服部緑地、日本民家集落博物館

2007/06/02 - 2007/06/02

服部緑地公園の中にある、民家集落の博物館です。
博物館といっても、広大な敷地の中に現物が移築されています。
国の重要文化財もたくさんあり、中に入って楽しめる建物もあり、貴重な場所です。入場料、大人５００円。土曜日にもかかわらず、意外に人が少ないし、ベンチがあちらこちらにあるし、木陰や森もあり、ゆっくり半日楽しめました。
これが、東京に有れば、いつも満員だろうな。

9:30-17:00 入館は16:30まで。
休館日：毎週月曜日（月曜日が祝日の時は翌日）
年間を通じて「大和十津川の民家」「南部の曲屋」「北河内の茶室」「カルチェはっとり」の貸部屋をしている。

http://www.occh.or.jp/minka/

エリア 伊丹空港・豊中(大阪)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄

入り口です。
これ自体が河内布施の長屋門（大阪府）です。

飛騨白川の民家（岐阜県）

一番のお気に入り。

横から見たところ。

へ〜〜。ほ〜〜〜。

「白川の大家族制下にあっては、『女は家にいついたもの』という観念が普通であった。女たちにとって、一生を生家ですごし、他家の男となじんで子をもうけることが当たり前の生き方であった。又、女は家の大切な労働力でもあったので、他家の長男（アニ）の嫁に選ばれても、嫁入りすることはなかなか家長（トト）が許さなかった。長男となじんで子供が生まれても別居のままで、やっと嫁入りした時、子供は５歳になっていたという例がある。白川では嫁入りの時、子供の１人や２人ついてくるのは珍しくなかった。どうしても家長が承知しない時は『嫁盗み』した。そのあとシャベリという仲人が間にたって仲直りをさせたという。
　家長や長男のもとへ嫁入りする娘以外はツマドイ婚である。ツマドイ婚とは女は生家にいて、男が通うという習俗で、生まれた子供は母の家で育てられた。別居婚であるから、夫婦の共同財産は持たない。このツマドイの関係は、もちろん周囲からも認められた公然のものであった。チョウダの前に夜這いの入り口がある。ここから、男が２階チョウダにいるツマドイの女を誘いに来るのである。２人の間には手ズルシという約束の品（帯や前掛けなど）が取り交わされた。」

中で囲炉裏に火が入っている！！
囲炉裏端に座ってちょっと一服。
説明者も居てくれる。

猫好きにはたまらない家？

越前敦賀の民家

奄美大島の高倉

高倉の入り口

この旅行記へのコメント （2）

• Rockyさん 2007/06/07 22:26:23

  大家族

  hikkyhikkyさん、こんばんは
  訪問感謝です。
  
  ＞白川の大家族制下
  ...なるほど、.....歴史には色々の過程があるんですね。１票。
  
  表面だけの上海訪問でしたが、このRockyが撮った写真からも、格差の中国が少し表れていました。これまた奥が有るんでしょう？...
  この上海で、何か感じられましたか....是非聞きたいですね...
  
  Rocky

  hikkyhikkyさん からの返信 2007/06/10 22:06:00

  RE: 大家族

  Rockyさん、ご訪問とコメントありがとうございます。
  感謝です！
  
  しばらく返答がかけず申し訳ありませんでした。
  やっと、復活(^_^)
  
  実は、長い間中国に行ったことが無くて、去年北京に行ったのが初めてでした。反省も含めて、ここ２，３年はアジア年にしようと思い、次の１１月には南京に行く予定です。上海は、北京の直行便が飛ばなくなって、経由地として寄ったことがあるだけです。実は、今は、韓国のチェジュ島に来ています。
  
  いろいろな国に行って感じるのは、
  １．発展途上国において、自分たちとつきあう人は、上層部の一部の人だけで、それらの人とつきあっている限りは、価値観、世界観はそれほど日本人と変わらない。
  ２．発展途上国の貧富の差は、ひとりひとりの命の重みやそれらの人々の間の世界観が違うほどに大きい。
  ３．文化や宗教等が違っても、魂が通い合ったと思える人と出会うことができる。
  
  私の場合、旅行は基本的に仕事だけなのですが、その中でたまに魂が通い合ったと思える人と出会えることが楽しみですね。
  
  また、ご訪問、コメントをいただけるとうれしく思います。