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1976年4月<br /><br />ボマから大西洋岸のバナナまで、予定線路はザイール川と並びながら、サバンナを走る。<br />隣国アンゴラとの国境はザイール川の中を通っているので、線路は国境とも並行している。<br /><br />バナナ付近は低湿地で、川岸から海岸に沿ってマングローブの林が広がっている。<br />このあたりには、新たに港の建設が予定され、付近は同時に臨海工業地帯ともなるだろう。<br /><br />現在人口のまばらなこの土地は、インガ水力発電所のきわめて低廉な電力が供給され、立派な港湾設備とともに将来の大発展が期待される。<br /><br />鉄道はバナナから海岸沿いに北上し、終点はムアンダと予定されている。<br />ムアンダの街は近くに軍事基地があり、最近では石油開発も始まっている。<br /><br />海岸のがけの上に、「ホテル・マングローブ」が建っている。<br />このホテルは、疎林の中にリゾート的な別荘風の建物が散在し、我々の憩いの場でもある。<br /><br />西の水平線に沈む夕日を眺めると、日本海岸に育った私は妙に郷愁を覚える。<br /><br />マタディ・バナナ間(厳密にはマタディ・ムアンダ間)の新線鉄道は単線だが、ザイール人たちの希望を入れ極力勾配やカーブを避け、もちろん電化もし、将来高速運転が可能なように配慮された。<br />

キンシャサ日記【509】バナナ港はザイール発展の導火線になり得るか

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1976/04 - 1976/04

21位(同エリア17件中)

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ソフィ

ソフィさん

1976年4月

ボマから大西洋岸のバナナまで、予定線路はザイール川と並びながら、サバンナを走る。
隣国アンゴラとの国境はザイール川の中を通っているので、線路は国境とも並行している。

バナナ付近は低湿地で、川岸から海岸に沿ってマングローブの林が広がっている。
このあたりには、新たに港の建設が予定され、付近は同時に臨海工業地帯ともなるだろう。

現在人口のまばらなこの土地は、インガ水力発電所のきわめて低廉な電力が供給され、立派な港湾設備とともに将来の大発展が期待される。

鉄道はバナナから海岸沿いに北上し、終点はムアンダと予定されている。
ムアンダの街は近くに軍事基地があり、最近では石油開発も始まっている。

海岸のがけの上に、「ホテル・マングローブ」が建っている。
このホテルは、疎林の中にリゾート的な別荘風の建物が散在し、我々の憩いの場でもある。

西の水平線に沈む夕日を眺めると、日本海岸に育った私は妙に郷愁を覚える。

マタディ・バナナ間(厳密にはマタディ・ムアンダ間)の新線鉄道は単線だが、ザイール人たちの希望を入れ極力勾配やカーブを避け、もちろん電化もし、将来高速運転が可能なように配慮された。

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