エボラ　古参カップルにお勧め

2007/08/01 - 2007/08/01

８月初めに訪ねました。城壁に囲まれた小さな由緒ある町です。

リスボンから急行バスで１時間半。１泊だけでしたが，町中が石畳。
退職後夫婦での気まま旅行で奢ってポーサダ・ドス・ロイオスに宿をとりました。
街の何処を何時に歩いても全く安心で，古い町ですから道は複雑に入り組んでいますが城壁内のカワイイところなので迷っているうちに中心広場に戻ってしまいます。
日本人というか東洋系の顔は見かけませんでしたが，ヨーロッパからと思しき年配夫婦の旅行者を多く見かけました。
夕方妻と散歩しているとき，朝散歩しているとき，「この人と一緒に来れてよかったな。ありがとう」と思わず口に出てしまいそうになるそんなところです（言いませんでしたが）。
とつ国からのカップルにとっても同じ思いなのでしょう，実に仲睦まじく手を繋いだり肩を抱きながら散歩しています。
しっとりと微笑ましい光景です。
若いカップルが行っても悪くはありませんが，星霜を共にした夫婦の聖地とも言えそう。
（表紙の写真はエヴォラ大学の紋章，平和な町の大学に相応しい。）
騒がしい子供づれはご遠慮ください。
アレンテージョ地方の中心地でポルトガル料理にもアレンテージョ風と付くものが多い。
ポーサダでの夕食も高名なFialhu での昼食でもアレンテージョ風を堪能しました。
とてもおいしいですが１つ納得。アレンテージョ風とは「田舎風」という意味らしい。
味がシッカリしていること。量がとてつもなく多いこと。（ヨーロッパの都会と比べて一段とすごい）
【注】撮影の紋章そのものは，今のエヴォラ大学に在るものではありません。市内の別所の壁面にあります。現地で探してみてください。

エリア エボラ(ポルトガル)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ

エヴォラは広場も路地もみな石畳

ポーサダの窓からエヴォラの夜明け

エヴォラ大学の２階回廊から中庭を見下ろす

アレンテージョ郷土料理店
山のハモン，鯵の南蛮漬け，コリアンダー風味のスープ，小海老のpanada，鱈のアサド（干鱈を戻してオリーブ油で焼いたものは，なんと厚みが４ｃｍ以上ある鱈。その一切れの豪快なこと。）peixis（パン入りスープ）。もう２重の満腹。それにしても美味かった。
デザートなど食べる余地は残っていない。無念。
日本の南蛮漬けはポルトガル由来ですが，現地のものと殆ど同じでした。

この旅行記へのコメント （3）

• みみ子猫さん 2007/11/28 18:16:30

  こんにちは。

  さざえはりんきでさん
  
  奥様との素敵な旅行記楽しく拝見させていただきました。
  
  結婚まだ5年目のみみ子猫は、"この人と来られて良かった"なんて言葉にたどり着くまでに到底達しておりませんが、なんだかフワフワとその情景に酔いしれてしまいました…。す・て・きっ。
  
  余計なお世話でしょうが、次回は奥様にこのフレーズ絶対言ってあげてください。絶対喜びますよ〜。
  
  ところで、この"アレンテージョ郷土料理店"のおいしそうなメニュー…、
  "山のハモン，鯵の南蛮漬け，コリアンダー風味のスープ，小海老のpanada，鱈のアサド（干鱈を戻してオリーブ油で焼いたものは，なんと厚みが４ｃｍ以上ある鱈。その一切れの豪快なこと。）peixis（パン入りスープ）"
  
  是非お写真アップしてください！見てみた〜い！
  楽しみに待っています。
  
  みみ子猫
  
  
  

  さざえはりんきでさん からの返信 2007/11/29 00:13:35

  RE: こんにちは。

  みみ子猫さま
  　訪問ありがとうございます。外地に行くと家内と手を繋いで歩いたりしますが国内では照れくさくて・・・。
  　さて，今までに旅行するとき，観光は家内まかせ，毎日の食事の計画は私が担当します。いろいろ食べに行きましたが，食い気の方が先立って，いつでも何処でもハッと気が付けばお皿は空っぽ。カメラを思い出すのは後の祭り時。というわけで残念ながら写真がありません。ごめんください。
  　これからフォークとナイフを持って皿を待つのではなくカメラを出して待つように心がけます。請ご期待。
  　ヒラメできたか　蛤まだかいな　箸を持つなよ　カメラはどこか？

  みみ子猫さん からの返信 2007/11/29 05:51:50

  お写真無いですか…。残念です。

  実は私も…、気が付くと食事が終わっていたことは数知れず…。
  それ以前に、忘れずにカメラ持参で旅に出るようになったのは最近です。
  (↑日本人らしからぬ…)
  
  学生時代の美術の先生がこんな事を言っていました。
  "本当に美しいと思うものは写真に残してはいけない。写真に撮ってしまうと真実の半分も画像に残らない。記憶の中で思い返すとその美しさは更に美しく蘇る"
  っだそうです…。
  
  さざえはりんきでさんの食されたメニューを読ませていただくと、本当に心ときめきます。大切なのは想像力なんでしょうね。
  
  どんなに美味しかったお料理も、写真では誤解されがちですから。
  私の場合、写真は戦利品確認のための自己満足です。
  それでもみみ子猫は懲りずに写真を撮りまくります…。
  
  さざえはりんきでさんの次回の旅行記楽しみにしております。
  ではまた。
  みみ子猫