松之山の棚田

2007/05/10 - 2007/05/10

　松之山郷の魅力のひとつが棚田です。ここは山が連なる深山で平坦地がない。昔から、山の斜面にそったわずかな棚田を耕して生きている。千枚田の一番小さい田んぼは蓑の下に隠れるほどの広さしかなかったと言う。

　農機具は持ち込めない。狭く急な山肌に棚田が整然と並んでいるさまは日本の原風景だと、都会の人たちは褒めるが、この田んぼを耕す人は、日の出とともに田んぼに出て、日が暮れるまで額に汗して働き、先祖からの田んぼを守っている。

　ここもご多分に漏れず高齢化と過疎の村だ。米価は不当に安く抑えられ稲作は補助金をもらって成り立っている。この小さな田んぼから米を収穫するのは想像を超える重労働だろう、一枚、一枚の田んぼに命をつぎ込む老農夫に心打たれる。

エリア 松之山温泉(新潟)

田植え風景

棚田にしずむ夕陽

今日植えられた、田んぼ

見渡す限り山、また山。ここにも田んぼがある

田植えを待つ棚田

苗代

「耕して天に至る」まさにそんな景色です

この旅行記へのコメント （1）

• ツーリスト今中さん 2007/05/21 19:16:15

  棚田の夕陽が素敵！

  柔らかな陽の光と光を受けた田圃の輝きが素敵ですね。
  
  釧路は田圃とは無縁です。
  北海道も空知、旭川は米どころですが。