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ガイドブック開けば、書いてあるわけですよ。<br />「香港に行くのか」「ペニンシュラに行け」「たとえ泊まる事が不可能であろうとも。ああ、お前には不可能だろうとも」「しかし、せめて外壁の側面だけでも撫でさせて貰ってこい」と。(・・・理解力が乏しいので、まあこんなカンジの事をガイドブック先生は言いたいんだと思います)。<br />ペニンシュラのアフタヌーンティは、香港といえば登竜門なんですよね・・・。<br />予約したって、30分待ち状態です。昼過ぎ・・・大体午後3時にペニンシュラのロビー行くと、ずらーーっと大和撫子の列が出来てます・・・。(キッチリ3時っていう判断が日本人らしくて好感持てます)。<br /> で、まあ、そもそもアフタヌーンティーってのはなんなのか。なんでそんなに婦女子に人気があるのだろうか、という辺りなんですが。<br /> 一生現役オトメチッククラブの女子には今更説明なんておこがましいのですが、「紅茶を飲むという必要性が自分の人生には全く無い」「あまいもんに興味ない」という超バンカラな男性には、きっと理解出来ない煩雑な作業なのでしょう。<br />いわれと致しましては、<br />“19世紀にベッドフォード公爵夫人によって始められたとされる。 英国おいてこのような慣習が始まったのは女性向けの社交の場としてと、もうひとつ、日本においては一般的に夕食時間とされる時間帯(19〜21時)は観劇やオペラ鑑賞、夜の社交などにあてられ、夕食は21時以降になる為、事前の腹ごしらえとしての意味がある。食事に準ずる、または食事を兼ねた喫茶習慣(Wikipediaより)”<br />供される状況によって、内容は変わってくるようですが、よく見かける三段重ねのプレートに乗った、小ぶりのおにぎりくらいありそうなスコーン(2〜3個)と、たっぷりのデボンシャー・クロテッドクリーム(・・・まあ、バターよりはフレッシュな、クリーム。懐かしのポマードを白くして軟くしたみたいな状態)とジャム(マーマレードとか)と、プティ・フルール(チビケーキ)とフルーツ、ところによってはキッシュや焼き菓子各種、そしてサンドイッチ。香港だと、スモークサーモンサンド(ちょっと不安を覚えるくらいぬるい時があるのですが・・・)がついてくることが多い。中でもはずせないのがキュウリのサンドイッチ。なぜキュウリなのか・・・。なぜ、、胡瓜なのか。そんな疑問を以前、お父さんがイギリス人だというオーストラリア人に聞いてみました。(お祖父ちゃんはインドにいたそうで、まさに植民一家)「なんでって・・・トラデショナルなもんだし。僕はキュウリ嫌いだけど」「あー・・・トラディショナルかあ」(日本人もだけど、イギリス人もよく伝統的なもんだからで話し終わってしまうらしい。お互いにその方が納得しやすいというか。確かに、反対に、おせち料理について聞かれた時は私は、散々語呂合わせっつーかダジャレ的お江戸なセンスを説明した挙句、それでもなぜだと食い下がるオージービーフに、アタシだって、あんなにいっぱい豆だの数の子だの冷たいもんばっか毎日はやだ。君にとっては、すべてオードブルにしか見えないと思う。でもとらでぃしょなるなんだ仕方ないだろ、と片付けた)」「あ、多分。イギリス人って、生野菜キライな人が多いけど、キュウリは生で食べれる人多いから、歯触りの関係とかバランスの関係じゃない」「昔は、新鮮な生野菜自体が手に入れるのが難しかったのかもね。流通の関係とか・・・お金持ちしか食べれなかったのかな」「日本で言うとこの箸休め的な感覚もあるのかもね」「あーーーあれだけ食べればね」というコトで落ち着いたのですが。<br />キュウリのサンドイッチで十分。というかキューちゃん漬けくらいでいいんじゃないだろうか。得意のピクルスとか・・・。<br />まず、なんで、朝、昼、夜としっかり食事を取って、かつ運動量の少ないはずの大英帝国の貴婦人達が、どっこいしょとこんなに食べるのかは疑問。日本人観光客は、2〜3人で食べてますけど、本来アレで一人前らしいです。イギリス菓子の基本はバターと砂糖と粉と卵。パウンドケーキの由来は、材料が全て1パウンドづつだから。1ポンド=453.59237g。つまり、500gづつバターと小麦粉と砂糖と卵を混ぜて焼いたものがパウンドケーキなのです。単純計算でもすでに2キロ。ダイナミックですよねえ。このスケールですもの、どーりであのアフタヌーンセット、ホカ弁のミックスフライ弁当くらいはカロリーあるような気がするわけですよ。とかく、くっちゃべりながら、さかんに飲み食いするのが大好きなイキモノ、オトメの為の習慣と言えましょう。<br /><br /> まあねえ、19世紀貴族と言えども、「おまえら、よくまー、そー、起きてる間中、日がな一日、飲んだり食ったりしながら喋ってばっかりいるもんだな」とダンナ様方が軽めにキレたりはしたと思います。しかし、「あーら、アナタ、これはアフタヌーンティーですのよ。社交の場をプロデュース出来てこその貴婦人ですわよ。アルコールを飲まないと会話のエンジンもかからないような燃費の悪い殿方なんて笑止千万」とまあ、言い訳になるのではないでしょうか。(・・・さあ???)<br /> で、とにかく。私はこれがやりたかったわけです。<br />しかしかしかし・・・現代のオトメチッククラブのおなごが香港に行って、昼間そんな優雅にそんなことする時間も胃の余裕もあるわけない。<br /> ほんと香港っちゃ、ノルマが高くてですね・・・。<br />飲茶食べないと始まらないし終わらないし、ホテルブッフェも行かなきゃだし、一日一麺、一日一粥運動だし、香港スイーツってゆーか、汁粉とか、マンゴープリンとか、豆腐花とか、美容の為と言って、白キクラゲ砂糖水で煮まくったものとか、薬草カメゼリーとか、カエルの脂肪を砂糖水で煮たもんとかまで食べなきゃならないわけだし、たまにはエステ行きたいし、足腰痛いからマッサージ行かなきゃだし・・・。夜景見たいし。女人街行きたいし。友達に買い物いっぱい頼まれてるし、(便利な時代で、ふつーに携帯やメールで、「あれ買ってきてー」「はいよー」)職場にだって休み貰ってる手前、お土産買わなきゃだし。<br /> そしたら、一体。ドコにそんなコナモノばかりがっつり摂取する暇があるのか。<br /> あああ・・・どーーこーーにそんな余裕があるというのですか・・・、ベットフォード公爵夫人大明神様〜。<br /> しかし、あるんですよ。女子にだって、比較的口を閉じてる時間帯が。<br />それは寝てる間と寝る直前。<br /> 現在まだそのプランがあるかどうかはわからないのですが、以前ペニンシュラでは、「昼間はお買い物で忙しいの〜☆っていう娘っこの為にナイトタイムのアフタヌーンティー」が用意されてました。<br />(すっごいいいトコついた企画。隙間産業に目を付けるのうまいよなあ・・・)<br />よっしゃバッチこーーい。<br />というわけで、ペニンシュラに夜。行きました☆<br /><br />ペニンシュラでアフタヌーンティー<br /><br />「朝から寝起きに飲茶がっつり食ったわね、アナナ」「でも我慢して飲んだプーアル茶は油を流すから大丈夫よ、ユッケ」「昼間はシャングリラのブッフェ行ったわね」「・・・足ツボした後、油のような尿がじょろんじょろん出たじゃない。あれで多分大丈夫」「おやつに糖朝でマンゴープリンと薬草ゼリー食べたわよ」「だってあれ薬草よ〜。それに地下鉄で2駅立ってたから大丈夫」「水分補給と言って許留山でマンゴー・ココナッツタピオカジュース買って飲んだし。2回も」「今日一日、ずっと紙袋持ってガサゴソ歩ってたから多分大丈夫」「夕飯は老舗何洪記で麺と粥と揚げ物と油菜食べた」「・・・野菜食べたから無問題。ピークトラム乗り場まで歩ったから大丈夫っっっ」<br />「でも昨日より太ってる気がするのは・・・パンツのゴムがきつい気がすんのは・・・」「気のせいよ・・・」<br />「でもふうふう言うと汗が吹き出てくんですけど・・・」「代謝がもっとよくなったのよ」<br />「そっかあ。じゃあ問題ないわね」「そーよそーよ。ダイジョーブダイジョーブッ」<br />というわけで、早飲もし、ホテル・ブッフェも楽しみ、買い物もし、足ツボマッサージもし、夜景も見て・・・・はいすでに22:00過ぎ。<br />「じゃっ。ソロソロアフタヌーン・ティー行きましょっか」<br />「わーい。焼きたてのスコーン〜」<br />  <br />特長のあるお帽子のドアマンが、「グットイブニン・マダム」と言ってドアを開けてくれました。これだけでもう、二十歳そこそこだった田舎娘は心筋梗塞です。ふぉぉぉっ。救心くれぇぇっ。<br />そして・・まあっ、ここが憧れの、なかじま酒屋・・・もとい、半島酒店。<br />なんというか・・・さ、さむいっ。そして暗いっっっ。<br />2階の張り出したホールで、生演奏が・・・ジャンジャカジャカジャカ・・・。なんか走れコータローみたいな音楽・・・。ど、土曜の夜だからかしら・・・。なんか予想外に盛り上がってるのね。小学校の時は、給食食べながらよく無理やり「ビバルディ」聞かされたもんだったなあ。まーぼーどうふとコッペパンとしじみじるだったけど。<br />セレブな客層というオウワサだったけど、どーも大陸の金満家らしい一家がビール飲みながら、大声でケンカしてる。小学生くらいの息子さんは、慣れた様子で、そんな両親を完全無視してゲームボーイに没頭。他には、なぜか虎の描いてあるスタジャンみたいの来た西欧のご夫婦が飲んだくれてる。きっと・・・・・は、阪神ファンなのね・・・。<br /> そこへさっそーーーと現れたボウイさん。<br />「こんばんは、お嬢様方。ご機嫌いかがですか」<br />ムード作りのためか、証明が落とされていて、高級だからという理由で冷房は強め。<br />香港のエアコンって、温度設定じゃなくて、絶対、メモリが北海道→南極→北極っていう設定だ。<br />「・・・こんばんは、ええなんかすげーさむ・・・いえいえ、プリティ☆グッドです。ありがとうございます」「それは良かった。何お持ちしましょうか」「あのぅ・・・夜時間のアフタヌーンティーあるって聞いたんですが」「ありますよ。いくつお持ちしますか」「・・・・・いくつ???」「2人分」「・・・分かりました。おふたつですね」「・・・・・ちょっと待って。二つって何。三段重ねの皿、二組持ってくるってこと??」合計6皿・・・。6皿ってあんた・・・。回すにしてもハードル高いよ。「日本人の方だと、少人数のグループで1式っていうのが多いですね」そりゃーそうだろ。<br />「じゃ、じゃあそれで」「お茶は」この辺でもう、寒いし暗いしうるさいし・・・わけわかんなくなってきた。「茶ぁ??」「紅茶に決まってんだろ」「ダージリン、キーマン、アールグレイ、アッサム、ウバ、ラプサンスウチョン・・・」あ、あのーーー、それは一体何の呪文なんでしょうか・・・・。「紅茶って・・・もうリプトンとかゴゴティーでいいよもう・・・。なんでもいいよ、寒いよもう」紅茶飲んでコナモノ食べるだけでこんなに儀式が必要だなんて・・・。19世紀貴婦人すげえ。ごめんなさい、ベットフォード公爵夫人、私たち、身の程をわきまえなかった・・・。<br />「確か、えげれすのアッパークラスの方は、ラプサンスーチョンって茶をありがたがって飲むって、角川かなんかの本に書いてあったよ・・・」「まじすか。んじゃそれにすっか。・・・じゃっ、それ一丁」<br /> 果たして運ばれてきたものは。確かに三段プレート。<br />上から、笹に巻かれた草餅。なんかのマリネ。妙に乾いたサンドイッチ・・・ちっこいケーキ・・・。<br />・・・・・くさもち。笹団子ってとこだけど。<br />アナ「・・・よ、夜のコースは違うのかもしれないわ」<br />ユッケ「スコーン・・・・ないね」<br />アナ「これきっとさあ、昼間あまったやつに、なんかいろいろあるもん持ってきてくっつけたってかんじじゃない・・・」<br />ユッケ「・・・うちのおかーさんじゃないんだから、やめてほしーーんだけど・・・」<br />アナ「・・・まあ、腐ってもペニンシュラよ。ほら、お茶が冷めるわよ。ほほ、さすがカトラリーはティファニーよ」<br />ユッケ「そうね・・・・なんつったってこの茶が特別なのよね・・・」<br />そして、ごくごくごくっと・・・。小指を立てて、手を腰に〜。<br />・・・・・・・・・・・くさい。こげくさい。いぶりくさい。火事のにおいがする。<br />ユッケ「こんなくさい茶が飲めるかああっっっ」<br />・・・味覚ってやっぱ洋の東西で違うのかしら。ノーブルな味って言ってたのに・・・。いや、貧富の差がそうさせるのか・・・。<br />アナ「すいませーん、上からカクテルって持ってきてもらえます〜。あとここに書いてあるふつーの抹茶のケーキ2つくださーーい。これってちゃんとあんこ入ってますかー」<br />・・・・次はマンダリンでリベンジしてやるううう。<br />

ペニンシュラでお茶をするのは、オトメの必須単位です。

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2002/09 - 2002/09

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アナナス

アナナスさん

ガイドブック開けば、書いてあるわけですよ。
「香港に行くのか」「ペニンシュラに行け」「たとえ泊まる事が不可能であろうとも。ああ、お前には不可能だろうとも」「しかし、せめて外壁の側面だけでも撫でさせて貰ってこい」と。(・・・理解力が乏しいので、まあこんなカンジの事をガイドブック先生は言いたいんだと思います)。
ペニンシュラのアフタヌーンティは、香港といえば登竜門なんですよね・・・。
予約したって、30分待ち状態です。昼過ぎ・・・大体午後3時にペニンシュラのロビー行くと、ずらーーっと大和撫子の列が出来てます・・・。(キッチリ3時っていう判断が日本人らしくて好感持てます)。
 で、まあ、そもそもアフタヌーンティーってのはなんなのか。なんでそんなに婦女子に人気があるのだろうか、という辺りなんですが。
 一生現役オトメチッククラブの女子には今更説明なんておこがましいのですが、「紅茶を飲むという必要性が自分の人生には全く無い」「あまいもんに興味ない」という超バンカラな男性には、きっと理解出来ない煩雑な作業なのでしょう。
いわれと致しましては、
“19世紀にベッドフォード公爵夫人によって始められたとされる。 英国おいてこのような慣習が始まったのは女性向けの社交の場としてと、もうひとつ、日本においては一般的に夕食時間とされる時間帯(19〜21時)は観劇やオペラ鑑賞、夜の社交などにあてられ、夕食は21時以降になる為、事前の腹ごしらえとしての意味がある。食事に準ずる、または食事を兼ねた喫茶習慣(Wikipediaより)”
供される状況によって、内容は変わってくるようですが、よく見かける三段重ねのプレートに乗った、小ぶりのおにぎりくらいありそうなスコーン(2〜3個)と、たっぷりのデボンシャー・クロテッドクリーム(・・・まあ、バターよりはフレッシュな、クリーム。懐かしのポマードを白くして軟くしたみたいな状態)とジャム(マーマレードとか)と、プティ・フルール(チビケーキ)とフルーツ、ところによってはキッシュや焼き菓子各種、そしてサンドイッチ。香港だと、スモークサーモンサンド(ちょっと不安を覚えるくらいぬるい時があるのですが・・・)がついてくることが多い。中でもはずせないのがキュウリのサンドイッチ。なぜキュウリなのか・・・。なぜ、、胡瓜なのか。そんな疑問を以前、お父さんがイギリス人だというオーストラリア人に聞いてみました。(お祖父ちゃんはインドにいたそうで、まさに植民一家)「なんでって・・・トラデショナルなもんだし。僕はキュウリ嫌いだけど」「あー・・・トラディショナルかあ」(日本人もだけど、イギリス人もよく伝統的なもんだからで話し終わってしまうらしい。お互いにその方が納得しやすいというか。確かに、反対に、おせち料理について聞かれた時は私は、散々語呂合わせっつーかダジャレ的お江戸なセンスを説明した挙句、それでもなぜだと食い下がるオージービーフに、アタシだって、あんなにいっぱい豆だの数の子だの冷たいもんばっか毎日はやだ。君にとっては、すべてオードブルにしか見えないと思う。でもとらでぃしょなるなんだ仕方ないだろ、と片付けた)」「あ、多分。イギリス人って、生野菜キライな人が多いけど、キュウリは生で食べれる人多いから、歯触りの関係とかバランスの関係じゃない」「昔は、新鮮な生野菜自体が手に入れるのが難しかったのかもね。流通の関係とか・・・お金持ちしか食べれなかったのかな」「日本で言うとこの箸休め的な感覚もあるのかもね」「あーーーあれだけ食べればね」というコトで落ち着いたのですが。
キュウリのサンドイッチで十分。というかキューちゃん漬けくらいでいいんじゃないだろうか。得意のピクルスとか・・・。
まず、なんで、朝、昼、夜としっかり食事を取って、かつ運動量の少ないはずの大英帝国の貴婦人達が、どっこいしょとこんなに食べるのかは疑問。日本人観光客は、2〜3人で食べてますけど、本来アレで一人前らしいです。イギリス菓子の基本はバターと砂糖と粉と卵。パウンドケーキの由来は、材料が全て1パウンドづつだから。1ポンド=453.59237g。つまり、500gづつバターと小麦粉と砂糖と卵を混ぜて焼いたものがパウンドケーキなのです。単純計算でもすでに2キロ。ダイナミックですよねえ。このスケールですもの、どーりであのアフタヌーンセット、ホカ弁のミックスフライ弁当くらいはカロリーあるような気がするわけですよ。とかく、くっちゃべりながら、さかんに飲み食いするのが大好きなイキモノ、オトメの為の習慣と言えましょう。

 まあねえ、19世紀貴族と言えども、「おまえら、よくまー、そー、起きてる間中、日がな一日、飲んだり食ったりしながら喋ってばっかりいるもんだな」とダンナ様方が軽めにキレたりはしたと思います。しかし、「あーら、アナタ、これはアフタヌーンティーですのよ。社交の場をプロデュース出来てこその貴婦人ですわよ。アルコールを飲まないと会話のエンジンもかからないような燃費の悪い殿方なんて笑止千万」とまあ、言い訳になるのではないでしょうか。(・・・さあ???)
 で、とにかく。私はこれがやりたかったわけです。
しかしかしかし・・・現代のオトメチッククラブのおなごが香港に行って、昼間そんな優雅にそんなことする時間も胃の余裕もあるわけない。
 ほんと香港っちゃ、ノルマが高くてですね・・・。
飲茶食べないと始まらないし終わらないし、ホテルブッフェも行かなきゃだし、一日一麺、一日一粥運動だし、香港スイーツってゆーか、汁粉とか、マンゴープリンとか、豆腐花とか、美容の為と言って、白キクラゲ砂糖水で煮まくったものとか、薬草カメゼリーとか、カエルの脂肪を砂糖水で煮たもんとかまで食べなきゃならないわけだし、たまにはエステ行きたいし、足腰痛いからマッサージ行かなきゃだし・・・。夜景見たいし。女人街行きたいし。友達に買い物いっぱい頼まれてるし、(便利な時代で、ふつーに携帯やメールで、「あれ買ってきてー」「はいよー」)職場にだって休み貰ってる手前、お土産買わなきゃだし。
 そしたら、一体。ドコにそんなコナモノばかりがっつり摂取する暇があるのか。
 あああ・・・どーーこーーにそんな余裕があるというのですか・・・、ベットフォード公爵夫人大明神様〜。
 しかし、あるんですよ。女子にだって、比較的口を閉じてる時間帯が。
それは寝てる間と寝る直前。
 現在まだそのプランがあるかどうかはわからないのですが、以前ペニンシュラでは、「昼間はお買い物で忙しいの〜☆っていう娘っこの為にナイトタイムのアフタヌーンティー」が用意されてました。
(すっごいいいトコついた企画。隙間産業に目を付けるのうまいよなあ・・・)
よっしゃバッチこーーい。
というわけで、ペニンシュラに夜。行きました☆

ペニンシュラでアフタヌーンティー

「朝から寝起きに飲茶がっつり食ったわね、アナナ」「でも我慢して飲んだプーアル茶は油を流すから大丈夫よ、ユッケ」「昼間はシャングリラのブッフェ行ったわね」「・・・足ツボした後、油のような尿がじょろんじょろん出たじゃない。あれで多分大丈夫」「おやつに糖朝でマンゴープリンと薬草ゼリー食べたわよ」「だってあれ薬草よ〜。それに地下鉄で2駅立ってたから大丈夫」「水分補給と言って許留山でマンゴー・ココナッツタピオカジュース買って飲んだし。2回も」「今日一日、ずっと紙袋持ってガサゴソ歩ってたから多分大丈夫」「夕飯は老舗何洪記で麺と粥と揚げ物と油菜食べた」「・・・野菜食べたから無問題。ピークトラム乗り場まで歩ったから大丈夫っっっ」
「でも昨日より太ってる気がするのは・・・パンツのゴムがきつい気がすんのは・・・」「気のせいよ・・・」
「でもふうふう言うと汗が吹き出てくんですけど・・・」「代謝がもっとよくなったのよ」
「そっかあ。じゃあ問題ないわね」「そーよそーよ。ダイジョーブダイジョーブッ」
というわけで、早飲もし、ホテル・ブッフェも楽しみ、買い物もし、足ツボマッサージもし、夜景も見て・・・・はいすでに22:00過ぎ。
「じゃっ。ソロソロアフタヌーン・ティー行きましょっか」
「わーい。焼きたてのスコーン〜」
  
特長のあるお帽子のドアマンが、「グットイブニン・マダム」と言ってドアを開けてくれました。これだけでもう、二十歳そこそこだった田舎娘は心筋梗塞です。ふぉぉぉっ。救心くれぇぇっ。
そして・・まあっ、ここが憧れの、なかじま酒屋・・・もとい、半島酒店。
なんというか・・・さ、さむいっ。そして暗いっっっ。
2階の張り出したホールで、生演奏が・・・ジャンジャカジャカジャカ・・・。なんか走れコータローみたいな音楽・・・。ど、土曜の夜だからかしら・・・。なんか予想外に盛り上がってるのね。小学校の時は、給食食べながらよく無理やり「ビバルディ」聞かされたもんだったなあ。まーぼーどうふとコッペパンとしじみじるだったけど。
セレブな客層というオウワサだったけど、どーも大陸の金満家らしい一家がビール飲みながら、大声でケンカしてる。小学生くらいの息子さんは、慣れた様子で、そんな両親を完全無視してゲームボーイに没頭。他には、なぜか虎の描いてあるスタジャンみたいの来た西欧のご夫婦が飲んだくれてる。きっと・・・・・は、阪神ファンなのね・・・。
 そこへさっそーーーと現れたボウイさん。
「こんばんは、お嬢様方。ご機嫌いかがですか」
ムード作りのためか、証明が落とされていて、高級だからという理由で冷房は強め。
香港のエアコンって、温度設定じゃなくて、絶対、メモリが北海道→南極→北極っていう設定だ。
「・・・こんばんは、ええなんかすげーさむ・・・いえいえ、プリティ☆グッドです。ありがとうございます」「それは良かった。何お持ちしましょうか」「あのぅ・・・夜時間のアフタヌーンティーあるって聞いたんですが」「ありますよ。いくつお持ちしますか」「・・・・・いくつ???」「2人分」「・・・分かりました。おふたつですね」「・・・・・ちょっと待って。二つって何。三段重ねの皿、二組持ってくるってこと??」合計6皿・・・。6皿ってあんた・・・。回すにしてもハードル高いよ。「日本人の方だと、少人数のグループで1式っていうのが多いですね」そりゃーそうだろ。
「じゃ、じゃあそれで」「お茶は」この辺でもう、寒いし暗いしうるさいし・・・わけわかんなくなってきた。「茶ぁ??」「紅茶に決まってんだろ」「ダージリン、キーマン、アールグレイ、アッサム、ウバ、ラプサンスウチョン・・・」あ、あのーーー、それは一体何の呪文なんでしょうか・・・・。「紅茶って・・・もうリプトンとかゴゴティーでいいよもう・・・。なんでもいいよ、寒いよもう」紅茶飲んでコナモノ食べるだけでこんなに儀式が必要だなんて・・・。19世紀貴婦人すげえ。ごめんなさい、ベットフォード公爵夫人、私たち、身の程をわきまえなかった・・・。
「確か、えげれすのアッパークラスの方は、ラプサンスーチョンって茶をありがたがって飲むって、角川かなんかの本に書いてあったよ・・・」「まじすか。んじゃそれにすっか。・・・じゃっ、それ一丁」
 果たして運ばれてきたものは。確かに三段プレート。
上から、笹に巻かれた草餅。なんかのマリネ。妙に乾いたサンドイッチ・・・ちっこいケーキ・・・。
・・・・・くさもち。笹団子ってとこだけど。
アナ「・・・よ、夜のコースは違うのかもしれないわ」
ユッケ「スコーン・・・・ないね」
アナ「これきっとさあ、昼間あまったやつに、なんかいろいろあるもん持ってきてくっつけたってかんじじゃない・・・」
ユッケ「・・・うちのおかーさんじゃないんだから、やめてほしーーんだけど・・・」
アナ「・・・まあ、腐ってもペニンシュラよ。ほら、お茶が冷めるわよ。ほほ、さすがカトラリーはティファニーよ」
ユッケ「そうね・・・・なんつったってこの茶が特別なのよね・・・」
そして、ごくごくごくっと・・・。小指を立てて、手を腰に〜。
・・・・・・・・・・・くさい。こげくさい。いぶりくさい。火事のにおいがする。
ユッケ「こんなくさい茶が飲めるかああっっっ」
・・・味覚ってやっぱ洋の東西で違うのかしら。ノーブルな味って言ってたのに・・・。いや、貧富の差がそうさせるのか・・・。
アナ「すいませーん、上からカクテルって持ってきてもらえます〜。あとここに書いてあるふつーの抹茶のケーキ2つくださーーい。これってちゃんとあんこ入ってますかー」
・・・・次はマンダリンでリベンジしてやるううう。

同行者
友人
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
鉄道
航空会社
キャセイドラゴン航空
  • お茶したあとの恒例のペニンシュラ・真夜中の撮影大会。<br />怒られないように、まずは生物以外を。<br />「はーーいにっこりわらってーー」<br />手始めシャンデリア・・・。(・・・田舎者は小心者なのです)

    お茶したあとの恒例のペニンシュラ・真夜中の撮影大会。
    怒られないように、まずは生物以外を。
    「はーーいにっこりわらってーー」
    手始めシャンデリア・・・。(・・・田舎者は小心者なのです)

  • こっちもペニンシュラ。<br />・・・せいいっぱい。せいいっぱいですっっ。『Ms,イッパイイッパイ』と申しますっっ。すぐ上の方でおばちゃんがガーガー掃除機かけてました。ペニンシュラの階段。<br />あ・・あのぅ、なにかお手伝いしましょうか・・・。拭き上げなら、あたしら得意なんで・・・。

    こっちもペニンシュラ。
    ・・・せいいっぱい。せいいっぱいですっっ。『Ms,イッパイイッパイ』と申しますっっ。すぐ上の方でおばちゃんがガーガー掃除機かけてました。ペニンシュラの階段。
    あ・・あのぅ、なにかお手伝いしましょうか・・・。拭き上げなら、あたしら得意なんで・・・。

  • お茶する前にやっぱピークトラムに行きました。<br /><br />

    お茶する前にやっぱピークトラムに行きました。

  • 今日のノルマ。飲茶しました。<br />とりの足。<br />コラーゲンたっぷりなんですよ☆<br />フカヒレ飲むのは無理だから、とりで・・・。<br />口の周りと手をギラギラさせながら食べませう。

    今日のノルマ。飲茶しました。
    とりの足。
    コラーゲンたっぷりなんですよ☆
    フカヒレ飲むのは無理だから、とりで・・・。
    口の周りと手をギラギラさせながら食べませう。

  • 今日のノルマ達成〜。<br />さあ、ペニンシュラでお茶を致しませう。

    今日のノルマ達成〜。
    さあ、ペニンシュラでお茶を致しませう。

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