ハノイ３：　市内バスで巡る　「ホーチミン廟」　と　「タイ湖」　

2007/04/14 - 2007/04/14

都バスの地図を研究して、今日はホーチミン廟と、その北に広がる大きな湖、タイ湖に行ってみた。

バスでうまく行けば、いろんな所に行ける。
今回がちょっとしたテスト試乗だ。

ホーチミンは、だれでも知っている、ベトナム共産党創始者で、初代大統領のことだ。
ホーチミン廟は、個人崇拝が大好きな共産国の典型で、モスクワ、北京に行けば、そっくりなレーニン廟や毛沢東廟であることが、よく分かる。

おそらく、ピョンヤンでも、キム・イルソン廟なるものがあって、その前でダンスでも踊っているのだろう。

現地ネット環境劣悪のため作成した当時の現地緊急避難ページ。
http://www.geocities.jp/mihata01/4traemergency_080.html からハノイをクリックするか、または下記をクリックしてダイレクトに移動してください。
http://www.geocities.jp/mihata01/4traemergency_087.html &
http://www.geocities.jp/mihata01/4traemergency_088.html &
http://www.geocities.jp/mihata01/4traemergency_089h.html

エリア ハノイ(ベトナム)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ハンガイ通りを通っているバスは９番。
ホアンキエム湖始発で、西に進む。

ホーチミン廟や、孔子廟、中国大使館、日本大使館、日本食「江戸」のあるダイウ・ホテルなどに行くには非常に便利な９番だ。

料金は一律３０００ﾄﾞﾝ（22円）。
車掌が乗っており、お年寄りが乗ってきたら、必ず若者をどかせて座らせる。
クーラーが効いていて、快適である。

難点は、窓ガラスが汚くて、写真が撮れない事と、バス停が少なく、どこにあるかを知っていないと、間違った地点で降りてしまい、長距離を歩くハメになる。

左図は、９番のルートを車輪マークで、示している。

拡大版⇒ http://www.geocities.jp/ariyan9911/11zoom.jpg

運転席の側から乗り込むと、車掌がやって来て、３０００ﾄﾞﾝを支払えば、切符をくれる。

９番始発のホアンキム湖。

通りにあるバス・ストップ。

車掌に「ホーチミン」と言っておけば、降りるところを教えてくれる。

廟の近くで降りて、廟に近づくと、このように人でごった返している。

全部、観光客だ。

カメラもウェストポーチも預けて、とにかく手ぶらでなければ、入れてくれない。

ちゃんと、手荷物預かり所がある。
（預け料は無料だが、貴重品はこの廟見学には、持って行かないほうが、良いカモ）

廟を守っている衛兵が、ちょうど交代していたので、パチリ。

大きな広場に、この建築物。

モスクワ「赤の広場」にある、「レーニン廟」とそっくりだ。

列をなして見る、中に入って遺体を見る、手荷物禁止、表向き無料というのも、すべて全く同じだ。
モスクワのレーニン廟と。

よくこんなにマネしたものだ。
ホーチミンの遺体は、毎年、モスクワに送って、遺体のメンテナンスするそうだ。
もともと、ホーチミンの遺体処理と遺体化粧はソ連時代のモスクワでやった、とも言われている。

遺体のメンテナンス期間は、見学お休みだ。

イヤに詳しく説明しておりますが、当のﾜﾀｸｼは、モスクワのレーニン廟も、このホーチミン廟も、中には入っておりません。

ﾜﾀｸｼ、個人崇拝反対の立場をとっておりますので。
ハイ。

廟の横にある竹林。

タケは、なんとなく落ち着く。

ホーチミンの遺体を見たヒトは、あとで、必ず、この「ホーチミンの家」を見ることになる。

廟を見たヒトには、入場料が要らないのか？

ここから入るヒトには、入場料１０，０００ﾄﾞﾝと、書いてあった。
越南人はタダ。

入口から、ホーチミン大統領の執務室の建物が、見えるので、ﾜﾀｸｼたちは中に入らず、入口から一枚撮らせて頂いた。

ベトナムの子供たちの教育の一環として、ここを訪れることは多いのだろう。

たくさんの子供たちが先生に連れられて、やって来ていた。

ホーチミン廟広場から北に延びている道路は広く、並木も立派。

「ホーチミンの家」の周りは、垣根鉄格子で囲われていて、鉄格子のすきまから、その広大な庭とか、執務室ビルとか、家とか、を見られるのではないか？
っと思った。

が、見事に、鉄格子に目隠しをしていた。

あ―、ベトナムのケチｯ！
（どっちがケチか、分からんけど）

これ、目かくし。

でも、ところどころ、めくれてて、そこから中を覗けた。

黄色い執務室の建物の写真は、そのメクレから撮ったもの。

タイ湖に向って、公園通りを歩いて行くと、「鎮武観」というお寺がある。

１１世紀に、中国軍を破って、国を守ったという、玄天鎮武が祀られている。

境内は大木に囲まれ、外の喧騒がうそのように静かで、精神が癒される雰囲気がただよう。

観光客もチラホラ。

盆栽。

ここの拝観料は、インフレ激しいベトナムでは珍しく、値上げされずに、２０００ﾄﾞﾝ。

この銅像が「玄天鎮武」さんらしい。

「玄天鎮武」さんの足。

皆が撫でるので、色が白い。

ﾜﾀｸｼもなぜて、頭や胸にその霊気をかけておいた。
効き目があるかな？

「玄天鎮武」さんの銅像は、１６７７年に作られて、高さ３．９６m, 重さ４tonとのこと、らしい。

ここの守護神は鶴と亀。

「鶴は千年、亀は万年」というが、末永い国の繁栄を願ってのことか？

それにしても 何故、鶴が亀の上に乗っているのか？

今後注意して研究してみよう。

お堂の外の守護神は「龍と虎」。

これで、今年のセ・リーグの優勝争いは、また中日と阪神か？とピンと来た。

ちなみに、ﾜﾀｸｼは巨人ファンです。

さらに外側の庭には象の守護神。

よく眺めると、かわいらしい顔をしている。
象が出てくるところが、東南アジアらしい。

隣接する公園を北へ上ると、ハノイ一大きなタイ（西）湖。

湖沿いの道路を挟んで、向こうにも湖がある。

ここは広々としており、緑豊かな公園もあり、市民の格好のいこいの場所だろう。

拝観料タダ、っという「鎮国寺」が、湖から突き出して見えるので、見に行った。

１０重の仏塔が美しい。

行ってみると、門が閉まっている。
中を見ていた人たちが、時々出てくる。
その時、中に入ろうとすると、番人に追い返された。

ナンデヤ？
ボードの拝観時間をよっく見ると、昼休みが始まる時間帯だった。

湖畔の公園には、荷物を持った人々が、ゴザを敷いて寝ていた。

どう見ても、地方から出てきて、ここで寝泊りしている、としか見えない。
中には煮炊きする者もいた。

ホテルの部屋での楽しみは、テレビ。

ＢＢＣ(英）,ＤＷ-TV（独）,ＴＶ５(仏）,ＣＣＴＶ(中),RUSSIAN-TV(露),TrueTV,HBO(映 画専門ﾁｬﾈﾙ),CartoonTV、とベトナムTV数チャンネル。

どこの大国も宣伝上手だ。
日本のＮＨＫは何をしとるんジャ？
大きなホテルだけでなく、どこの小さなゲストハウスでも映るように、プロモートしてください。

メディア戦争で、かなり遅れをとっている、と思う。