2007/11/24 - 2007/11/24
253位(同エリア293件中)
もろずみさん
昨年はほとんど紅葉巡りができませんでした。なので今年は多少気合いが入っています。
ただ、近場では京都のようにどこを歩いても紅葉の名所というわけにはいかないので、点在している名所をこつこつ訪ね歩くことにします。題して「紅葉回廊」。
紅葉と言えばお寺が必須アイテム。公園や庭園だけではひと味足りませんのでお寺が中心。手始めに平林寺から。
金鳳山平林寺は臨済宗妙心寺派別格本山。永和元年(1375年)に岩槻に建立されたが、寛文3年(1663年)に川越藩主・松平信綱の命により現在の野火止に移転。
広大な寺領を持ち、今も境内に残る雑木林が昔の面影を残します。境内林は43万平米という広さで天然記念物に指定されています。
紅葉はまだ始まったばかりですが行けるのは今日しかありません。
というのも平林寺は禅の修行道場であり、12月になると摂心(修行)期間に入るために入山禁止で拝観できなくなるからです。
- 交通手段
- 高速・路線バス
-
アプローチはバス。今日はひばりヶ丘から乗りました。
バスを下りると目の前が平林寺です。
茅葺き屋根の総門から入ります。ここから別世界。 -
参道を真っ直ぐ進めば山門に到達します。
この山門は二層の楼門で、風格もあり誰もが必ず立ち止まってシャッターを切ります。 -
山門は寛文四年(1664年)の建立。
偏額には石川丈山筆で「凌霄閣」(りょうしょうかく)とあります。
「凌雲閣」ではありません。「雲」だと浅草十二階になってしまいます。 -
門の両側には金剛力士像。よって仁王門とも呼びます。
力強い2体の仁王像は迫力があります。 -
山門をくぐって振り返ると紅葉と一緒に撮れます。
少し早いが紅葉もなかなか良い色が出ています。 -
脇から紅葉を主役に撮ってみました。
何となく古都の紅葉の雰囲気が出ましたね。
やはり紅葉はお寺が良いです。 -
山門の右手は広くなっていて数本のモミジがあります。
木によって色づきが異なるので一斉に揃うことはないです。
一昨年終わりかけの頃に来たら全て終わってました。
その時は山門左手の木が良かったですけど。 -
今日一番のモミジはこの木でしょう。
真っ赤ではなく明るいオレンジ色に染まってました。 -
緑からオレンジ、赤へとグラデーション。
トウカエデみたいな色をしていますが立派なモミジです。 -
その隣りは半僧坊感応殿です。
半僧坊とは「半僧坊大権現」のことで、文字通り半僧半俗の姿をした守護神です。
毎年4月17日には「半僧坊大祭」が盛大に行われます。
でも行ったことがありません。 -
その半僧坊感応殿の屋根にかかる紅葉。
これは真っ赤に紅葉しています。 -
半僧坊の裏手が放生池になってます。
この池に紅葉を映しての景色を撮りたかったのですが、まだ早かったかも。
小さな噴水があるので鏡面にはなってません。逆さ紅葉がゆらゆら。 -
林の中に佇む小さなお堂は経堂です。
後ろ姿ですが、本当にひっそりと建っています。 -
仏殿も茅葺き屋根の古いものです。
シンプルで飾り気がなくて良いですね。 -
中にはご本尊の釈迦如来がおわします。
少々暗いですがブームで撮ってみました。 -
仏殿の周りにはモミジが多いです。
こちらは少し色づくのが遅いので12月に入ってからの方が見頃でしょうか。
奥の建物は戴溪堂。中には観音菩薩が安置されています。 -
仏殿の後ろにあるのが中門です。
総門、山門、仏殿と共に茅葺き。こんなお寺はほとんど見かけません。 -
中門をくぐると正面に本堂があります。
禅宗の寺らしく、松だけの季節感を排除した庭になっています。
紅葉がないので人はいません。道場から庫裏に修行僧らしい寺人が通るだけです。 -
空気も時も止まったような雰囲気。
かと思うと天気がよいので濡れ縁に布団が干してあって、妙に生活感があったりして・・・。
それにしても寺の空気というのは良いですね。ここだけが別世界です。 -
再び中門から外に出ます。
庫裏に回り込む道筋はモミジが集中的に植えられて、見頃まであと一息という感じです。 -
近づいてみると境内の凛とした空気も一緒に撮れました。
昔は紅葉は終わって冬の風景になってから摂心期間に入ったはず。
紅葉が年々遅くなって、一番の見頃に入山できないことになってしまいました。地球温暖化も困ったものです。
平林寺の修行の厳しさは全国でも指折り。修行僧たちもカメラを持ち込んだりできないですよね? -
本堂の左奥に禅堂があります。
一般人は立入禁止なので近づくことができません。
この門はその禅堂に通じる門です。 -
続いてあるのは普通より高さのある鐘楼。
寛延3年(1750年)に鋳造された梵鐘が吊げられています。
その梵鐘を隠すような見事な紅葉。 -
鐘楼の奥が庫裏になっています。
こちらも入口までしか近づけません。
ここも枝振りの良いモミジが真っ赤でした。
庫裏の周辺は日溜まりになっているので紅葉が早いようです。 -
塀沿いに歩いてみると見越しのモミジ。
これだけ見ると京都の東山界隈と言っても十分通じますね。 -
綺麗に掃き清められた境内ですが、はらはらと舞い落ちた葉が点々と。
木漏れ日を受けてぼんやりと光っています。
気分は京都に近くなってきましたよ。 -
本堂と庫裏の間に棟続きに建つ書院の屋根です。
どうも、この周囲は一番古都のイメージが強いです。
紅葉もずいぶんと色が出て、出掛けて来て正解でした。 -
伽藍見学はこれくらいにして境内林へと分け入ります。
大河内松平家一族の墓標が並んでいます。まずは松平信綱の墓参。
ここにも紅葉。
松平伊豆守信綱は3代将軍・家光公の小姓から老中まで登りつめた傑物。のちに川越藩主。
とにかく切れ者だったそうで「知恵伊豆」と呼ばれました。 -
そういえば先週は恵林寺で信綱のあとの川越藩主・柳沢吉保の墓を訪ねましたっけ。
川越藩に縁があるのかな?近々に行かなくちゃ。
雑木林の中は遊歩道ができていて、ポツンと塚がありました。
これが野火止塚です。 -
積もるまでは到ってませんが、雑木林は落ち葉が敷きつめられています。
昔は遊歩道も整備されてなかったので林の中でお弁当を食べたりしました。
今は立入禁止にして林を保護しています。
武蔵野を象徴する風景ですね。 -
境内林の中には野火止上水が引き込まれています。
本流の「伊豆殿堀」は平林寺の裏手を流れ、支流の「平林寺堀」が境内に入っています。
ですが水は流れていませんでした。
仕方がないので帰りに外の平林寺堀を撮って来ました。 -
雑木林の中にも紅葉が見られます。
コナラやクヌギといった高木に遮られて、木漏れ日だけを浴びています。
中には燃えるような色に染まったモミジもありました。 -
パッと開けた広場の大きなモミジが見頃になっています。
林の中は気温も上がらずに結構寒かったので、こんな日溜まりが嬉しいです。 -
一回りして山門まで戻るとかなり人が増えてきていました。
天気も良いので午後になるとさらに増えそうです。
堪能したのでそろそろ退散するとしましょう。
ぐるりと回ってみた境内マップです。 -
身体が冷えてしまったので、門前の茶屋「ひるねの森」で早めの昼食。
そのあと、紅葉はまだだろうなと思いつつ「睡足軒の森」にも寄ってみました。
案の定まだまだ。ここには良いモミジがあるのですけど・・・。 -
つくばいにモミジの葉、ではなく寒椿で我慢。
なぜか黄色い菊の花が浮かんでました。 -
「睡足軒」はお茶室です。元は平林寺の一部だったのですが、新座市に寄贈されて改修されたものです。
隣にはギャラリーとして利用されている「紅葉亭」もあります。
お寺とは趣が異なって、しっとりと良い空間を作ってます。 -
睡足軒の森の色づき始めのモミジはこの程度。
月が変わってからが見頃でしょう。
ということで紅葉狩り気分にも浸れたし、平林寺を選んだのは正解。
まだこれから本番ですが、今シーズンの紅葉始めとしてはまずますでした。
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