2007/06/14 - 2007/06/19
19位(同エリア143件中)
服務員さん
18年ぶりに大同を再訪しました。
18年前といえば、あの6月4日をピークとする民◎化運動があった年です。旅行したのは9月ですが、依然として戒厳令がしかれ完全武装の歩兵が天安門周辺を示威行進していました。
軍事博物館にもいきましたが、敷地内には炎上し破壊された戦車が展示されている、そんな年でした。
今思えば若気の至り。よくもまあ行ったものです。
大同までは日本で寝台列車を予約して行きましたが、軟臥の寝台に突然若い軍人が乗り込んできて背筋が凍る思いをしたのも今となれば貴重な思い出です。(その軍人はベッドに入ってすぐ寝てしまいましたが。)
そんな思い出がある大同ですが、今回は高速バスを使い「気軽な」旅を目指しました。
18年の間に大同市内とその周辺の道路やバスの状態は格段に良くなりレストランもピンからキリまでたくさん出来ていて当時を偲ぶものは古寺や遺跡だけと言っていいほど面目を一新していました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
今回の旅行は当初湖南省の王村、鳳凰を考えましたが時期的に豪雨に当たる確率が高く(実際そうなりました)完全な自由旅行では成田までの国内線が莫迦に高いため断念。
オリンピックの前に北京へいくのもいいかと思いJALパックのAVAの北京フリータイム5日間に1日延泊を加えました。
何しろ北海道から成田までの往復国内線がたった16,000円でしかもマイルが100パーセント付くのですから利用しない手はありません。
フリーツアーといっても行きは四人、帰りは私たち夫婦のみで送迎つき自由旅行と変わりありませんでした。
2日目の朝に北京を発ち大同へ行き4日目の夕方に北京に戻るというスケジュールを計画しそのとおり消化できました。
また、ホテルは当初の北緯飯店が改装後化学物質等のため室内環境が悪いということで北京駅前のハワードジョンソン宝辰飯店にアップグレードとなり私たち夫婦のレベルからすると高級ホテルライフを満喫しました。 -
お楽しみの機内食です。ハッシュドビーフにパスタ添え。竹皮風の包み紙に入ったごはん、味噌汁など、美味しくいただきました。
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大同行きのバスは六里橋長距離バスターミナルから出発しています。
北京で投宿した宝辰飯店からタクシーで小一時間。料金は44元もしました。北京の渋滞は半端じゃありません。
効率よく行くには地下鉄で軍事博物館あたりまで行き、そこからタクシーを拾うのがいいでしょう。 -
ターミナルのチケット売り場です。市内には行き先別にいくつかのバスターミナルがあるので比較的閑散としています。
チケットは難なく入手できました。料金は北京→大同が100元、大同→北京はなぜか92元でした。7時40分〜17時30分まで50分に一本発車しているとのことです。 -
こちらが私たちを大同に連れて行ってくれたバス。アモイ金龍バス製で乗り心地はまずまずでした。
こちらを見ているのがドライバーです。安全運転で行ってくれよ。 -
バスは市内を出ると八達嶺を抜けて河北省、そして山西省へと進んで行きます。
八達嶺はやはり難所、絶景を堪能できます。それだけ坂が急ということなのでしょう。トラックが喘ぎあえぎ登っていくので渋滞となっていました。
写真は居庸関を抜けるところです。 -
車内では軽食が配られます。中身はパンと懐かしい味の魚肉ソーセージでした。ミネラルウォーターは出ませんでしたが、薬缶に入れた水を配ってくれました。
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北京を出発して約5時間、ようやく大同に到着です。(鉄道利用だと6時間ですからかなり早いことになります。)到着するのは新南客運站という市の南部にある新しいバスターミナルです。ターミナルを出ると駐車場になっていて例によってしつこいタクシーの運ちゃんが寄ってきますが無視しましょう。丁度駐車場の脇が30路のバス停になっています。一元で鉄道駅まで連れて行ってくれるのでまずはそれに乗ってしまいましょう。
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私たちは翌日鉄道を利用する予定だったので、「飛天賓館」へチェックイン。
暗いロビーにはなぜか毛沢東、小平、江沢民、胡錦濤の肖像画が来客を睥睨しています。
といっても部屋は普通のホテルですのでご安心あれ。 -
こちらが部屋の写真です。冷蔵庫はありませんが、まずまずのレベルです。部屋は駅に面していない、裏手の部屋だったので車のクラクションに邪魔されることなく寛げました。
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駅からタクシーで8元。まずは華厳寺を参拝。写真は上華厳寺への参道です。昔と違い土産物屋や仏具屋が軒を連ねていました。
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こちらは上華厳寺の大雄宝殿の中です。もっと色々撮りたかったのですが、内部の撮影は禁止なもので・・これ一枚で勘弁してください。
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こちらは飛天賓館の朝食。
一応バイキングですがメニューといえば、蒸しパン、揚げパン、粟粥、とうもろこし粥、野菜スープ(これらは味付けなし)、野菜の和え物4種類。それとゆで卵。ちなみにゆで卵は一人一個に限られていました。
健康的ではありますが、長い中国旅行歴を通してもこれだけ質素な朝食は初めてでした。 -
こちらが大同駅です。堂々たるつくりですが、中国らしく無駄なスペースばかり多い建物です。国際旅行社の事務所があるとのことで尋ねましたが、見当りませんでした。
(同時期に旅行したほかの方は大同駅の中国旅行社を利用したようですから私の探し方が悪かったのでしょうね。)
そこで、窓口で普通に人民と共に並び難なく翌日の朔州行きのチケットを入手できました。 -
大同での最初の夕食は駅前通の大衆的な食堂。刀削麺一杯2.5元の看板につられて入ってしまいました。
肝心お味はやけに山椒の風味が利いた脂っこいスープで半分残してしまいました。ごめんなさい。
手前右は新疆羊肉という料理です。大量の香菜と羊肉を炒めた物ですが、羊にはやはり山椒が刷り込んであってこちらも少し残してしまいました。
奥は小白菜とジャガイモの炒め物であっさりした塩味で、めでたく完食しました。 -
朔州へ行く鉄道です。例によって入り口に職員がチケットのチェックをしています。これが特急だと「歓迎光臨」などと言ってくれますが、そこはローカル列車。駅員は見事にあごをしゃくって「入れ」のサインを出してくれました。さすがですね。
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大同始発なのですがご覧の通りの込みよう。立っている人も多かった。2時間で朔州に到着です。料金は1人10元でした。
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朔州の崇福寺です。
多分日本のどのガイドブックにも紹介されていない古寺です。
堂々たる金代の伽藍が立ち並んでいる立派な国宝です。(詳しくは第二部を読んでね。) -
崇福寺の中心をなす弥陀殿です。2メーター以上の高さの基壇の上に立つ金代(西暦1143年)の建築です。
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朔州長距離バスターミナルのラーメン屋の写真です。さすが麺の故郷といわれる山西省、打っても打っても客が途切れず、アンちゃんは大忙しでした。
朔州から応県までは19元。頻発しているのでバスターミナルのチケット売り場ではなく駐車しているバスで直接買います。 -
というわけでアンちゃんが作ってくれたラーメン。
しょうゆ味のスープに厚揚げとゆで卵が乗って3元です。
麺のこしはなかなかですがスープが今ひとつなのは華北の麺の共通の問題点と勝手に思っています。 -
朔州からバスに揺られ2時間、応県に到着です。応県のバスターミナルは街の南はずれに移転したので輪タクに交渉のうえ乗せていってもらいます。3元〜4元でつれてきてくれます。
応県から大同へはターミナル内のカウンターで切符を買います。値段は18元、頻発しているので心配ありません。大同までやはり2時間です。 -
大同での2回目の夕食は飛天賓館一階の「同和園飯店」で摂りました。
若いウエイトレスが一生懸命サービスしてくれます。
豚肉ときくらげ山芋の炒めと鴨のレバーの醤油煮、白菜のスープで34元。塩辛目ながら味付けもよく大満足でした。 -
これは大同駅から雲崗石窟まで直通の〜3−2路〜バスです。駅から石窟まで2.5元です。約40分で到着です。頻発していますから行きも帰りも心配はありません。
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いよいよ雲崗石窟です。(詳しくは第二部を読んでね。)
まずは第11窟の七仏像です。ここの彩色は清代の補色です。 -
第3窟の阿弥陀仏です。
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第6窟の仏像です。
いわゆる北魏様式ですね。ここの彩色は北魏当時のものです。 -
大同のバスターミナルを出るとすぐ大きな火力発電所がありました。もくもくと煙をあげています。石炭の供給に問題はないところでしょうが大気汚染が本当に心配です。
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バスは一路北京へ向かって爆走します。途中の風景は一部植林されているものの長城の手前までは荒涼とした半砂漠地帯が広がっています。所々に明代の狼煙台が見えますがはっきりいって単調、眠くなってしまう風景です。
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行きも帰りも一度ずつトイレ休憩があります。
中国のレベルからいえばまずまずの水準ですが、少ない利用者を考えるとトイレの掃除は行き届いていないというのが実感です。 -
途中休憩中のバス。駐車場は閑散としています。
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一時有名になった「偽ディズニー」?
よく分かりません。 -
北京へ戻って食べたしゃぶしゃぶセット。
1人27元でこの量です。
野菜不足を一気に挽回できました。
でも、北京は物価が高いなぁ。 -
遅くなりましたがこちらがハワードジョンソン宝辰飯店の部屋です。さほど広い部屋ではありませんが、冷蔵庫やバスローブがあり、浴室も清潔かつ広く使い勝手がいいホテルでした。
さすが4ッ星だけのことはあります。 -
朝食は吹き抜けとなった5階の広いレストランで摂ります。外資系のせいか西洋人が圧倒的に多く日本人はちらほらという感じです。
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バイキングで取り分けた朝食です。
新鮮な野菜、かわいい肉まん。シリアルと牛乳(ただしロングライフと思われる味)。上の飛天賓館と比べてみると面白いですね。 -
北京へ戻ってからはお買い物。
まずは崇文門菜市場へ。ここは北京へ行ったときは必ず寄るところでいつもお土産用のお菓子やお茶を沢山買い込んでしまいます。
市場をうろついているとかねてからのお気に入りの「ロウジャーモー」といわれる中国版ハンバーガーを見つけたのでつい買ってしまいました。一個2.5元と格安です。
写真にあるように他にも色々な小麦粉製品〜春巻き・餃子・焼餅・蒸しパン・肉まん・あんまん〜を売っています。交通の便がいいところでもあるので興味がある方は一度訪ねてみてください。 -
北京の昼食の雪菜ラーメン。どこか忘れましたがチェーン店です。麺は丁度長崎ちゃんぽんと同じ感じ、つまり太麺。なのにスープはあっさり塩味、不味くはありませんがどうも違和感があります。
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こちらは新築なった秀水市場です。駐車場も完備され西洋人の団体が乗り付けていました。
偽ブランドのバック類は店頭には置かなくなっていますが(奥にしまってある)、日本人と見れば「見て、見て、友達」などといって手を握って離さない悪質な店もあります。
皆様ご用心、ご用心。 -
宝辰飯店の5階の屋上から撮った北京駅です。
北京駅を見下ろすなんてなかなかできない経験です。 -
スモッグに霞む天壇、紅橋市場のベランダから見ることが出来ます。
それにしても大気汚染はひどい。滞在中ずっと霞がかかったような状態で、空に雲はないにもかかわらず太陽がはっきりと顔を出すことはあまりありませんでした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- nao0880さん 2007/10/07 21:17:16
- 拉面
- 服務員さん、こんにちは。
訪問ありがとうございます。
この拉面を伸ばしている人は手馴れたものですね。
これを三脚を使って、連続写真にすれば面白いかもしれません。
おもてで面を伸ばしているようですね、私も山東省の福山でこんなのをみました。伸ばした面を鍋ですぐにゆでて、出してくれました。
数分で出来上がっていました。
次の雲崗石窟にコメントを書こうとも思ったのですが、「すごいですね、見ごたえがありますね」程度しか書けそうにありません。
一度機会があれば訪れてみたいですね。
お邪魔しました。
- 服務員さん からの返信 2007/10/08 13:20:36
- RE: 拉面
- nao0880さんのご自宅は大阪ですか。
実は、私のサラリーマン生活の振り出しは大阪だったので懐かしく拝見しました。
高槻の独身寮から長堀橋の事務所まで通ったことが思い出されました。
それはともかく、麺ですね。華北ではなかなか美味しい麺にあたったことがありません。上海周辺、広東・香港あたりと南に下るとともに美味しくなりますが、これは華北の連中の麺に対する嗜好が日本人とはかなり違うためなんでしょうね。
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