2007/07/04 - 2007/07/08
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pumpkin915さん
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パガン:(第一日)7月4日。東京からは、CI695(台北経由)でバンコクへ入り、TG305にてヤンゴンに向かう。7月4日自宅を5時出発、ヤンゴンに着いたのが19時(現地時間)。乗り継ぎ便がないため、空港前のSeasons of Yangonというホテルに泊まる。徒歩5分の距離内あり、翌朝、早朝のパガン行きAir Mandalay 6T401 (RNG06:30→NYU07:50)に都合が良い。家を出てからやっと14時間後に、土砂降りの雨の中このホテルまでたどり着いた(現地時間17:30分)。この駅前旅館宿到着後、スルーガイドのLinさん(39歳)とパガン旅程の打ち合わせ。夫婦二人で35ドルのスタンダードルーム(朝食付き)で、シャワーを浴び(備品の歯ブラシなしー困った。)、五時間の仮眠を取る。
(第二日)7月5日。5時起床。あわただしい朝食。早朝ではあるが、土砂降りのなか、空港へホテルの無料送迎バスで向かう。Air Mandalay 6T401の年代物のATR 42 turbo-prop aircraft機により予定通り、一時間半の飛行後、ニャウー空港(パガン)に到着。ガイド会社とは、deluxe sedanという約束だったが、10年物のトヨタカムリのタクシーが迎えに来ていてビックリした。明らかに契約違反。幸いパガンは雨が上がっていた。
まず最初に市の屋台マーケットを訪れ、ガイドからサンダルを購入をすすめられる。こればパゴダ寺院はどこも裸足でないと入場できないため、サンダルは必需品なのだ。値交渉は出来る。このマーケットは、未舗装の通路が狭く、排水設備がなく、数百件の一坪ショップが、食料、雑貨、土産品を売っており、その喧騒、臭気、猥雑に圧倒され、すぐに逃げ出したいのだが、これが迷路のようになっており、ガイドなしでは入り口に戻ることは不可能。今日と明日の二泊滞在なのだが、同じものを他の場所でも売っており、ここが安いとはいえないと思う。高い、安い、の目安は、例えば「パガン」という観光案内のムック本をあちこちのパゴダ前で売っているので、比較は簡単。たとえは、同じ本をホテルで買えば$23ドル。パゴダで買えば$12ドル。ただ値交渉は結構難しい。サンダルや名物の漆器も同じことが言える。
マーケット脱出後、ホテル、Thiripyitsaya Sakura Hotelへとりあへず直行しDX River View Twinに荷物を置き、軽装に着替える。可もなく不可もないVilla Styleのホテルだが、川沿いのホテルで日本人の人気があるそうだ。このイラワジー川沿いに建つホテルが多く、このホテルでは二度朝食を取っただけで、昼食、夕食は他のホテル或いは街中のレストランにした。これよりいいホテルを何軒も見た。何故ここが日本人に好まれるのか理由に乏しい。Internetは使用料2ドル/一分当たり、日本人のマネジャーは一度も見ない、日本料理はメニューにない。風呂水は前をゆったり流れるイラワジー側と同色の灰褐色。ただし、ここは歯ブラシがあった。観光に出る。素晴らしいことはどなたもすでにご存知。上座部仏教ですが、砂岩を使ったアンコール遺跡のようなヒンズーの影響の多い城塞都市ではなく、3寸格の薄い日干し煉瓦を積み重ね、樹脂液(膠等)を接着に用い、wedgeをはさみながら、オニオンのように丸くドーム状に仕上げている。無論外装にモルタルを塗布したものもあり、形状は概ね同じだが、よく見るとそれぞれに趣と工夫がなされ、壁に細かい釈迦誕生のレリーフをはめ込んだもの、壁画で飾ったもの、どれを見ても厭きが来ない。玉葱屋根を金箔で張ったものもある。絶えず修復を重ねないとレンガでは耐久制に劣ることは間違いがなく、修復が繰り返される。そのため世界遺産には指定されない。パガン王朝の隆盛と今日もなお深く生き付いている人々の信仰心の厚さのつづいていることが心を揺さぶる。「観る」というより「拝む」というポイントで巡るのが良いのではないか。
難儀なのは、スニーカーとソックスを脱ぎサンダルに変え、裸足で寺院に拝殿することだ。寺院内部の回廊が良く清掃されてないため、ゴミや小石や鳥の糞、ジュースの飛び散って濡れた通路は不快で、足裏が悲鳴を上げる。車に戻ってから、妻の差し出すWet Tissueでまず足裏を拭く。さらにもう一枚のWet Tissueで顔や首筋の汗をぬぐう。10軒も寺や僧院を周れば、使用済みのWet Tissueで小さなビニール袋が一杯になる。当たり前だ。土地の人たちは全部サンダルに、ロンジー(腰布)という服装だ。ここには3000とも4000とも言われるパゴダがランダムに散在している。いまもなお、建築中のパゴダもたくさんある。富があれば、パゴダを建て、死後、ニルバーナに往ける。私たち夫婦でも、役所に申請すれば決められた土地とデザインのなかから選んで、新築できるそうだが、先立つものがない。お線香だけはあげよう。昼食は「Sunset Garden」レストランで摂った。ミヤンマーのウイスキーとJonnie Walkerとを飲み比べるが、土地のウイスキーも美味しい。イラワジー河の崖っぷちにたつこのレストラン、満々たる流れと屏立する山の稜線は、炭焼きのチキンの味を一段と美味にする。すでに雨季に入っているが、このパガンに本格的雨季がおとずれるのは8月だという。それにしても空気が湿って重く、寺院の回廊を吹きぬける風が心地よい。暑さから逃れるため、いったんホテルへ引き上げ、シャワーを浴びることにした。
午後4時から、城壁の近くのウエイダカ僧院を訪れ、持参した般若心経の写経を奉納する。本殿仏像の光背に七色の豆電球がピカピカ光るのに驚いた。色電飾はその後訪れる寺院でも見かけたからこれが一般的なのだろう。再び寺院周りをし、ニャンウーの街中の漆器店を訪れる。竹や馬の尻毛を利用し椀状に仕上げたものに漆を塗る工程、漆面に細密画を施す工程、金箔を貼る工程を見学させながら、仕上がった製品を売っている。家内は市中の値段と比較しあまり安くないといっていた。夕日を見ながら、ビールをいっぱいということで、Bagan Thande HotelのRiver View Gardenで休憩することとなった。バニヤンやジャカランダの大木があり、プルメリアの白、ピンクの咲く、芝生もよく手入れされた美しい庭園だ。足下を赤褐色のイラワジーの大河が流れる。炎をあげるような赤い太陽が、河面に火柱を映しながら、山の彼方に沈むさまは人知の及ばざる大自然の力を天地に伝え、このパガンを上座部仏教の聖地としている。その後に来る闇に包まれ、観る人それぞれに重い意味を与えている。デュセルドルフからのドイツ観光客2組と行きかう。
ガイドとともに、市内のレストラン「Eden BBB」にて夜食をとる。ヤンゴンにもある有名店だそうだが、高い天井と太いチーク材の梁や柱、床の室内装飾はすばらしい。たぶん一流店なのだろう。だが料理は私ども夫婦の口にはあわなかった。この近辺にはたくさんのレストランがある。
(第3日)7月6日。家内がエアコンのため体調を崩したようだ。空調の冷風が一晩中ストレートに当たり、下痢を伴う風邪にかかってしまった。そのためかホテルでの朝食も控えめだった。9時より観光を始める。アーナンダ寺院を最初に訪れる。この寺院は玉葱屋根ではなく中央の金色のピナクルを中心とし、五層の寺院で、外形は砂岩で作られ、各層に小塔をたて、外壁にレリーフを施し、荘厳な雰囲気がある。スラマニ寺院も様式が同じだが、こちらは、日干し煉瓦だ。内部に、東西南北一体づつ巨大な仏像が祭られている。Thatbinnyu寺院は、アーナンダを一回り小さくした感じだ。モン族の王子が立てたお化け寺(通称)というのも観たが、階段が急なため本堂まで登るのを諦めた。王子が拭いた父王と兄王子を弔うため立てたという話だ。昼食はガイドブック(Lonely Planet)にある「Green Elephant」で摂る。北京ダックを注文するも、頭で描いていたものとまったく異なりがっかりする。
ポッパ山へ登り、夕日を観賞するかとガイドに誘われたが、断った。変わりに、夕刻、二年ほど前に立ったという11階建ての円筒形のBagan Viewing Towerの9階展望レストランへ行くことにした。パガン遺跡群からは少し外れているが、ゴージャスな雰囲気の中360度のバガン、イラワジー河、ニャンウ市外が一望できる。広い店内には我々以外客はいなかった。東京タワーに昇ったようなものだ。山野に満る野の香りはないが、エレベーターで上がれるのは我々老夫婦にとってはありがたい。眼下にはAuream Palace BaganのVillageが点在している。ゴルフ場も隣接している。Towerもホテルもパガン航空の系列会社が運営しているそうだ。施設の内部を案内してもらったが、設備は超近代的で、池があり、小川が流れる造園も見事。このホテルがガイドブックにないのが不思議である。ハワイ島のマウナケアホテルを想像してください。ハネムーナーには最適。値段もリーズナブルで絶対お勧め。泊まっているホテルへ帰るのが嫌になった。残念。現軍事政権の後押しでASEAN会議のために建てたのだろうか。
夜食は、昨日昼に行った「Sunset」で再度摂ることになった。食事を期待するというより、イラワジー河を味わうため。
(第四日)7月7日。早朝6時にホテルを出、空港に向かう。途中、托鉢僧の列と行き交う。Air Baganにて、マンダレー、へーホー経由でヤンゴンに向かう。昨日まで、大雨が続いたそうだが、ヤンゴン到着時は雨はやんでいたが、市内いたるところ道路に雨があふれている。ホテルへ行く途中、Chauck Htat Gyee Pagotaによる。巨大なSleeping Buddha(H21mxL65m)を見学する。これは涅槃像ではない。色白で紅を刷いたような唇の釈迦が肩肘付いて横たわり、目を開けており、瞑想にふけっている様子ではない。今にも語り掛けそうな「なまなましい」像に面食らう。昼食は、la opera ristaranteへゆく予定だったが、道路が水没したため断念、Sedna Hotelの地階Orzoでとる。味はまあまあというところ。
午後3時過ぎよりすさまじい雨が降り出した。観光を諦め、4時にはホテルNikko Royal Lakeへかえる。館内は開催している宝飾展への旅行団体客(主として、タイ、シンガポール、中国)でごった返している。私も家内の体調が良くない。夜はルームサービスのサンドイッチで済ます。
(第五日)7月8日。昨夜来の雨上がる。Shewedagon Pagodaへ出かける。小高い丘にあり、バガンの疲れがたまり、躊躇したが、車椅子を用意してもらい一巡することにした。日曜日とあって、境内は人でいっぱいだ。バガンの寺院とは趣が違い、バンコクのワットプラケオーに似ている。何処もかしこも金キラ金。仏像の光背も派手な電飾が点滅している。違和感を押さえ込む必要がある。一巡するのに一時間はかかる。家内がロンジーがほしいというのでアウンサンマーケットに行く。母への土産にSanderwoodの木彫りの仏像を買う。アウンサン公園内の中華料理店で飲茶を食べた。ここはお勧め。安くてうまい。品数も豊富。重ねて言う。今回の旅行では一番満足した。
市内を観光。当初泊まる予定であった格調のあるStrand Hotelにも立ち寄る。このホテルは戦時下日本陸軍の司令部として使用されたことがあるとも聞いた。やはりこのホテルにすべきだったと夫婦で後悔しきり。駅周辺部はイギリス統治時代のコロニアルの趣が残り、ノスタルジアを感じさせる。今回の旅ではパガンでもヤンゴンでもホテルの選択にだいぶ間違いがあったようだ。
ヤンゴン国際空港は新しくて綺麗だ。函館空港くらいの大きさだろうか。悪評のマンダレー航空は、やはり出発時間(午後5時)を大幅に遅れ午後6時40分に、チェンマイに向け飛んでくれた。ターボジェット双発だった。遅れることについての説明は一切ない。やれやれ一安心。
バガンはアンコールワットのような巨大建造物はないし、王朝の変遷によるヒンズーから仏教へ、或いは仏教とヒンズーの混合や、堀をめぐらした城塞都市ではない。美的鑑賞に耐えうるレリーフも少ない。パゴダやスツーバ、僧院が森や林や田園の中に点在している。塀立する山々の下を巨大なイラワジ河が流れる盆地全体が仏教の聖地であり、王の建立したものもあれば、名もなきひとのパゴダもたくさんある。町を一歩出れば行き交う人も、観光客も少なく、トクトクやバイクの騒音に悩ませられることもない。静かな憩いと祈りと瞑想のときが敬虔な仏に対する信仰の雰囲気の中に流れている。
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ニャンウー朝市の風景
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Shwezegon Pagoda
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Shwezegon Pagoda
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Shwezegon Pagodaの内部
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回廊のレリーフ
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パゴダはこんな風に点在している
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破壊され、残った王宮の要り口
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仏像が大きすぎてカメラに収まらない。Lawkanada Temple
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イラワジー河に陽が落ちる
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Ananda Templeの外観
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Ananda寺院。仏像
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Sulamani寺院への参道であった少女。顔にtanakaという木の顔料を塗っている。ミヤンマー風エステ。
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Sulamani寺院、仏像
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Sulamani寺院、仏像
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Ananda寺院の遠景
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モン族王様の仏塔。通称お化け寺。
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巨大な涅槃像。モン族寺の前。
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レストラン「Sunset Garden」よりBupya Pagodaを望む。
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Thatbinnyu Temple遠景
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バガン托鉢僧。朝6時頃
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ヤンゴンーChauck Htat Gyee Pagoda
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ヤンゴンーShwedagon Pagoda
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ヤンゴンーShwedagon Pagoda
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ヤンゴンーShwedagon Pagodaの入り口
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コロニアル風のヤンゴン駅
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