のろのろ Grand Prix

2007/06/02 - 2007/06/02

　友達からＢ級グルメの祭典・Ｂ−１グランプリに行かないかと誘われた。そんなに量は食べられないけど、間近に見える富士山でも見に行こうかなとお誘いにのって富士宮へ。

エリア 富士宮(静岡)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄

　富士から身延線に乗った。ローカル線なのにやたらと混んでいる。ほとんどの人が富士宮で降りたので、ちょっといやな予感。会場に着いてみたら人だらけで、もう何がなんだかよくわからない。どこの屋台の店の列がどうできていて、最後尾がどこなんだ。店から数百ｍ離れた場所に「最後尾」のプラカードが見えたりする。これだけでもうげんなり。

　とりあえず第１回グランプリで準優勝した横手の焼きそばに並んでみる。列がめちゃくちゃで横入りも頻発、列に並んでいたと思ったら違う列だったという人もいて、朝っぱらから雰囲気は殺伐としている。
　誘導のおばはんは「もうちょっと詰められない？」を繰り返すばかり。もう詰められないよ。おまけに、「最後尾」のプラカードを並んでいる客に持たせている。会場を見回しても、そんなことをさせているのは横手だけ。「何を偉そうにしてるんだ」とだんだん腹が立ってきた。
　40分以上並んでようやくあと２・３人くらいのところまできた。お客さんが「列が大混乱でどこに並んだらいいのかわからないから、きちんと整理してほしい」と店員に要望を出したら「そんなこと言われても…」という返事。確かに店にいる人は調理担当だろうが、出展者として来場者に迷惑をかけているならば、まず「申し訳ありません」と言わなくちゃだめだろう。これで完全に横手への印象は悪くなってしまった。
　待ってありついた焼きそば(300円)。まずいとは思わないけれど、40分並ぶ価値のある一品とも思わない。判断には店の印象の悪さが多少反映されてはいるだろうけど。

　とにかく並ばないと食べられない。そそくさと次の店に並ぶ。富士山が見えたが、山頂部分しか見えない。こちらも期待はずれになってしまった。

　２軒目は静岡県裾野市の水餃子(200円)。モロヘイヤが練り込まれている。ちょっと色にぎょっとしたけれど、思ったほど変な代物ではない。値段の割には質は悪くないかな。
　食べ終わったはいいけれど、空き容器を捨てる場所がまったく見つからない。会場もそういった必要な案内はまったくせず、誰も見ていないようなステージの放送しかしない。お昼時が近くなり、会場はさらに大混乱。あまりの運営の稚拙さにあきれるばかりだ。大学の学園祭のほうがまだまともな運営してるよな。

　まだ空いていそうな鳥取のとうふちくわをめざすと、岐阜県各務原市のキムチ鍋に誰も並んでいない。店の人も「待たずに食べられます」と言っている。そんなに人気がないのかなぁ。でもキムチ鍋は嫌いではないので１杯いただいてみる(200円)。
　辛さがもう少しほしいけれど、別にまずくもない。なんで並んでいないのだろう。10分ほどしたら「完売」の貼り紙が出た。ほんとに完売なのかどうかよくわからないけれど。

　で、とうふちくわ(200円)。おいしいのかと半信半疑だったが、とうふの味がしつつちくわの食感。イカの糀漬けがよくあい、意外にいける。焼きちくわもまたよろし。
　ほんとはまだ周りたい店もあったけれど、あいかわらず大混乱の会場。砂埃もけっこう飛んでいて、食べる気が失せてきた。

　夕刻に新宿で所用があったので、「もうちょっと粘る」という友人と別れて帰途につく。小田原からは小田急ロマンスカーで新宿へ一直線。最新鋭のロマンスカー・50000系の展望席(といっても後ろ向きだけど)が取れたので、ちょっと機嫌が戻る。

　展望席からみた田園風景。景色を見ているといきなり左側からすれ違い列車が現れてきてびっくりする。

　伊勢原を通過。大山…かな？　確信が持てないけど。

　小田急ロマンスカーは「走る喫茶室」とうたわれた。アテンダントさんが注文を取りに来てくれるので、プレミアムコーヒーを注文してみる(330円)。ガラスの専用カップがちょっとしゃれている。なかなかいい気分。
　しかし、ちょうど西日の時間帯。熱線反射ガラスを使ってはいるのだろうけれど、日が当たってちょっと暑くてまぶしい。展望席なのでブラインドは当然ない。
　そして、小田原から新宿までノンストップなはずなのに、スピード感をまったく感じない。特急らしいスピードだったのは小田原から本厚木と複々線区間だけで、あとはほんとに特急かというくらいのスピードだった。高級車はスピードを出してもスピード感はないという話だけれど、この列車もその類なのだろうか。
まぁ、展望席に乗れてあまり文句をいっては罰があたるかな。

この旅行記へのコメント （3）

• Noririnさん 2007/06/03 23:39:28

  大変でしたね・・・

  めもるさん　こんばんは。
  
  山頂のステキなプロフ写真とガラッと変わって、可愛らしい認定証になりましたね。
  
  それにしても、富士宮まで行ってこれだけしか食べられないって･･･
  大変な旅でしたね＾＾；
  雄大な富士山の姿も見る事が出来なかったとは･･･
  
  次回は食事＆景色を堪能する旅をして下さいね。
  Noririn

  めもるさん からの返信 2007/06/05 07:24:41

  RE: 大変でしたね・・・

  おはようございます。いつもどうもです。
  Noririnさんもお城からキュートな女の子になりましたね。
  （→この一文だけ読むと意味不明だ…）
  そうでしたか、あの山の写真はステキでしたか。いやいやいや…。
  戻そうかな(笑)。
  
  　賑わっているとは思ってましたが、ここまでとは思っていませんでした。
  身延線の車内には年配のご夫婦も多く（Ｂ−１の話をしていて、ほとんど
  富士宮で降りていました）、さぞしんどい思いをされたかと思います。
  ビール片手になんて、とてもそんな訳にはいかなかったです。
  
  　まぁ、こんなこともあります。

  めもるさん からの返信 2007/06/05 07:26:11

  RE: 大変でしたね・・・

  あ、ごめんなさい、もうお城から替えていた…っけ？(汗)