2007/07/16 - 2007/07/17
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フーテンの若さんさん
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エジプトきっての観光地ルクソールの遺跡群は確かに見事だった。しかし、それに反比例して、ここには悪質なエジプト人たちが目立って多かった。
悪質なエジプト人とは、観光客からボルことだけを考えている人間で、その為には手段を選ばない詐欺野郎のことだ。カイロではそういった人たちは、遺跡の周りや土産物屋でしか見かけなかったのだが、ルクソールではこの街全体に蔓延っている印象を受けた。
ルクソール駅を出て、予め決めておいた宿に向かって歩いていると、客引きが勝手に着いてきた。僕らはホテルを決めているから必要ないと言っても、強引に部屋まで着いてくる。怪しいなと思いながらも、値段を確認すると知っている2倍の価格で吹っかけてきた。通常の宿代に自分のマージンを乗っけているに違いない。そう思って彼と交渉するが、何を聞いてもウソばかり吐く。彼との交渉を諦め、オーナーに自分たちの足で探して来たと直談判すると、オーナーは僕らを信じて納得してくれた。ところが、今度はオーナーに対してその客引きがゴネだし、喚き散らし、揉めに揉めたのだった。
街のレストランでは、メニューにある安いものは急に無くなったと言われたり、食事を待っている間に強引なツアーの勧誘に遭ったり、お釣りを誤魔化されそうになったりしたことがあった。2時間前に確認したビールの値段が突然上がったり、信じていたホテルのオーナーですら清算のとき急に値上げしたりと、見え透いた嘘を平気で吐かれたりもした。極めつけは、ボラないという良心的な噂のお店で購入したミネラルウォーターの中身はなんと生水を入れ替えただけのものであった!まったくこの街では、一体誰を信用していいのやら?
そんなこんなでイライラしながら、宿に戻る帰り道、お母さんと歩いている小さな男の子二人が僕に声を掛けてきた。子供の前でプンプンしてはいかんと思い、優しく「なんだい?」と問いかけると、「バクシーシを恵んでくれ」という。
貧乏人に言われるならまだ理解できる。ところが、男の子二人とも身なりのいい格好をしていたので、かなり金持ちの部類だと思う。隣にいたお母さんが注意するかと思いきや、「ワタシにもマネーくれ」と要求してくる始末。
あちゃ〜ダメダ、この街は。過去の素晴らしい遺産が、ここに住む現代人にとっては全て悪い方向へいっちゃっている感がする。古代エジプト人たちは、こんなにセコクなかったはず。あなたたちは、あの偉大な文明と遺跡を造り上げた人たちの末裔でしょ!もっと尊大に、誠実に、マトモに生きましょうよ〜。
※もちろんこの街にも、親切で優しいエジプト人たちはたくさんいると思う。しかし、あまりに悪い奴が多かったので、その記憶を僕はほとんど持っていない。これからは悪質エジプト人が改心して、いい街になることを望むばかり(って、なかなか在り得ないナイ話だろなー)。
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