2007/09/24 - 2007/09/24
161位(同エリア412件中)
シベックさん
良い天気に恵まれた初秋の日、半田のミツカン酢が開設している博物館「酢の里」に行ってきました。
お酢が日本へ伝わったのは5世紀頃、酒づくりの醸造技術とともに中国から渡ってきたそうです。1804年(文化元年)、ミツカン創業者中野又左衛門は、酒粕(さけがす)を原料にした「粕酢」の醸造に成功し、当時江戸で人気を集めつつあった「にぎり寿司」に相性が良く、この酢は人気となり全国へと広がっていったのだそうです。「酢の里」は「粕酢」誕生の地である半田に開設された、日本唯一のお酢の総合博物館。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- その他
-
黒い建物
工場や倉は半田運河に面して何棟も建ち並んでいます。黒い板張りの造りに昔が偲ばれます。中央の大きな開口が、「酢の里」への玄関です。特別な日を除き、見学は予約制です。 -
こちらも黒
運河沿いを左周りに一回りします。運河の向こうの建物も黒。マークが鮮やか・・。 -
運河本流
こちらも黒い板張りの工場や倉が並びます。 -
対岸も
運河にロゴマークが写りこんで・・黒一色の壁や屋根に白いマークが鮮やかな。 -
運河と黒い建物
施設は黒一色の徹底ぶり。最初は異様な感じでしたが、統一感がありなれてきました。 -
みなも
黒に白いマークが鮮やか。運河に影が映っています。 -
マーク
黒には、どんな色でも似合います。 -
土産物屋さん
平和通りを挟んだ向こうに、黒を基調にしたお店がありました。魚福本店。 -
これも黒
配管や鉄骨、何でも黒です。
徹底的に黒で統一された配色は、
気持ちがいいです。 -
見学者駐車場
徹底された黒い壁。塀はこげ茶色。 -
路地
切り妻屋根の倉が
何棟も鋸の歯のように
ギザギザと連なっています。
奥の通りは、広い平和通り。 -
半田運河
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運河と柳
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ヤナギ
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延々と・・
黒い壁が延々とつづきます。緑が鮮やか。 -
黒い町?
白い看板が目立ちます。
石原裕次郎が、名古屋の町を唄った歌に、「白い町」というのがありました。たしか・・ -
運河にさざ波たって
水面を吹き抜ける風、爽やか。夏も終わりです。源兵衛橋からみたミツカン酢の、倉の街。 -
博物館へ
大きな入口から入って・・ -
本倉入口
-
ウエルカム
階段を上ると・・看板と酢の樽が迎えてくれます。 -
米を蒸す行程
昔は酒粕、今は米が原料だそうです。 -
看板
宮内省御用達の誇らしげな看板が、
掛けてありました。 -
昔の酢つくりゾーン
江戸時代に使われた様々な道具や倉人の制度、江戸前のすしとの関わりなどの展示したエリア。大きな樽のイメージのモニュメントが目に飛び込んできます。 -
道具いろいろ
倉人たちがつくりあげてきた
お酢づくりの精神と技術を感じて・・。
木製の道具が多いですね。 -
変形の桶
昔を偲ばせるたたずまいの中で展示された道具類多数。面白い桶がありました。 -
柄杓など・・
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桶・樽もろもろ
-
長い口のついた樽
撮影に夢中で、
樽の用途見忘れました。
写真はありませんが、
江戸時代のにぎり寿司のレプリカが
展示されていました。
おにぎりほども
ありそうな大きなものでした。 -
仕込み樽
昔の樽です。今は発酵室に並んだ四角い発酵箱で管理され「酢酸発酵」が行われています。お酢の命である「味・きき・香り」はここで決まるそうです。残念ながら、今の発酵室は目では見られますが、撮影禁止。 -
当時の法被(はっぴ)
-
昔の仕込みの様子
看板には、樽のひとり言が・・私は現役を引退した仕込み樽です。この倉でうまれてから長い年月が経ちました。苦楽をを共にしてきた倉の人達も、今はもういません。仕込み作業も、今は四角い孫たちが頑張っています。時代の移り変わりとともに、お酢造りもだいぶん効率化されてきたようです。しかし、人間と自然の対話から、よいお酢が生まれることには変わりはありません。私はこれからもずっとこの倉で、お酢つくりを見守っていきます。 -
お酢のPR
健康的なくらしに役立つ、お酢に関する情報を様々な形で紹介していました。 -
酢のうんちく
-
酢の里
見学を終え、外に出ました。この博物館は、昔ながらの倉をそのまま生かした造りで、展示物とともに懐かしい思いのする温かな空間でした。 -
ミツカン
外にいても、風に乗って
どこからか、
お酢独特のにおいが漂ってきます。
ここが酢の町であることを実感します。
食欲をそそる匂いです。
〜おわり〜
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この旅行記へのコメント (4)
-
- けーしちょーさん 2007/10/17 19:28:26
- かもすぞー!!
- シベックさん。
お気に入りへの登録&承認、ありがとうございました。
きゃあ〜
ワタシが7月の名古屋オフの際に断念した
ミツカン酢見学だぁ〜。
今、私が一番行きたい工場見学場所でもあります。
次点はJバスであります(爆)
ところで。
「もやしもん」という漫画をご存知ですか??
現在フジテレビの深夜でアニメ化されて、オンエア中なのですが
私はこの漫画が大好きなのです♪
いきなりなんだよ、と思われるかもしれませんが
実は「菌類」に着目した画期的なストーリー。
農大の醸造学科が舞台のお話です。
詳しくはこちらを。特に菌名鑑がめちゃくちゃかわいい!!
http://www.kamosuzo.tv/main.html
毎日毎日、あほみたいに「もやしもんガチャガチャ」を回しております。
さぁ。シベックさんもこのノリで
一緒にかもすぜー!!
ミツカン酢工場でかもしたい
けーしちょー拝
- シベックさん からの返信 2007/10/18 01:10:18
- RE: かもすぞー!!
- けーしちょーさん、こんばんは!
こちらこそ登録と承認、ありがとうございました。
ミツカン見ていただき、お心遣いも大変うれしいです。
菌類にご興味が・・ご趣味で。それともお仕事の関係でしょうか?
残念でしたね。半田は名古屋から少し離れていますからね。
今度名古屋方面に来られたら、是非どうぞ!
・・と言いたいところですが、普段は面倒な事前予約が必要なのです。
Jバスとは、最高級のシステムバスルームのこと・・でしょうか?
お奇麗なのに、さらに、まだ磨きをかけるのですか。
しかし楽しみがあっていいですね〜。
>ところで。「もやしもん」という漫画をご存知ですか??
見ていません。はじめて聞きます!オクレていまして・・。
「もやしもん」ご紹介のWebでチラッとみましたが、面白そうですね!
今度時間があったら、番組見てみま〜す。
良い菌には、いくらでも・・かもされたいシベックだすよーっ!!
おっと、言葉が訛ってきた・・。
今日はコメントありがとうございました。
シベック
-
- ツーリスト今中さん 2007/10/16 12:40:47
- お酢!
- いろいろな博物館がありますね。
発酵醸造と言った類の食品は
昔から人間の生活と密接に関係してきていますが
興味深く拝見しました。
今、お酢もいろいろな物が出回っていますが
少しずつ味が分かるようになってきて
拘りを持つようになりました。
一票!
一日遅れですがお誕生日おめでとうございます。
良い一年になりますように。
旅は元気と天気が大切!です。
- シベックさん からの返信 2007/10/17 00:46:06
- RE: お酢!
- ツーリスト今中さん、こんばんは!
酢の博物館みていただき、お心遣いもありがとうございます。
昔は甘酒や味噌・醤油など家庭でも作っていましたから、馴染み深いものでした。
今時分、そんな家は少ないでしょうね。木の仕込み樽が懐かしいです。
酢や酢に関連する商品多くなりましたね!驚きです。
惑わされやすい性格の私は、
一時、鹿児島の黒酢を水で割って飲んでいた時期がありました...(^^ゞ。
>一日遅れですがお誕生日おめでとうございます。
ありがとうございます。
家族からは質素に、ちらし寿司とケーキで祝って貰いました。
これからも、よろしくお願いします。
シベック
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