渋谷歩き・・・文化村から道玄坂

2007/06/13 - 2007/06/13

　文化村で「ブリューゲル展(プラハ)」を見た後、駅までの帰り道「渋谷」を写真に撮ってみました。
　パリに行くと、いつも町を被写体として見て歩きます。その心持ちで渋谷の町を見て歩きますと、意外な発見もあって、おもしろく、シャッターを押すこと、たちまち百回を超えてしまいました。

【道玄坂のオブジェ】

右手にタバコの燃えさしがありました。この女の子が愛煙家とは思えませんが・・・

エリア 渋谷(東京)

【カフェ、ドゥー・マゴー】

　文化村の地下にある、カフェから写真を始めます。

【文化村横の地図】

【しゃれたウィンドー】

【インターネット・カフェ】

　町に蝟集する若者たちの何人くらいがこのカフェで夜を過ごしているのでしょうか。

にぎやかな店頭

ごちゃごちゃの店の前を歩く女の子

【ホテル「眠れる森の美女」】

　どんな美女が眠り、どんな夢を見ていることでしょう。

【映画館】

　ここにある映画館「ユーロスペース」で以前、フランス映画『愛されるためにここにいる』(原題は驚くべきことに『愛されるためにここにいない』だった)を観たことがあります。

電信柱があるのが日本的?

「スター・クレセント」という名のホテル、まん中の黒い口は駐車場入り口、その上の浮き彫りと面白い関係。

日本風ホテル、いや旅館

渋谷のまん中で檜風呂はいかが。温泉ではないので、安全です。

ピカピカの車体に映ったビル

【磨き上げられた車のボディーに映った渋谷】

【雰囲気のある飲み屋】

　残念ながら店に入らなかったので、店内がよくわかりません。

　「エビスビール」の文字が旧仮名の ye なのがいいですね。実際、エビスビールは Yebisu ビールですから。

　一言: JR「恵比寿駅」の発車ベル代わりに流れる「第三の男」はいやですね。この前若い人にその話をしたら、「えっ、あの曲、恵比寿駅用に作られたのではないのですか」ですって。
　名画『第三の男』はどこに行くのでしょう。

"DOGEN-SAKA"という文字の書かれたマンホール

与謝野晶子歌碑

【道玄坂の由来】

　江戸時代からの伝説によると、和田義盛の子孫、大和田太郎道玄なるものが、この坂に出没して、山賊夜盗を繰り返していたので、「道玄坂」と呼ばれたと言われているが、実は、ここに「道玄庵」という庵があったかららしい。
　そんなことが書かれていました。
　もちろん、僕には真偽のほどははわかりませんが、夜盗の道玄説のほうが断然面白く思われます。

「犬行方不明」のポスターではありません。
　お菓子の「ハチ公サブレ」の宣伝です。

灰皿と地図の一体化

道玄坂の公衆電話機

道玄坂の理容室

　この、元床屋外科医の印「静脈・動脈・包帯」の三色の先に階段があります。不思議なことに、本家のフランスで見かけたことはありません。
　たぶん、まずアメリカに渡り、次いで日本に来たのでしょう(明治時代?)。

道玄坂の牛丼

狭苦しそうにたっているブロンズ像

道玄坂を上り下りする人たちの視線を免れているせいか、まだ初々しさが・・・

店のシャッター

店のシャッター

これは、驚くべきことに飲み屋のウインドーでした。

これが店構えです。

表紙の女の子

　やはり、右手にタバコをはさんでいました。

【時の化石】

　道玄坂、109の隣でこの写真を撮ったが、ここに腰をかけていた欧米人(白人)の青年が、どいてしまった。
　そのままで、というジェスチャーをしたが、あいそうもなく立ち去った。その様子を見て不思議な気持ちになった。彼も日本化してしまったのだろうか。
　というのは、パリと違って、東京ではみんなあいそうがないからだ。バスでも電車でも、食堂でも、日本では隣り合わせても皆「つん」としている。
　この度、写真を撮っていて、それを痛感した。

【To where? N.2】

109の二階の喫煙所にある像。

109の二階にあるゴミ箱

ベンチの色も同じ

【風見鶏】

　渋谷では、このようなオブジェがあまり目立たない気がします。どうしてでしょう。

スキピオからの提案

　道玄坂の通りをどちらかの一方通行とし、もっと広く歩道をとり、このようなオブジェの所にさりげなくベンチをおいたらどうだろうか。
　車道を狭めて一方通行の道路にすれば、排気ガスが減り、横断もしやすくなる。
　歩道を広げてベンチをおけば、店先に人がたまりやすい。

地下鉄入り口

地下鉄入り口

　葡萄の浮き彫り

残念ながら、現在は桜木町まで行きません。横浜までです。