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1976年4月<br /><br />マタディから西に、ザイール川を渡ってから、川と並行して約150キロ西の大西洋岸バナナにいたる、鉄道新線の沿線を紹介しよう。<br /><br />ザイール川を渡って、約60キロ下流のボマまでは山が多く、鉄道はいくつかのトンネルをくぐらなければならない。<br /><br />道路は、ザイール川を渡し舟で渡って後、この間川から北に離れており、鉄道建設の資材輸送には船の利用が不可欠となる。<br /><br />ボマは、古くからこの地方一帯の中心であり、王様がここに住み、ヨーロッパ人によるコンゴ開発の最初の基地でもあった、人口5万人の由緒深い町だ。<br /><br />この町から、北の国境までは農林業が盛んで、東西に流れるザイール川と直角に、軌間600ミリのマユンベ鉄道が走っている。<br /><br />沿線はサバンナの、緩やかな起伏の丘が続く。<br />家々の庭には、バナナがたわわに実り、谷間には自生のマンゴの樹が、見え隠れする。<br />穏やかで、緑に恵まれた、豊かな田園風景である。<br /><br />ボマの現在は、その鉄道で運ばれてくる木材やパーム・オイルの積み出し港として栄えており、ビール工場もある。<br />

キンシャサ日記【508】王様が住んでいたボマ

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1976/04 - 1976/04

21位(同エリア17件中)

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ソフィ

ソフィさん

1976年4月

マタディから西に、ザイール川を渡ってから、川と並行して約150キロ西の大西洋岸バナナにいたる、鉄道新線の沿線を紹介しよう。

ザイール川を渡って、約60キロ下流のボマまでは山が多く、鉄道はいくつかのトンネルをくぐらなければならない。

道路は、ザイール川を渡し舟で渡って後、この間川から北に離れており、鉄道建設の資材輸送には船の利用が不可欠となる。

ボマは、古くからこの地方一帯の中心であり、王様がここに住み、ヨーロッパ人によるコンゴ開発の最初の基地でもあった、人口5万人の由緒深い町だ。

この町から、北の国境までは農林業が盛んで、東西に流れるザイール川と直角に、軌間600ミリのマユンベ鉄道が走っている。

沿線はサバンナの、緩やかな起伏の丘が続く。
家々の庭には、バナナがたわわに実り、谷間には自生のマンゴの樹が、見え隠れする。
穏やかで、緑に恵まれた、豊かな田園風景である。

ボマの現在は、その鉄道で運ばれてくる木材やパーム・オイルの積み出し港として栄えており、ビール工場もある。

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