2007/04/22 - 2007/04/22
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tamakazuさん
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トラム(路面電車)をこよなく愛すオッサンの「中欧3都市トラムの旅」。2泊3日を満喫したグラーツからいよいよ国境を越えてザグレブへ。
この旅のメインイベントはトラム三昧。しかしもう一つの目的があった。オッサンの遠い憧れ・・・もう歴史のかけらになってしまった旧「ユーゴスラビア」。
オッサン、学生時代、「協同組合主義」を専攻していた時期あり。今でも「尊敬するヒトは?」と尋ねられれば「チトー」と応えるはみだしもの(アジェンデ、マンデラ、ホーおじさん、カストロも!)。
ナチスから独力での国土解放を指導し、社会主義を国是としながらも旧ソ連圏から距離を置き、自主管理、非同盟中立をリードしたチトー。オッサンの中で憧れだった国は、チトー死後内戦を経てそれぞれ独立へ。そしてザグレブへ陸を伝って向うには、その一国スロベニアを通ることに。
初ユーゴ。社会主義と民族共存、そして労働者自主管理主義・・・傷付き挫折した実験国家の遥かな夢のかけらに触れたい。トラムに乗るだけじゃない、そんなセンチメンタルな思いもこの旅の目的だったのだ。
表紙の写真は、グラーツから乗車した「EC101 JOZE PLECNIK」の車窓から見たスロベニア、マリボル近郊の風景。初の旧ユーゴは、咲き誇る菜の花が迎えてくれた。
実際に乗車した経路はこちら:全て鉄道
・Graz Hbf/14:02→EC101→(Zidani Maost)→17:32/Ljubljana/17:45→(Zidani Maost)→EC213→20:03 Zagreb
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- 鉄道
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-
出発の日曜日 Graz Haupt Bahnhof
まずこのまじめなお顔をご覧あれ。
オーストリー人は、駅を民族高揚のシンボルにする意図はきっとないのだろう。例えばローマやミラノの中央駅、あれはまさにイタリア民族主義を鼓舞するようなローマ帝国復古調。パリやロンドンの豪奢な駅などは鉄道がその国の繁栄と共にあったことを象徴しているかのよう。またアムステルダムやウラジオストク、プダペストの駅舎たちにもその国の自負や歴史を背負っているように感じる。
ではオッサン、Graz Hbfをどう思うのか?うん、このバカ正直顔が大好きであります。 -
コインロッカーキー
ホテルをチェックアウトして、目的の列車が来るまで駅で荷物を預けて少し観光。ほんとは有人の預かり所の方が好き。それはロッカーが壊れていることが多いみたいだし、人間の方が有り難味があるような気がする。
Graz Hbfのロッカーは、ホームに向う地下通路の手前にある。恐る恐るのロッカー初体験。ドキドキドキドキ。開けられないとZagrebに行けないぞー。 -
Graz駅の無料トイレ
なんだここは?とお思いの方は、この旅行記ビギナー。オッサンはトイレに興味津々なのです。
ここはGraz Hbfの駅トイレ。1Fのマクドナルドとカフェの間を進んだ先を地下へ。さすがにここは無料で普通にキレイで良かった。
オッサン、昔ローマ・テルミニ駅の有料トイレに座ろうとして座面がないことに気付かず・・・金返せっ!とトイレ婆に日本語で叫んだ経験アリ。トイレはキレイでタダ。これがいいよね。 -
行先表示 Garz Hbf 3bホーム
コインロッカーから無事荷物を取り出して、いよいよ旧ユーゴに行くんだと高揚感一入。EC101 の行き先はスロベニアの首都Ljubljana。ふと日本語的難読都市としては、チャドの首都N'Djamenaと双璧ではないかと思ったり。
ところで列車名のJoze Plecnikって誰?(zとcの上に小さなお髭あり) -
EC101 編成表
まぁ、こういう表を面白く見るかどうかで、鉄道への関心の深度がわかるってオッサンは思っちょります。
これはGraz Hbfのホームにあった列車編成表。EC101は、Grazから1等車1両と2等車3両、それをはさんで食堂車が入るってことが、精密な絵で描かれています。かわいいですよね。
しかししかし、この次に国境を越えるEC155は、なんと客車が2両のみ。オーストリーとスロベニアの旅客流動が少ないのがわかりますなぁ。 -
EC101 入線
Graz HbfにEC101が入線して来た。OBBオーストリー国鉄の赤い機関車くん、なんだかカッチョいいねぇ。
EC101はなんと朝06:07にPraha Hlnを出発、チェコを南下。オーストリーのリンツを経由してGrazまでやってきた。そしてここからスロベニアへ。なんだか旧帝国領土を縦断するスゴイルートでありますな。
Grazで8輌のうち半分の客車を切り離し身軽に。停車時間も長め。さぁ、オッサンを旧ユーゴに連れてって。 -
EC101 1等車 車内
よーし、オーストリー・スロベニア・クロアチアパス持ってるし、1等車乗っちゃうぞー、と乗り込んでみたらなんと、オッサン貸切!
横に2×1の座席がずらり。清潔感あるじゃないですかって感じで嬉し恥ずかししてたら、車掌さんが来てパス見て、はいOK。パス、なかなかいいぞ。 -
EC101 Jozse Plecnik パンフ
独り占めした1等席の上にさらりと置いてある列車のパンフレット。何時何分にどの駅に停まり、乗り換え案内も詳しい奴。こういうの記念になります(ニコ)。
欧州で優等列車に乗るとほぼ必ずパンフがある。これはプラハ発の列車でたぶん管轄もチェコなのでしょう、たぶん表紙の文字はチェコ語です(中身は独語もあり)。右上のCDとあるのはチェコ国鉄。OBBはオーストリー国鉄。三つ目はスロベニア?ECの横にあるEXと言うのはたぶんチェコ国内のカテゴリーでしょうか?
(コトバがわからないのでとても「たぶん」が多くなり、先入観で語ります。ご了承のほど・・・)
一番下の席上のRは「予約できます」、フォークとナイフは「食堂車付き」。ピクトグラムは外国語できないオッサンにも優しいね。 -
国境駅 Spielfeld-Straβ
ここはオーストーリー側の国境駅Spielfeld-Straβ。
鄙びたいい感じの田舎駅です。
快晴の日曜日の昼下がり。列車はここでしばらく停まり、たぶん機関車の交換。その間に旅券審査。
オーストリーとスロベニアの係官が漫才師のようにニコニコ一緒にやってきてパスポートチェック。ぜんぜん緊張感なし。冷戦中は違ってたんだろうなぁ。 -
去ってゆく出入国管理官
「おぉ、ヤーパンだ、ヤーパンだ。トヨータ、ホンダー、ニサン、マ〜ツダ、ミツービシ〜」たぶんスロベニアの係官だと思うが、やたら陽気で自動車メーカーに詳しい。乗客も少ないからのん気なのか?
「おぉ、ボクの生まれ故郷はトヨタシティだ」と英語で言ったつもり。陽気な係官は「トヨタシティ?おぉ、オレはランドクルーザーに乗ってるぞ」でした(たぶん)。伝わったのか?
自動車産業話で国際交流。う〜ん、日本の車屋さん、エライ! -
車窓風景 Spielfeld→Maribor
ようやくスロベニア入国!
途中線路沿いには高速道路が並走、国境付近にたくさんのトラックがたぶん税関チェックを受けていた。スロベニアはEUに入ってるけど、そういうチェックはちゃんとしてるんだね。
スロベニアのオーストリー国境付近は、丘陵地が点在するのどかな風景が連続。列車も快調に進んで、天気も良くて眠くなってきた。 -
EC101 車内トイレ便器
と言いながら「Joze Plecnik」号のトイレはどうかな?って気になるオッサンはトイレ探検へ。
とってもシンプル&清潔。
きれいに使う文明人とキレイに管理する鉄道マンがいて、快適な列車の清潔なトイレが維持される、ということで◎。 -
EC101 食堂車席
そういえば食堂車もちゃんと連結してましたねと言うことでご訪問。写真のこの席は、車輌隅に置かれたかわいい席。
今回の旅では、なぜか食堂車で食事をせず、帰国してから後悔することしきり。何か食べればよかったなぁ。 -
EC101 食堂車ポスター
じゃーん、どうすか、このポスターは!
チェコが誇るビールブランド、本家「Budweiser」であります。もちろんUSのブッシュ社と比べようもない美味もの。
このポスターは食堂車の壁にさりげなく主張しておりました。さすがチェコの車輌どすなぁ。 -
車窓風景 Zidani Maost付近
スロベニア入国後しばらくのどかな農村風景が続き、いわゆるこれがヨーロッパ的のどか?なんて思っていたら、さすがにスロベニアは、ディナルアルプスの国。列車が南下するに連れて山が迫り、LjubljanaとZagreb両方面の分岐駅Zidani Maost付近は、写真のような渓谷沿いを走ることに。なんだか日本の中央西線の木曽福島辺りを走っているような妙な親近感を感じつつ、EC101 Jozse Plecnik 号は快調に走るのであります。 -
Ljubljana駅 到着!
GrazからZagrebに向う沿線にLjubljanaはない。
でも、平日なら走っているZidani mostで乗り換えてZagrebまで行くちょうどいい列車が、今日は日曜日で運休。じゃぁ、EC101に乗って終点Ljubljanaまで行っちゃうか!ということに。
ほんの10数分、しかも駅だけだけど、未知の国スロベニアの首都にオッサンは降り立ったのでありました。
ちょっとカンゲキ。オッサン、初めて旧ユーゴに足跡を残すでありました。 -
EC101牽引機関車くん
オッサンをLjubljana駅 まで乗せて来たEC101 Jozse Plecnik号を牽引してくれた機関車くんのお姿。
お鼻の[SZ]はスロベニア国鉄のマークかな?
ちょっと汚れてるところが、なんだかたくましき鉱山労働者のようで、“よっ働き者”って声かけちゃいました。 -
EC101乗務車掌さん
EC101 Jozse Plecnik号担当の車掌さん、写真を撮らせてって動作でお願いしたらかなり困ってた。Ljubljana駅ホームでのショット。
復路も含めて合計5回スロベニアの列車に乗ったけど、そのうち4回が女性車掌さんだった。また駅職員も女性多し。旧社会主義国は女性の運輸関係での就業は当たり前ですな。働く女性は美しい! -
Zagreb行きEC213列車表示
いよいよZagreb行きが来る気配。
始発じゃないみたいなので座れるかな?全車両2等車だから込んでるかもって、オッサンちと心配。
Ljubljana駅ホームは広々してて結構清潔。
Macの広告?なんかあるし、列車待ちの乗客も皆さん、なんだか洗練されてるぞ〜 -
Ljubljana駅で購入した飲料
少し暑くなってきたなぁ、冷たいものが呑みたいなぁ、と駅の地下道の自販機で購入した飲料。
たしか右が0.5€、左が0.45€。そう、スロベニアは今年からユーロ導入。だから両替しなくても購入できた。貨統合ってやっぱりメリットあるねぇ。でも旧貨幣のトラル=Tolars(SIT)も見たかったなぁ(コインマニア?)。
あ、そうそう、Ljubljana来たらこの自販機試してみて。買ったボトルが真っ逆さまに落ちるのが見れます(唖然)。 -
Ljubljana郊外の車窓風景
ほぼ満員の乗客を乗せて、EC213は静かにLjubljana郊外を走ってます。
乗客はほぼ100%スロベニアとクロアチアの方々と思われ、全身東洋人のオッサンを乗客の皆さん、大注目!
皆さん、何もおっしゃいませんが、しっかり目をまん丸にして「何人だぁ?こいつ!」って感じ。これほどまでにマジマジ見つめられるのも初体験。トイレに行きがてらの子供なんかは、オッサンの席の横で立ち止まってジーーー。う〜ん、なんとも・・・はじめまして、ニホンジンです(+愛想笑顔)。 -
Zidani most駅
列車は山間部に差し掛かり、行きで通った分岐駅Zidani mostに到着。ここからほんとにZagrebに向います。
この四日後、この駅に降りることに・・・ -
Dobova駅 出入国管理官たち
スロベニアとクロアチアの国境駅は、Dobova駅。
オーストリーからスロベニアへの出入国時と違い、なんだか硬い雰囲気でパスポートチェック。係官もなんだか柔道4段って雰囲気のマッチョ系。ジロって見てパスポートをふんだくり、じっくり見る。
「どこから来た?」「グラーツ」「どこまで行く?」「ザグレブ」「何しに行く?」「観光」・・・ジッ・・・「よっしゃ、通してやろう」って感じ。ちと緊張。 -
Dobova駅 機関車付替え
旧ユーゴ各国の国境ではほぼ必ず機関車の付け替えがある(らしい)。まぁ西欧の国でもあるはあるけど、Dobova駅での付け替えはなんだか時間がかかってた。
クリームとエンジの機関車がクロアチアの機関車。客車はスロベニアのもの。カラーもお国柄でしょうか。 -
ここまで(より)EU加盟国
Dobova駅のホームにデーンと掲げてあるのがEUの旗。
旧ユーゴではスロベニアが真っ先にEU入り。うれしいんでしょうね。
旧ユーゴでは唯一オスマントルコに占領されず、ずっとオーストリーなど西欧の国に支配されてた国が、歴史上初めて単独国家になったと思ったら、十数年で真っ先にEU入りしたんだもんね。
でも、この駅を通るセルビア人はきっといろいろ思うんでしょう、うん。 -
Zagreb駅 到着
いやはや、ボケボケ写真でゴメンなさい。
14:02にグラーツから列車に乗って、途中接続の関係でLjubljanaまで行って、二度国境を越えて、ちょうど6時間(平日だったらグラーツからザグレブまで4時間くらいで着きますよ)。
4月下旬のザグレブは20時くらいが夕暮れで、小豆色とクリームの機関車が夕方の透明な空に似合ってた。
さぁ、いよいよZagreb体験が始まります。
列車の旅、ご覧いただきありがとうございましたっ!
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