葉の通じないインド人の運転手と取り残されてしまったのです。向こうの車の運転手が道をまちがえたらしいのでしばらく待ってみたものの、一向に現れる気配はない。
そのうち運転手がなにやらヒンズー語で悪態をついたあと、車を発進してしまいました。
えーいっちゃうの!?もう少し待とうよ!といいたくても言葉が通じないのでどうしようもなく、そのまま車はどんどん走ってしまう・・・
このままヘンなところにつれていかれたらどうしよう!?と友達とパニック寸前だったけど、この運転手さん、無口だが職務にはとても忠実な方でした。寡黙にひたすら車を走らせる姿をみていて、もうこれはおまかせするしかないと腹をくくりました。
しかしその後もトラックの運転手に因縁をふっかけられあやうくケンカになりそうになったり、道をまちがえてUターンしたりとアクシデントは続く続く。
デリー近くで奇跡的に(私はそう感じました)もう一台の車と合流することができ、なんとか目的地についたのは夜の10時過ぎ。
へとへとになってホテルのベッドに倒れこんだ時は、無事にたどりつけてよかったと心から思いました。
悠久のインドなんてとんでもない。インドの道では、人も動物もみんな命がけなのでした。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
- 航空会社
- エアインディア
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
0