2007/05/03 - 2007/05/03
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ぬしま汽船さん
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山陰地方の以前から見たかった地域を車での一人旅。
宿は取らず車での完全なフリープランで。
初日の目的地は「投入堂」
前日の夜12時過ぎに千葉を出て、友人を神戸で降ろし、中国自動車道の院庄ICで高速を降り、そこから下道で山間の景色のきれいな道を1時間ほど走ると三徳山に到着。着いたのは2時ごろ。
この日の主なBGMはリトルテンポとスティービーワンダー。
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三徳山入り口の大鳥居。
三徳山は古代から山岳信仰の聖地で、修験道の祖とされる役の行者が、この地を修験道の行場として開いたのが三佛寺の始まりとされている。
その後、849年に円仁により天台宗寺院とされたそう。
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三佛寺宝物殿前の広場横にある石仏群。
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三佛寺本堂。
この本堂を奥へまわったところに入山受け付けがあり、そこで服装や靴裏の溝などのチェックを受ける。ちなみに歩きにくい靴の人は、わらじに履き替えることを薦められる。
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PM2:23
名前と入山時間を記載し、修験の場とされているため「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」と書かれた輪袈裟を受け取り入山。 -
入山するとすぐに、苔むした岩が転がる渓流に架かる「宿入橋」という朱の塗り橋を渡る。
下山した人たちが川の冷水で顔を洗ったりしていた。 -
橋を渡り「十一面観音堂」を過ぎると、すぐに険しい急坂に木の根が絡まる「かずら坂」に。
この木の根を掴み、引っ張り、足場にしながら登っていく。
何人も同時に引っ張ったり、足場にしても根は切れない。 -
カズラ坂をある程度上りきると、少し平坦に。立派な杉の古木と新緑を見ながら、ここでやっと一息つける。
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山道を登っていると、大きな岩と根が入り組んだ急坂が出てくる。その上に見えるのは文殊堂(もんじゅどう)。ちなみに岩の左側に回りこむルートもある。登山道と言っても、人の手はほとんど入っておらず、正式ルートも曖昧。みんな好き勝手登っている。
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強い木の根
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文殊堂を見上げる
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文殊堂の支柱に結ばれているクサリを支えに大きな岩の塊を登る。
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崖の上の岩角にある文殊堂は、舞台造に建てられ、その周囲は回縁として1周できるようになっている。
正直怖いが、この場所から見る山並みは気持ちいい。 -
文殊堂を過ぎ、左右が谷となっている大きな岩の続く坂道を登っていくと文殊堂とよく似た「地蔵堂」が見えてくる。地蔵堂も文殊堂と同じく、断崖に建っており、ここも回縁を1周出来る。
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地蔵堂を過ぎたあたりから、坂もゆるくなる。しばらく行くと鐘楼堂(しょうろうどう)が見えてくる。
登ってくる途中で「ずいぶんと鐘の音が聞こえる…」と思っていたら、ここで登山客の人達が鐘をついていたからだった。
写真は鐘楼堂横の大岩。
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鐘楼堂からは馬ノ背・牛ノ背と呼ばれる、水平に近い痩せ尾根(やせおね)になっている。
平均台を渡るようにバランスをとりながら岩の上を歩いて行く。
写真は馬の背から振り向き、撮った鐘楼堂。 -
痩せ尾根を越えると、「納経堂(=写真手前)」が見え、その先の「観音堂(=写真奥)」後ろの湿ったくぼみを通り「元結掛堂」を過ぎ、岩角を右側に廻り込むと→
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→山道を登っている途中で、一度も視界に入ってこなかった「投入堂」が現れる。
巨大な断崖に沿って山道を曲がると、急に開ける舞台効果のおかげで、無意識に「オォ」と言ってしまう。
それにしてもかっこいい。
疲れも忘れる。 -
細い柱と筋交に支えられ、断崖絶壁の急斜面になんとも言えないバランスで建っている。
土門拳が著作の中で、「日本第一の建築は?と問われたら、 三仏寺投入堂をあげるに躊躇しないであろう。」と述べている。
車椅子生活だった土門拳は三佛寺の絶壁を多くの手助けを借りてよじ登り、投入堂の内陣を撮影したそう。
ちなみに、昔は一般客でも絶壁伝いに堂内も入ってよかったが、転落事故が相次いで、禁止になったとのこと。 -
投入堂を含め、各お堂の建立方法には、現代の科学の力をもってしても多くの謎が残されているらしく、柱をズームレンズで見ていると「役行者が投入れた…」と言いたくなるのも、「分からなくも無いか…」と思える。
とは言え、間違いなく当時(恐らく平安後期の建築とされている)の人々が苦心し、何らかの方法で建てたもののはず。
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PM4:50
気付くと回りは誰もいなくなっていて、最後の下山者に。少し心細くなり心無しか急ぎ足になるものの、カズラ坂はくだりの方がきつい。 -
下山後に宝物殿前の水琴窟の音を聞く。涼む。
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三佛寺を出発し、近くの三朝温泉に汗ばんだ体をさっぱりさせるために向かう。車で10分ほど。
河川敷の無料駐車場に車を停め、とりあえずぶらついてみる。温泉街では「湯女」や「ヌード」の看板が目に付く。「株湯」まで歩き飲泉したあと、商店でガスとラーメンを買う。途中でカメラの電池が切れ写真は無し。
写真は無料の河原風呂。 -
PM7:11
河原で鯖缶とラーメンを食べる。
その後、8時ごろに河原風呂に入っていると打ち上げ花火が上がり始めた。こういう偶然の贅沢に出合えるから旅は楽しい。
温泉から上がったあとは河川敷の駐車場で一泊。
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