2007/05/07 - 2007/05/08
90位(同エリア112件中)
よっしーさん
済南で歓待されてぼろぼろに酔っぱらった自分は、意識が若干もうろうとしつつも、河南省北部の濮陽へ。
濮陽は、近くで油田が出たり、これから更なる発展が期待される中堅都市のひとつ。
目的は、濮陽の戚城遺址を見に行くこと。
戚は、かつて春秋・戦国時代の衛国の首都に近い所にある。
戚は、春秋時代8度の会盟が行われた、諸侯会盟の土地としてよく知られる。交通の要衝でもあり、戚の地を巡り何度も戦乱も起きている。晋楚が覇権を廻って戦った城僕の戦いをはじめ、幾度もの大きな戦いが行われた。
この戚の城の遺構が今もきれいに残っており、会盟を行った会盟台も残っている。衛が小国であったが故によく知られぬところだが、日本人の中国歴史ファンが唸るには十分な場所である。
そのほか濮陽は、6400年も前に作られた竜(中華第一竜)が発見されたため「竜郷」といわれ、また孔子が長く住んだ地として、その高弟子路の墓がある。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
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戚城遺址への入り口。
有料の公園としてかなり行き届いた保存事業がなされているほうだと思う。 -
中国で最初に発見された竜が展示されていたり、衛の歴史が簡単に説明された展示があったり、遺跡のほかにも見所はある。
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公園に入ってまっすぐ行くと中央に、三皇五帝の一人、帝顓頊の故郷としても知られているらしい。
この像は、顓頊が竜に乗り四海に至るの図。 -
戚城遺址の地図
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中国で最初に発見された竜。中華第一竜といわれている。竜は貝でできている。
今から6000年以上昔のもの。 -
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土製の鼎
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いよいよ戚城遺址へ
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城壁の様子がよくわかります
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城壁は四方を四角く取り巻く
その曲がり角 -
城壁に上って撮ってみた
しっかり登って見られるようになっている。
変なイバラもなく、とても遺跡が見やすく、市民に親しみやすい。こういう遺跡の展示と保存の仕方は非常に良いと思う -
北のはずれの版築は保存状態が悪く、かなり心配
雨対策などが必要 -
別名は、孔理城と言われる
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かつて江沢民主席がやってきたようで、碑があった
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城壁を左手に遊歩道を歩く
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見晴らし台があるので上る。
なんだか版築がみえたけど、かつてはなにかあったのだろうか -
城の堀をなした川
左手は、戚城村 -
城壁から外れた所にも、小さな版築が残る
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会盟台
ここで諸侯会同が8度行われた
会盟とは、現在の国際会議のようなもので、諸侯が「会」して、「盟」する。「盟」とは、諸侯間の条約であったり、宣言であったりする。
単に「会」して、諸侯間の交友を深めるだけの場合もあった。 -
版築をのぞかせる
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会盟遺址の説明
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次に子路の墓へ
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子路墳
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ここに子路は眠る。
子路は孔子の高弟で、最期は衛が攻められたときに衛公を守る戦いで犠牲になった。
彼は、孔子の子弟の中でも、最も誠実に行使に仕えた人物だと思う。私利私欲なく孔子に仕え、たいへん尊敬できる人物だ。 -
戚城遺址見学、子路墳見学に十分満足し、次の街、邯鄲へ向けて出発した。
濮陽から邯鄲へは、バスが30分おきくらいで出発している。所要約3時間
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