2007/05/12 - 2007/05/12
105位(同エリア116件中)
洋子さん
“美人林”は新潟の松之山郷にあるブナ林。新緑の今が一番美しい。ブナは幹が細くすっと伸び、その立ち姿の美しさから、美人林と呼ばれるようになりました。
ブナ林の中を歩くと自然の懐に抱かれているようで身も心もリラックスしてくる。
ブナ林は多彩な機能をもち、木材の生産はもとより、災害の防止、良質な水の安定供給などを生み出し、多くの恵みを与えてくれます。林の面積は3ha、樹齢60年ぐらいだそうですが、落ち葉が積もった、ふかふかの上を歩くのは心地よい。
このあたりにはブナの原生林がまだ、あちこちに残っている。 昭和初期までブナやナラはエネルギー源で、燃料として、薪や木炭として使用されていた。暖房はもちろん、鉄、金、陶磁器その他の工業生産にも、薪や木炭が使用されていたのです。
時の政府の政策で、ブナやナラを伐採し、高値で取引されることを夢見てスギ、ヒノキが植林されて森の姿は一変しました。その後、海外から安い材木がどんどん入り、採算が取れないのと人手不足で、山、林業は疲弊の一途をたどっているのが現状です。
雪で木が倒れても放置されたままだし、下草かり、間伐、枝打ちなどをしないと森の木は育たない。森の「将来」は100年、200年先のことである。親が植え、子が育て、孫の時代にようやく伐る、長い時間がかかります。
また、森は、地球温暖化の主たる原因である二酸化炭素の吸収源として重要な役割が期待されています。京都議定書に定める我が国の温室効果ガス削減目標6%のうち、3.9%を森林による吸収量で確保することとしており、森林はいかに重要か改めて認識しました。
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