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伊勢神宮から「黄泉の国」へ(1)

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2006/05 - 2006/05

12253位(同エリア12557件中)

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JIC旅行センター

JIC旅行センターさん

 ロシアからの観光客は本当に急増している。東京や箱根、京都など一般的に知られている観光地でロシア語が飛び交う光景が日常的になりつつある。信じられないかもしれないが、東京の浅草では土産物屋のおばちゃんが商品の説明を片言のロシア語でやっている場面にしばしば出くわす。ロシア人観光客が浸透化している何よりの証拠だ。

「一般的な観光ルートは見飽きた」、「日本らしい日本を見たい」、「外国人観光客ではなく、日本人が行くところに行きたい」という要望も確実に増えている。それに答えるべく、弊社の外人旅行部は3年前に新しく「九州プログラム」を開発し、商品化した。

 そしてその反響は非常に良かった。熊本の水前寺公園、阿蘇山、大分の別府温泉、宮崎県の高千穂峡、鹿児島の指宿温泉や武家屋敷(知覧)など、通常のルートからさらに一歩「踏み込んだ」プログラムは大ヒットし、旅行代金がかなり高額になるにも関わらず問い合わせはいまだに絶えない。

 しかし、「もっと、もっと日本らしい日本を」望むお客さんがまだまだ大勢いることが私たちの開発意欲を駆り立てる。そしてついに2006年5月に「新たなルート探しの旅」が始まった。キーワードはズバリ、「自然と神話の世界」。参加者は、日本をこよなく愛し続けるロシアの「バルバルカ・トラベル」のリュドミラ社長、その友人でありスイスで旅行業を営むアンドレイ氏、それに弊社の伏田と外人旅行部のモロゾフ・デニス(私)。四人で連休中の5月5日から、「伊勢・熊野・高野山」を約1週間かけて回った。

  • ■大興奮の伊勢神宮お木曳き祭<br /><br /> 旅のきっかけとなったのは、20年に一度の式年遷宮が行われる伊勢神宮の「お木曳き祭」。本来ならば伊勢神宮のお膝元の各町(氏子)が取り仕切っている祭りだが、住民が徐々に減りつつあるため、外部からも応援を受け入れるようになり、この頃は外国人の参加も認められている。<br /><br /> 今回は小川町のお木曳応援団として、5月6日の外宮へ御用材搬入に参加した。参加者は前日から二見浦・興玉神社で浜参宮の「お清め」儀式を行い、参加者専用の旅館に宿泊、祭り当日は早朝6時から真っ白な法被と鉢巻を身にまとい、熱気に溢れる現場に向かった。数千人で力を合わせ、掛け声を一つにして引っ張る大きな祭り車。太い綱2本を担う列が気合を入れて激しくぶつかり合う風景、木遣音頭の響き、あらゆるところで聞こえる楽しい笑い声。これこそ日本の祭りの本番だ。<br /><br /> 今まで、ただ他所から眺め、カメラに収めることしか出来なかった外国人も、今回はその熱気の真っ只中で日本の祭りの真髄を体験した。まさに最高の体験だ。<br /><br /> 後で調べてみると、お木曳きの行事は来年も予定が組まれており、参加者の募集があるという。「もっと、もっと日本らしき日本」を望むお客さんには願ってもない朗報。お木曳きの後は、伊勢神宮境内の散歩、神楽の見学などもあり、自然に日本の神話の世界が垣間見えてくる。もともと好奇心の強いロシア人観光客は、間違いなく「天照大神」や「くにうみ」、「神武天皇」の話を記憶に留めるだろう。<br /><br />(つづく)

    ■大興奮の伊勢神宮お木曳き祭

     旅のきっかけとなったのは、20年に一度の式年遷宮が行われる伊勢神宮の「お木曳き祭」。本来ならば伊勢神宮のお膝元の各町(氏子)が取り仕切っている祭りだが、住民が徐々に減りつつあるため、外部からも応援を受け入れるようになり、この頃は外国人の参加も認められている。

     今回は小川町のお木曳応援団として、5月6日の外宮へ御用材搬入に参加した。参加者は前日から二見浦・興玉神社で浜参宮の「お清め」儀式を行い、参加者専用の旅館に宿泊、祭り当日は早朝6時から真っ白な法被と鉢巻を身にまとい、熱気に溢れる現場に向かった。数千人で力を合わせ、掛け声を一つにして引っ張る大きな祭り車。太い綱2本を担う列が気合を入れて激しくぶつかり合う風景、木遣音頭の響き、あらゆるところで聞こえる楽しい笑い声。これこそ日本の祭りの本番だ。

     今まで、ただ他所から眺め、カメラに収めることしか出来なかった外国人も、今回はその熱気の真っ只中で日本の祭りの真髄を体験した。まさに最高の体験だ。

     後で調べてみると、お木曳きの行事は来年も予定が組まれており、参加者の募集があるという。「もっと、もっと日本らしき日本」を望むお客さんには願ってもない朗報。お木曳きの後は、伊勢神宮境内の散歩、神楽の見学などもあり、自然に日本の神話の世界が垣間見えてくる。もともと好奇心の強いロシア人観光客は、間違いなく「天照大神」や「くにうみ」、「神武天皇」の話を記憶に留めるだろう。

    (つづく)

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