2006/08/14 - 2006/08/14
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hirootaniさん
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ノルウェー4日目はベルゲン市内の観光。
ベルゲンは人口約23万人のノルウェー第2の都市。町の歴史は古く、1070年に開かれた。12〜13世紀まではノルウェーの首都でもあった。
14〜15世紀にハンザ同盟に加盟し、その後400年に渡って隆盛を誇った。港の脇のブリッゲンは当時の姿をとどめる資料として世界遺産に登録されている。
今日は、魚市場、ブリッケン地区、ケーブルカーでフロイエン山、ローセンクランツの塔、ホーコン王の館、ベルゲン美術館と一日中歩きまわった。
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朝、疲れからかさすがに早く起きられない。目覚ましは6時半にセットしてあったが、結局起きたのは8時。それから朝食をとり、一旦、坂を上ってヨハネス教会を見た後、ベルゲン市内の観光に。
【ヨハネス教会】 -
まずは、魚市場。新鮮な魚介類があるならば、追加の朝食にしようと思っていた。すぐに食べられそうなのは小海老やサーモンのサンドイッチで、昼にとっておくことにした。
【魚市場】 -
【魚市場】
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次に、目と鼻の先にあるブリッケン地区を散策。ここは港に面して壁のように木造家屋が並ぶ世界遺産。13世紀から16世紀に、ドイツのハンザ商人の家や事務所に使用されていたもの。形は、ベルギーやオランダの三角屋根の家に近い。木造のため、何度も火災に会い、復元・修復されてきた。現在は、土産物屋や洒落たブティック等が入っている。奥行きの深い建物で中は迷路のよう。朝、時間が早いこともあり、人通りの少ないなかで、写真がとれた。逆光なのが残念。
【ブリッゲン】 -
【ブリッゲン】
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【ブリッケン】
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【ブリッケン】
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次に向かったのはフロイエン山。標高320m、ケーブルカーで7分。往復60NK。歩けないことはないが、体力を温存。ベルゲンの町が一望できる。今日の行き先を山上から確認。天候は快晴。昨日がこんな天気だったらと思う。後で気づいたのだが、ベルゲンカードを購入しておけば、165NKで公共交通機関と特定の博物館・施設等が無料になる。このケーブルカーも対象。すでに60NKを使ってしまったので、今さら買うのも悔しい。
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【ノルウェーのマスコット】
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次に向ったのは、ローセンクランツの塔とホーコン王の館。ブリッゲンの歴史とともに作られた石造りの建物。王の館はベルゲンの町を開いたホーコン王により作られ、13世紀には中枢機関として機能。中には大ホールがあり、現在はコンサートにも使われている。隣のローセンクランツの塔は、1560年代にベルゲンの知事によって作られたもの。何度も改修を受け、要塞としても機能。1944年、爆薬を載せたドイツ船がベルゲン港で大爆発をおこし、そのあおりで建物は吹き飛んでしまったが、その後再建された。
【ローセンクランツの塔】 -
【ホーコン王の館】
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【ホーコン王の館】
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ここで、昼となったので、朝目星をつけていいた魚市場で小えびのサンドイッチを食べた。35NK。キオスクで購入した水は20NK。500MLの水が400円近い。当初、1NKを5円だと思っていたが、それで計算して普通の値段。物価は日本の3倍以上。そういえば、昨日食べたバーガーキングのワッパーメニューは79NK。1500円のバーガーセットなど他の国で食べたことがない。ロンドンが世界一物価高と思っていたが、ノルウェーの方がはるかに高い。こちらの人たちはどうやって生活しているのだろうか。給料が日本の3倍とは思えないが・・・。それでいて、生活満足度は北欧が世界一というのは、どこに秘密があるのだろう。
【魚市場】 -
昼食の後は、ベルゲン美術館へ。3つの建物に分かれており、それぞれ展示の種類が異なる。一番見ごたえがあるのは、真中のラムス・メイヤ・コレクション。ムンクの作品が充実。ノルウェーで3つ目の美術館。これでかなりムンクの作品をみることができた。
【ベルゲン美術館】 -
【Munch, Women on the Bridge, 1902】
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【Munch, Summer Night, 1889】
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【Munch, The Death Bed, 1895】
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【Munch, The Three Stages ofWoman】
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【Munch, Melancholy, 1894/95】
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【Munch, Street in Asgardstrand, 1902】
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2時半までにベルゲンの主な見所は見終わってしまった。疲れも溜まってきたので、ひとまず美術館前の公園の芝生で寝転んで一休み。パンをかじりながらのんびりとすごす。これまでの3日間ほとんど人とまともな会話を交わしていない。一人旅とはかなり寂しいものだというのがよくわかってきた。誰でもいいから会話がしたいが、周りにいる日本人はカップルや友達同士で、なかなか勇気がわかない。こういうときは、バックパッカーの宿に泊れば、結構会話がはずむのだろうと思うが、そこまで踏み切れないのが悲しい。
【市立公園】 -
【市立公園の泣き虫小僧】
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1時間程休憩して、再びブリッケン地区に。
【ブリッケン】 -
現存するブリッケン最古の建造物である聖メアリー教会を訪れる。残念ながら中は見られなかった。
【聖メアリー教会】 -
【聖メアリー教会周辺の町並み】
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最後にブリッケン博物館を見て今日の予定は終了。同博物館の入場料は40NKだったが、それほどの価値は認められない。
【ブリッケン博物館】 -
この後、ブリッケンのショップを見て回り、魚市場に戻る。夕食は、屋台のフィッシュ&チップスにつられて入る。メニューを見たら、ミックスフライがあり、13NK。今回の旅行で一番高い夕食となった。いつもは、コンビニでハムやチーズのサンドイッチ等で済ましている。量をみてびっくり。フィッシュ&チップスに加えて、イカフライとエビフライがそのまま追加されていた。周りの人たちは2人以上でつまんでいる。もったいないので、無理やりお腹に入れたが、完食は不可能。味はすこし塩味が利きすぎだが、新鮮なのは間違い。
【ブリッケンのお店のシンボル】 -
ここで、今日の予定を切り上げてホテルに戻る。ホテルでシャワーをあびて、洗濯をすます。なるべく荷物を軽くするために、下着類は日数分持って来ていない。
ここで、仕事をすべくインターネットにつないだが、線が細いのか、結局つながらなかった。あきらめて、この紀行記にとりかかる。
そのまま、今日は早く寝ようと思っていたが、9時ごろにふと外を眺めると真っ赤な夕焼け空が広がっている。午後から天気が崩れていたので、今日の夕景の写真は諦めていたが、逆に天気が悪いほうが夕焼けがきれいなことを忘れていた。全くの不覚。 -
急いで、着替えて、ほぼ全力でブリッケンまで走る。小雨が降りかけている。2年前の腰痛以来まともな運動をしていないので、ちっとも早く走れない。
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600メートルほどを駆け抜け、やっとのことで夕暮れの最後の一瞬に間に合った。折角、朝も昼もここにきて、ロケハンがしてあったのに、ここで最も美しい夕景を見逃していたら、相当悔やむところだった。何とか、ある程度の写真が撮れたと思う。
明日は、7時半のバスで出発するため、少し早めに就寝。
【夕暮れのブリッケン】 -
【ベルゲン港の夕暮れ】
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この旅行記へのコメント (2)
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- デコさん 2007/12/04 19:30:03
- ベルゲンの夕暮れ☆
- hirootaniさん、こんばんは!
この夕暮れに間に合って、ステキな風景がこうして私達も拝見できる・・・
夕暮れ時のなんともいえないよさが伝わってきました。
ありがとうございました♪
- hirootaniさん からの返信 2007/12/05 09:07:52
- RE: ベルゲンの夕暮れ☆
- デコさん
コメントありがとうございました。あの時は雨の降りかける中、本当に真剣に走りました。周りの人はびっくりしていたと思います。
でもその甲斐があったようです。
hirootani
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