2007/09/07 - 2007/09/07
102位(同エリア110件中)
fukiさん
結局、ラサで最後の日となってしまったラサ二日目(なんて特急旅行・・・)。
二つのお寺に行った。デプンとセラ。どちらも路線バスで。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス
-
「300番台のバスで」と前日に会ったチベット人のTさんが教えてくれていたので、ホテルの前の北京東路でそのバスを見つけて乗車。
「デプン〜!△※〜!」と呼び込みをしているミニバスは結構頻繁に走っている。私の乗ったバスには、登校中の子どもや、デプンへ向かうチベット人が乗っていた。 -
片道30分のバス道中。
・・・豚??揺れに合わせてぶらんぶらん。 -
デプン寺の麓で下車。
緩い登りの道を巡礼者の後について行く。 -
ここで外国人はチケットを買う(20元?)。
受付の若いチベット人が人懐っこい表情でかわいかった。 -
入り口のゲートを入ってから、がらりと空気が変わる。低地(と言っても高地)を離れて登っていく。
お年寄りであろうと、チベット人は足が強い。どんどん先に行ってしまう。 -
おぉ!水車で回るマニ車!
-
この新しさ・・・一度破壊されたんだろうか。
-
岩場の間に土で造った小さな家(修行のための独房?)がたくさんある。
有機的な健康さに満ちた、幸せな建物。
この土の感じ、好きだなー。 -
しかししかし、
その場所を流れる清い川にはゴミが詰まり始めてた。
プラスチックバッグだの容器だの・・・。上流を見れば、男の人が“たらい”で洗濯中。ゴシゴシと泡を立てて・・・。
本気で心配した。チベットにも環境教育が必要なんだろう。 -
一方、こんな面白いものも発見。
真ん中にポットを置いておけば、ソーラーでお湯ができる!
この機器の裏には、「中国○○○○○○」とこれを製造した会社か団体の名前があった。 -
道は迷路みたいになってくる。
いくつものお堂を巡る。 -
“PLEASE COME THIS WAY”という矢印に従っていく。
四国遍路の遍路マークを探す感じに近い。「注文の多い料理店」みたいな。次はこれ、その先に何があるかはお楽しみ。 -
ハシゴを上ったり下りたり。
細い道を行ったり来たり。
暗いとこも明るいとこも。 -
たぶん「ジャムヤン・ラカン」というお堂。
柱や天井の木が朽ちかけていて古い。いろんなものが染み込んでいる。 -
このお堂の本尊様。岩から自然に浮き出した文殊菩薩を祀っているのだそうで、迫力がある。
この場所、なんだかピタッと来た。 -
道中は、いろんな人と同行する。歩調が一緒だと何度も顔を合わせるので声をかけあったりするのだ。「次はこっちだよ」などと。
たまたま写真に写ってしまったチベタンの子。
この後しばらく、この子とそのおばあちゃんと同行することになる。 -
・・・この子、本当に可愛い。私がちょっと遅れると「Alo!」と言って手招きしては何かと話しかけてくる。おばあちゃんが一生懸命仏像に手を合わせているのに、跳ね回る犬みたいにお堂を走ったり大声で何か言ったり。「バターをロウソクに入れるのが僕の仕事!」と言わんばかりに、燭台を探してはバターの袋からスプーンでバターを入れるのに夢中になっている。バターは固まっているので、火にくっつけたりしないとなかなか落ちない。うまくできた時「Good job」と撫でてあげるとニコッとする。(多分英語は分からないだろうけど)
-
カメラに興味を持ったので渡したら、バターまみれの手でいろいろ撮っていた。「おばあちゃんを撮る!」というのでまだお堂にいるおばあちゃんを探しに「Mama!」と叫んで走っていったり。
チベット人はこんなに純真に育つのかな。
この旅でのいろんな出会いの中でも、とっておきの体験だった。この写真はお気に入りのツーショット。 -
3時間も寺の中を巡って、帰路に着く。
ラサを見晴らせる丘でマニ車を回している人。 -
こんな道。
-
いかにも誰か偉い僧が篭って修行しました!という感じの岩。
ここでちょっと嫌なことがあった。書くのも苛立たしい。
ショックというか、怒りが湧いてきた。 -
いくつものタルチョがかかる谷。
幽玄な雰囲気。 -
ラサ市街へ戻る。
人力車でセラ寺へ行くバス停まで乗っけてもらう。 -
セラ寺は、僧たちの禅問答が面白いので有名。
広場で200人くらいの僧が壮絶なやり取りを繰り広げている。
「××××!」と片方の僧が問いかけて手をパチーンと鳴らす。するともう片方が「△△△△!」と答える。それにまた質問がされて繰り返される。
じーっと見つめて僧の表情を見る。たくさんの観光客の目を気にしている人もいるし、渋〜い顔をして考える人もいる。アクロバティックに体で入り込んでいる人もいる。「この人は本気でやっているのかどうか」は大体わかる。 -
お腹が痛くなってきたので、セラ寺は禅問答とちょっとお参りをして帰る。
この後バスに乗ったら、二人の僧と一緒になった。僧が隣りの席に座っていた白人のおじさんの腕を指して、「(もじゃもじゃ)」というジェスチャーでその後禿げ上がった頭に「(こっちに毛をやればいいじゃん)」とやっていたのが面白かった。白人のおじさんも僧も私も他の乗客も、声を上げて笑う。 -
にわか雨が上がって、街がキラキラしている。
お土産を買いに街を徘徊。 -
キレーに隣接する奥まったカフェに入ってみた。
あらら、なんやらとってもフレンドリーな空気ができてる。
一人で来ていた白人の男の人が、中国人の店員と昔の中国映画を見ていた。かな〜り面白いらしい。ベ〜リィファニー。呪術やらあり得ない展開やらがツボみたいで、中国人の彼の翻訳を聞きながら大声を出して笑っていた。
私は個人的に一人でうっとりして過ごす。内装や雰囲気が木の洞にいるみたいでとっても気持ちいいんだ。チベットと自然の融合。名前は「逗留」カフェだったかな。 -
それまで抱いていた中国人の印象→
「ガサツ」「すぐ怒る」「金に目がない」
でも、この日にこのカフェで“彼ら”に会ったおかげで、そんな印象は払拭された。夜0時すぎまでいろんなことを話す。
彼らは香港に住んでいて、友人のオーナーが経営するこのカフェの手伝いをしている。それでアクセサリーや珍しいものを買ってはいろんな所で売っている。ラサ、カトマンドゥ、北京、香港・・・。
レイは、とっても細やかな感性の人。丁寧な料理(野菜ヌードル)を作ってくれ、彼のアクセサリーのコレクションを一つ一つ女の人みたいにうっとりしながら話す。彼らの商売は、ほとんど上乗せしない値で売っているようだ。私が金儲けが目的じゃないんだね、と話すと、買う方もハッピー、売る方も喜んでもらえてハッピー、どっちもハッピーがいいでしょ?と言った。びっくりした。そういう答えが聞けて嬉しかった。
もう一人のチチは、鋭いんだけど奥の方は優しさと純粋さでキラキラしているような目を持った人。二人とも映画が好きで、日本の映画・中国の映画についてもワイヤワイヤとたくさん話した(宮崎駿、岩井俊二、黒澤明、ウォン・カーウァイ、ガンダム 笑 は私分かんなかったけど)。特にチチは映画が好きみたいで、そこで覚えたのかとてもきれいな英語を話す。映画のタイトルは両国で違うので、筆談して「これ知ってるー?」「あ知ってるー!」という具合。
二人ともデザイナーのヨウジ・ヤマモトをリスペクトしているようだった。「Design is flat.」と口を揃えて言っていた。ユニバーサルに良いものは良い、という意味に私はとった。
美しい物にまっすぐ対峙している人達。また会えるかわからないけど、キラキラの時間をありがとう。
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