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良い天気に恵まれた初秋の日、半田のミツカン酢が開設している博物館「酢の里」に行ってきました。<br />お酢が日本へ伝わったのは5世紀頃、酒づくりの醸造技術とともに中国から渡ってきたそうです。1804年(文化元年)、ミツカン創業者中野又左衛門は、酒粕(さけがす)を原料にした「粕酢」の醸造に成功し、当時江戸で人気を集めつつあった「にぎり寿司」に相性が良く、この酢は人気となり全国へと広がっていったのだそうです。「酢の里」は「粕酢」誕生の地である半田に開設された、日本唯一のお酢の総合博物館。

小さな旅●半田・博物館「酢の里」見学記

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2007/09/24 - 2007/09/24

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シベック

シベックさん

良い天気に恵まれた初秋の日、半田のミツカン酢が開設している博物館「酢の里」に行ってきました。
お酢が日本へ伝わったのは5世紀頃、酒づくりの醸造技術とともに中国から渡ってきたそうです。1804年(文化元年)、ミツカン創業者中野又左衛門は、酒粕(さけがす)を原料にした「粕酢」の醸造に成功し、当時江戸で人気を集めつつあった「にぎり寿司」に相性が良く、この酢は人気となり全国へと広がっていったのだそうです。「酢の里」は「粕酢」誕生の地である半田に開設された、日本唯一のお酢の総合博物館。

同行者
一人旅
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
その他
  • 黒い建物 <br /><br />工場や倉は半田運河に面して何棟も建ち並んでいます。黒い板張りの造りに昔が偲ばれます。中央の大きな開口が、「酢の里」への玄関です。特別な日を除き、見学は予約制です。

    黒い建物 

    工場や倉は半田運河に面して何棟も建ち並んでいます。黒い板張りの造りに昔が偲ばれます。中央の大きな開口が、「酢の里」への玄関です。特別な日を除き、見学は予約制です。

  • こちらも黒 <br /><br />運河沿いを左周りに一回りします。運河の向こうの建物も黒。マークが鮮やか・・。

    こちらも黒 

    運河沿いを左周りに一回りします。運河の向こうの建物も黒。マークが鮮やか・・。

  • 運河本流 <br /><br />こちらも黒い板張りの工場や倉が並びます。

    運河本流 

    こちらも黒い板張りの工場や倉が並びます。

  • 対岸も <br /><br />運河にロゴマークが写りこんで・・黒一色の壁や屋根に白いマークが鮮やかな。

    対岸も 

    運河にロゴマークが写りこんで・・黒一色の壁や屋根に白いマークが鮮やかな。

  • 運河と黒い建物 <br /><br />施設は黒一色の徹底ぶり。最初は異様な感じでしたが、統一感がありなれてきました。

    運河と黒い建物 

    施設は黒一色の徹底ぶり。最初は異様な感じでしたが、統一感がありなれてきました。

  • みなも <br /><br />黒に白いマークが鮮やか。運河に影が映っています。

    みなも 

    黒に白いマークが鮮やか。運河に影が映っています。

  • マーク <br /><br />黒には、どんな色でも似合います。

    マーク 

    黒には、どんな色でも似合います。

  • 土産物屋さん <br /><br />平和通りを挟んだ向こうに、黒を基調にしたお店がありました。魚福本店。

    土産物屋さん 

    平和通りを挟んだ向こうに、黒を基調にしたお店がありました。魚福本店。

  • これも黒 <br /><br />配管や鉄骨、何でも黒です。<br /><br />徹底的に黒で統一された配色は、<br />気持ちがいいです。

    これも黒 

    配管や鉄骨、何でも黒です。

    徹底的に黒で統一された配色は、
    気持ちがいいです。

  • 見学者駐車場 <br /><br />徹底された黒い壁。塀はこげ茶色。

    見学者駐車場 

    徹底された黒い壁。塀はこげ茶色。

  • 路地 <br /><br />切り妻屋根の倉が<br />何棟も鋸の歯のように<br /><br />ギザギザと連なっています。<br /><br />奥の通りは、広い平和通り。

    路地 

    切り妻屋根の倉が
    何棟も鋸の歯のように

    ギザギザと連なっています。

    奥の通りは、広い平和通り。

  • 半田運河

    半田運河

  • 運河と柳

    運河と柳

  • ヤナギ

    ヤナギ

  • 延々と・・ <br /><br />黒い壁が延々とつづきます。緑が鮮やか。

    延々と・・ 

    黒い壁が延々とつづきます。緑が鮮やか。

  • 黒い町?<br /><br />白い看板が目立ちます。<br />石原裕次郎が、名古屋の町を唄った歌に、「白い町」というのがありました。たしか・・

    黒い町?

    白い看板が目立ちます。
    石原裕次郎が、名古屋の町を唄った歌に、「白い町」というのがありました。たしか・・

  • 運河にさざ波たって <br /><br />水面を吹き抜ける風、爽やか。夏も終わりです。源兵衛橋からみたミツカン酢の、倉の街。

    運河にさざ波たって 

    水面を吹き抜ける風、爽やか。夏も終わりです。源兵衛橋からみたミツカン酢の、倉の街。

  • 博物館へ <br /><br />大きな入口から入って・・

    博物館へ 

    大きな入口から入って・・

  • 本倉入口

    本倉入口

  • ウエルカム <br /><br />階段を上ると・・看板と酢の樽が迎えてくれます。

    ウエルカム 

    階段を上ると・・看板と酢の樽が迎えてくれます。

  • 米を蒸す行程 <br /><br />昔は酒粕、今は米が原料だそうです。

    米を蒸す行程 

    昔は酒粕、今は米が原料だそうです。

  • 看板<br /><br />宮内省御用達の誇らしげな看板が、<br />掛けてありました。

    看板

    宮内省御用達の誇らしげな看板が、
    掛けてありました。

  • 昔の酢つくりゾーン <br /><br />江戸時代に使われた様々な道具や倉人の制度、江戸前のすしとの関わりなどの展示したエリア。大きな樽のイメージのモニュメントが目に飛び込んできます。<br />

    昔の酢つくりゾーン 

    江戸時代に使われた様々な道具や倉人の制度、江戸前のすしとの関わりなどの展示したエリア。大きな樽のイメージのモニュメントが目に飛び込んできます。

  • 道具いろいろ <br /><br />倉人たちがつくりあげてきた<br />お酢づくりの精神と技術を感じて・・。<br /><br />木製の道具が多いですね。

    道具いろいろ 

    倉人たちがつくりあげてきた
    お酢づくりの精神と技術を感じて・・。

    木製の道具が多いですね。

  • 変形の桶 <br /><br />昔を偲ばせるたたずまいの中で展示された道具類多数。面白い桶がありました。

    変形の桶 

    昔を偲ばせるたたずまいの中で展示された道具類多数。面白い桶がありました。

  • 柄杓など・・

    柄杓など・・

  • 桶・樽もろもろ

    桶・樽もろもろ

  • 長い口のついた樽<br /><br />撮影に夢中で、<br />樽の用途見忘れました。<br /><br />写真はありませんが、<br />江戸時代のにぎり寿司のレプリカが<br />展示されていました。<br /><br />おにぎりほども<br />ありそうな大きなものでした。

    長い口のついた樽

    撮影に夢中で、
    樽の用途見忘れました。

    写真はありませんが、
    江戸時代のにぎり寿司のレプリカが
    展示されていました。

    おにぎりほども
    ありそうな大きなものでした。

  • 仕込み樽 <br /><br />昔の樽です。今は発酵室に並んだ四角い発酵箱で管理され「酢酸発酵」が行われています。お酢の命である「味・きき・香り」はここで決まるそうです。残念ながら、今の発酵室は目では見られますが、撮影禁止。

    仕込み樽 

    昔の樽です。今は発酵室に並んだ四角い発酵箱で管理され「酢酸発酵」が行われています。お酢の命である「味・きき・香り」はここで決まるそうです。残念ながら、今の発酵室は目では見られますが、撮影禁止。

  • 当時の法被(はっぴ)

    当時の法被(はっぴ)

  • 昔の仕込みの様子 <br /><br />看板には、樽のひとり言が・・私は現役を引退した仕込み樽です。この倉でうまれてから長い年月が経ちました。苦楽をを共にしてきた倉の人達も、今はもういません。仕込み作業も、今は四角い孫たちが頑張っています。時代の移り変わりとともに、お酢造りもだいぶん効率化されてきたようです。しかし、人間と自然の対話から、よいお酢が生まれることには変わりはありません。私はこれからもずっとこの倉で、お酢つくりを見守っていきます。

    昔の仕込みの様子 

    看板には、樽のひとり言が・・私は現役を引退した仕込み樽です。この倉でうまれてから長い年月が経ちました。苦楽をを共にしてきた倉の人達も、今はもういません。仕込み作業も、今は四角い孫たちが頑張っています。時代の移り変わりとともに、お酢造りもだいぶん効率化されてきたようです。しかし、人間と自然の対話から、よいお酢が生まれることには変わりはありません。私はこれからもずっとこの倉で、お酢つくりを見守っていきます。

  • お酢のPR <br /><br />健康的なくらしに役立つ、お酢に関する情報を様々な形で紹介していました。

    お酢のPR 

    健康的なくらしに役立つ、お酢に関する情報を様々な形で紹介していました。

  • 酢のうんちく

    酢のうんちく

  • 酢の里<br /><br />見学を終え、外に出ました。この博物館は、昔ながらの倉をそのまま生かした造りで、展示物とともに懐かしい思いのする温かな空間でした。

    酢の里

    見学を終え、外に出ました。この博物館は、昔ながらの倉をそのまま生かした造りで、展示物とともに懐かしい思いのする温かな空間でした。

  • ミツカン<br /><br />外にいても、風に乗って<br />どこからか、<br />お酢独特のにおいが漂ってきます。<br /><br />ここが酢の町であることを実感します。<br /><br />食欲をそそる匂いです。<br /><br /><br />〜おわり〜

    ミツカン

    外にいても、風に乗って
    どこからか、
    お酢独特のにおいが漂ってきます。

    ここが酢の町であることを実感します。

    食欲をそそる匂いです。


    〜おわり〜

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この旅行記へのコメント (4)

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  • けーしちょーさん 2007/10/17 19:28:26
    かもすぞー!!
    シベックさん。

    お気に入りへの登録&承認、ありがとうございました。

    きゃあ〜
    ワタシが7月の名古屋オフの際に断念した
    ミツカン酢見学だぁ〜。
    今、私が一番行きたい工場見学場所でもあります。
    次点はJバスであります(爆)

    ところで。
    「もやしもん」という漫画をご存知ですか??
    現在フジテレビの深夜でアニメ化されて、オンエア中なのですが
    私はこの漫画が大好きなのです♪
    いきなりなんだよ、と思われるかもしれませんが
    実は「菌類」に着目した画期的なストーリー。
    農大の醸造学科が舞台のお話です。
    詳しくはこちらを。特に菌名鑑がめちゃくちゃかわいい!!

    http://www.kamosuzo.tv/main.html

    毎日毎日、あほみたいに「もやしもんガチャガチャ」を回しております。
    さぁ。シベックさんもこのノリで
    一緒にかもすぜー!!

    ミツカン酢工場でかもしたい
    けーしちょー拝

    シベック

    シベックさん からの返信 2007/10/18 01:10:18
    RE: かもすぞー!!
    けーしちょーさん、こんばんは!

    こちらこそ登録と承認、ありがとうございました。
    ミツカン見ていただき、お心遣いも大変うれしいです。

    菌類にご興味が・・ご趣味で。それともお仕事の関係でしょうか?
    残念でしたね。半田は名古屋から少し離れていますからね。
    今度名古屋方面に来られたら、是非どうぞ!
    ・・と言いたいところですが、普段は面倒な事前予約が必要なのです。

    Jバスとは、最高級のシステムバスルームのこと・・でしょうか?
    お奇麗なのに、さらに、まだ磨きをかけるのですか。
    しかし楽しみがあっていいですね〜。

    >ところで。「もやしもん」という漫画をご存知ですか??

    見ていません。はじめて聞きます!オクレていまして・・。
    「もやしもん」ご紹介のWebでチラッとみましたが、面白そうですね!
    今度時間があったら、番組見てみま〜す。
    良い菌には、いくらでも・・かもされたいシベックだすよーっ!!
    おっと、言葉が訛ってきた・・。
    今日はコメントありがとうございました。

       シベック
  • ツーリスト今中さん 2007/10/16 12:40:47
    お酢!
    いろいろな博物館がありますね。

    発酵醸造と言った類の食品は
    昔から人間の生活と密接に関係してきていますが
    興味深く拝見しました。

    今、お酢もいろいろな物が出回っていますが
    少しずつ味が分かるようになってきて
    拘りを持つようになりました。
    一票!

    一日遅れですがお誕生日おめでとうございます。
    良い一年になりますように。

    旅は元気と天気が大切!です。

    シベック

    シベックさん からの返信 2007/10/17 00:46:06
    RE: お酢!
    ツーリスト今中さん、こんばんは!

    酢の博物館みていただき、お心遣いもありがとうございます。
    昔は甘酒や味噌・醤油など家庭でも作っていましたから、馴染み深いものでした。
    今時分、そんな家は少ないでしょうね。木の仕込み樽が懐かしいです。
    酢や酢に関連する商品多くなりましたね!驚きです。
    惑わされやすい性格の私は、
    一時、鹿児島の黒酢を水で割って飲んでいた時期がありました...(^^ゞ。

    >一日遅れですがお誕生日おめでとうございます。

    ありがとうございます。
    家族からは質素に、ちらし寿司とケーキで祝って貰いました。
    これからも、よろしくお願いします。

       シベック

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