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気温も穏やかになってきた6月中旬、ドイツ北部へ2泊4日の旅に出た。目的はドイツ最北端にある港町、デンマークとも国境を接するフレンスブルクに引っ越した友人を訪ねること。もう1つはメクレンブルク・フォアポメルンの州都、キールで開催された船と港の大祭典、「Kieler Woche」を見物しに行くことである。移動手段はドイツ鉄道(DB)を利用。金曜に1日有給を取ったため、木曜の夜中にバーゼル駅を出発する。ドイツ最南端と最北端を結ぶ往復1800km超の縦断旅行だが、自身が国内の鉄道を1年間乗り放題できるBahnCard100を所有しているのと、その特典で同伴者1人は距離に関係なく往復タダで一緒に乗ることが出来たので、幸いにも足代は0ユーロ。初日のフレンスブルクは好天に恵まれ、久々に見る海とフィヨルド、北欧の雰囲気漂う街並みを堪能することが出来た。唯一残念だったのは、時間の関係でお目当てだった有名な「Hot-Dog-Havn(=ホットドック港)」行きのフェリーに乗れなかったことで、そのおかげでデンマーク一おいしいと評判のAnnie's Kioskのホットドックを食べ損なってしまった。次の機会こそは真っ先にここを訪れようと思う。

ドイツ・海と港の旅(1) フレンスブルク

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2007/06/21 - 2007/06/24

13位(同エリア14件中)

2

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alemmanisch

alemmanischさん

気温も穏やかになってきた6月中旬、ドイツ北部へ2泊4日の旅に出た。目的はドイツ最北端にある港町、デンマークとも国境を接するフレンスブルクに引っ越した友人を訪ねること。もう1つはメクレンブルク・フォアポメルンの州都、キールで開催された船と港の大祭典、「Kieler Woche」を見物しに行くことである。移動手段はドイツ鉄道(DB)を利用。金曜に1日有給を取ったため、木曜の夜中にバーゼル駅を出発する。ドイツ最南端と最北端を結ぶ往復1800km超の縦断旅行だが、自身が国内の鉄道を1年間乗り放題できるBahnCard100を所有しているのと、その特典で同伴者1人は距離に関係なく往復タダで一緒に乗ることが出来たので、幸いにも足代は0ユーロ。初日のフレンスブルクは好天に恵まれ、久々に見る海とフィヨルド、北欧の雰囲気漂う街並みを堪能することが出来た。唯一残念だったのは、時間の関係でお目当てだった有名な「Hot-Dog-Havn(=ホットドック港)」行きのフェリーに乗れなかったことで、そのおかげでデンマーク一おいしいと評判のAnnie's Kioskのホットドックを食べ損なってしまった。次の機会こそは真っ先にここを訪れようと思う。

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
鉄道
  • 会社からいったん自宅に戻り、旅支度を整えてドイツ側バーゼル駅であるBasel Badischer Bahnhofへ向かう(バーゼルには駅が二つある)。ここから夜行列車だとスイス鉄道SBBのCity Night Lineが一般的だが、なかなか格安チケットが手に入らないので、ドイツ鉄道のICEへ乗ることにした。この23時33分発のICEは平日は翌日の朝まで結構空いていて快適なので以前も利用したことがある。車内レストランも簡単に席を取ることができ2時近くまで飲んですごす。その後ぐっすり睡眠。ハンブルクへは10時12分着、そこからローカル線に乗り換えてフレンスブルクへは12時45分に到着する。

    会社からいったん自宅に戻り、旅支度を整えてドイツ側バーゼル駅であるBasel Badischer Bahnhofへ向かう(バーゼルには駅が二つある)。ここから夜行列車だとスイス鉄道SBBのCity Night Lineが一般的だが、なかなか格安チケットが手に入らないので、ドイツ鉄道のICEへ乗ることにした。この23時33分発のICEは平日は翌日の朝まで結構空いていて快適なので以前も利用したことがある。車内レストランも簡単に席を取ることができ2時近くまで飲んですごす。その後ぐっすり睡眠。ハンブルクへは10時12分着、そこからローカル線に乗り換えてフレンスブルクへは12時45分に到着する。

  • フレンスブルク駅で友人が迎えに来てくれ、早速街並みを散策しに行く。駅から歩いて20分ほどで街の中心地へ。港はもうすぐ目の前。大小様々なヨットが優雅に並んでいる。なにか江ノ島や逗子の風景に通じるものがあり、湘南の景色・故郷がついつい懐かしくなる。

    フレンスブルク駅で友人が迎えに来てくれ、早速街並みを散策しに行く。駅から歩いて20分ほどで街の中心地へ。港はもうすぐ目の前。大小様々なヨットが優雅に並んでいる。なにか江ノ島や逗子の風景に通じるものがあり、湘南の景色・故郷がついつい懐かしくなる。

  • 船舶博物館。建物前のアートが中々面白い。

    船舶博物館。建物前のアートが中々面白い。

  • 港に沿ってゆっくり散歩。久しぶりに天気がよく気持ち良い風が吹いているが、全く海の匂いがしない。青い空と白い雲を背景に海と船が良く調和している。普段のドイツ生活では絶対見ることが出来ない風景。自然と和んだ気分になってしまうのは海に囲まれた日本出身だからだろうか。

    港に沿ってゆっくり散歩。久しぶりに天気がよく気持ち良い風が吹いているが、全く海の匂いがしない。青い空と白い雲を背景に海と船が良く調和している。普段のドイツ生活では絶対見ることが出来ない風景。自然と和んだ気分になってしまうのは海に囲まれた日本出身だからだろうか。

  • 港に泊まっていた船。中では所有者(?)らしき人物がビールを飲んでのんびりすごしている。うらやましい。

    港に泊まっていた船。中では所有者(?)らしき人物がビールを飲んでのんびりすごしている。うらやましい。

  • フェリー桟橋。観光客が大勢乗り込んでいく。ここからデンマークへはフィヨルドを通ってすぐ到着する。デンマーク人もフェリーに乗って大勢フレンスブルクへ買い物等にやってくるので、街中でもデンマーク語が飛び交っている。

    フェリー桟橋。観光客が大勢乗り込んでいく。ここからデンマークへはフィヨルドを通ってすぐ到着する。デンマーク人もフェリーに乗って大勢フレンスブルクへ買い物等にやってくるので、街中でもデンマーク語が飛び交っている。

  • 友人はフレンスブルクにある大手造船企業に就職しエンジニアとして働いている。港に浮かんでいるのが現在製作・工事中の船だという。観光フェリーとコンテナ船がメインだそうだ。

    友人はフレンスブルクにある大手造船企業に就職しエンジニアとして働いている。港に浮かんでいるのが現在製作・工事中の船だという。観光フェリーとコンテナ船がメインだそうだ。

  • 街のメインストリート。フレンスブルクはリゾート観光地でもあるのでおしゃれでかわいいカフェやショップがあちこちに。

    街のメインストリート。フレンスブルクはリゾート観光地でもあるのでおしゃれでかわいいカフェやショップがあちこちに。

  • メインストリートを一歩外れると、ハンブルクやリューベックによく見られるような重厚なレンガ色の建物が並んでいる。この建物の前では偶然テレビ撮影が行われていた。女優(?)らしき美人が案内する旅番組らしい。

    メインストリートを一歩外れると、ハンブルクやリューベックによく見られるような重厚なレンガ色の建物が並んでいる。この建物の前では偶然テレビ撮影が行われていた。女優(?)らしき美人が案内する旅番組らしい。

  • 有名なRote Strasse。カラフルでとってもかわいらしい。ワインケラーやレストラン、ショップが所狭しと建ち並ぶ。細い路地を通り中庭のホーフに抜けるとそこにもいろんなお店が♪

    有名なRote Strasse。カラフルでとってもかわいらしい。ワインケラーやレストラン、ショップが所狭しと建ち並ぶ。細い路地を通り中庭のホーフに抜けるとそこにもいろんなお店が♪

  • 20時を過ぎたがまだまだ外は明るい。友人宅へ向かう途中、風車が見たいとのリクエストに応えて案内してくれた場所。小高い丘の上にある。間際でみるとその巨大ぶりに圧倒される。

    20時を過ぎたがまだまだ外は明るい。友人宅へ向かう途中、風車が見たいとのリクエストに応えて案内してくれた場所。小高い丘の上にある。間際でみるとその巨大ぶりに圧倒される。

  • 風車の前方から。親切な所有者の女性が「中もぜひ見ていったら?」と勧めてくれた。

    風車の前方から。親切な所有者の女性が「中もぜひ見ていったら?」と勧めてくれた。

  • 風車の真下からも写真を一枚。

    風車の真下からも写真を一枚。

  • こちらの風車では結婚式の会場としても場所を提供しているそうだ。わらの素朴な感じがほほえましい。神父様用の小さな台も置いてあった。

    こちらの風車では結婚式の会場としても場所を提供しているそうだ。わらの素朴な感じがほほえましい。神父様用の小さな台も置いてあった。

  • さらに風車の中にある狭い階段を上っていくと歯車の部分が現れる。

    さらに風車の中にある狭い階段を上っていくと歯車の部分が現れる。

  • 風車を登って見た風景。その後友人宅へ向かい、皆で晩ごはんを作る。友人は旧東ドイツ・チューリンゲンの出身で地物の食材にこだわる料理名人。メインは地元からわざわざ持ってきたという本場チューリンガー・焼きソーセージ。10年以来ドイツ・ソーセージ好きの私にはこの上なく絶品。夜は明日のKieler Wocheへ行くプランを立てた後、長旅の疲れを癒すために就寝。

    風車を登って見た風景。その後友人宅へ向かい、皆で晩ごはんを作る。友人は旧東ドイツ・チューリンゲンの出身で地物の食材にこだわる料理名人。メインは地元からわざわざ持ってきたという本場チューリンガー・焼きソーセージ。10年以来ドイツ・ソーセージ好きの私にはこの上なく絶品。夜は明日のKieler Wocheへ行くプランを立てた後、長旅の疲れを癒すために就寝。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • 4nobuさん 2007/06/30 10:59:55
    フレンスブルグに行きたい
    今日は

    最近はドイツから遠のいていますが、ただいま2000年の周遊記を書き込んでます。やがてキールも出てきますが貴君のキール便りを待ってます。

    実は私は帆船模型つくりの趣味があり、従って実物にも大変興味はあり、キール、ハンブルグ、ロストックなど港を周りました。フレンスブルグも行くべきだったことを貴君のページで悟りました。次回には行きましょう。

    alemmanisch

    alemmanischさん からの返信 2007/07/02 16:53:43
    RE: フレンスブルグに行きたい
    4nobu様、
    キールは本当に良かったですよ。Kieler Wocheのイベントはすごかったです。集まった船の数がもう半端ではありませんでした。時間を見つけてなるべく早くキールの旅行記をアップさせますね。もう少しお待ちを〜。

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