広州の琶洲塔（１）

2007/09/30 - 2007/09/30

　　　琶洲塔は広州市の琶洲村にある。1597年に着工し，1600年に完成した。
　　　最近では，1844年に広州の豪商が修理を行い，1990年に香港の人が塔の修理を行った。96年に広州市政府が修理を行った。

　　　塔は八角形で，外観は８層だが，内側は17階で，高さは50余メートル。塔の土台は八角形，紅砂岩で築かれ，その１階には双手であるいは片手で塔を支える力士が置かれている。
　　　塔内には仏像が置かれている。

　　　昼食時に塔のある琶洲村（といっても農村ではない。住宅と工場ばかりの町）の食堂で，余りの暑さに耐えかねてアルコールが４度に満たないビールを２本飲んでいたので，飲んでいるから上がるのはイヤだといったら，切符売りのお姉さんたちが３人も現れて，上まで登れば広州中が見えるから上がれと薦めてくれた。
　　　でも，飲んでいるからねと又言ったら，最終手段として広州市の老人値段（65歳以上に適用。正規の料金は10元。外国人には老人料金は適用されない。その上，広州人であってももう暫くはロハにはならない。）にするから上がれと，上に送り込まれてしまった。

　　　確かによく見えた。ここに前になんで来なかったのか分らないくらいに楽しい場所だった。階段を上がって，回廊を一回りし，また上がってと，周辺を見ながらのんびり上がったから，酔いは増すことはなかった。

　　　琶洲は広州の中心部の対岸にあるので，川を地下鉄か車かで越えないとならない。
　　　地下鉄は３号線で琶洲で下車。出口Dを出て左折し，片側４車線の道路に沿って暫く，ホンの数分で塔が見えだす。

　　　更に道路に沿って進み，手押し信号を渡ると直ぐに大きく見える。塔の前を過ぎて進むと琶洲村。村にいかずに左に入ると石段が見え塔のところに出る。入場券の価格は普通の大人なら10元。

　　　対岸の旧市内との路線バスがあるが，直通の路線は少ない。バスストップには閣路線の詳細が全て書かれているので，利用するには便利。ホテルがそのバスの通過地にあればハッピー。２−３人ならタクシーで。
　　　バスはワンマンなので，言葉がわからなければ，乗る時に塔の名を書いてみせれば，降りなさいと教えてくれる。

　　　赤崗塔というのが，もう少し市内から近いところにある。ここは，下記に。
　　　ただし，公開していないので，余りそばまでは行かれない。見るだけのお楽しみだが，こちらもきれいな塔。琶洲塔へのルート上にあるから，お時間があれば，どうぞ。
　　　　　　http://guide.travel.goo.ne.jp/e/goo/traveler/qiandongnan/album/10137351/

エリア 広州(中国)

　　　塔の1階の外側に置かれた仏像。

　　　琶洲塔近影。

　塔を支える。

　　　塔の中に置かれた仏像。各層に仏像が置かれている。上にいくほど塔が狭くなるので，仏像の数が減っていく。

　　　塔からの眺め。

　　　市内遠望。手前が琶洲村。

　　　道路に送電線。広州が大産業都市であり，華南経済の中心である象徴。

　　　また少し上がってまた市内を見る。

　　　仏像。

　　　先に見えるのが広州市を貫く珠江。

　　　右角の草の上に土の見える道が道路から塔への道。
　　　手前の道路の歩道を右にいき，右中央付近の歩道を渡り，出会った道を右へどんどんいくと，地下鉄琶洲駅に。

　　　塔の脇の小祠。

　　　出入り口から塔を見上げる。