2007/04/01 - 2007/04/07
86位(同エリア173件中)
前日光さん
去る4月1日・5日・7日頃、曇り空が続いたり、そのうえ夕方4時過ぎてしまったりしたのですが、鹿沼市内を中心に、その西部の都賀町(つがまち)、西方町(にしかたまち)、さらには宇都宮市まで、桜を求めていろいろ回ってみました。
華やかさには少し欠けますが、それなりに美しい里山の桜をご覧ください。
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鹿沼市の西には、旧粟野町、西方町、都賀町とありますが、これはむしろ栃木市に近い都賀町の畑の中にあった社です。
桜がとてもきれいに咲いていたのですが、写真に撮ったら、このように桜がさっぱり写りませんでした。
桜の写真は、ホントに難しいです! -
で、とりあえず足下に咲いていた菜の花でごまかしてみました(@_@)
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でも、それはないだろうと思ったので、桜をアップにしてみました。
全体像がダメなら、部分で迫るしかないと
思いまして・・・ -
こんなひと重のしだれ桜もありました。
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これは、西方町金崎(かなさき)という所の桜です。
金崎には約800本の桜の木があり、桜祭りの時にはたくさんの人出で賑わいます。
通勤の車からも、咲き誇る花々を見ることができ、
新年度の仕事の忙しい時に一服の清涼剤となってくれています。 -
染井吉野のアップです。
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鹿沼市内に戻り、東武新鹿沼駅にほど近い所に、
浄土宗雲龍寺という寺があります。
この時には既に夕刻で、4時くらいになってしまいました。
ここの桜の美しさは昔から有名で、鐘撞堂の屋根と桜が絶妙なコントラストを見せていました。 -
寺の門がちょうど額縁のようで、天気がよかったなら
また時間がもっと早かったなら、どんなに美しいことであったろうかと惜しまれます。 -
山門額縁のアップです。
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寺の中から、山門を眺めたものです。
表紙の写真やこの風景を見ていると、どうしても三好達治の詩、
「甃のうへ」が浮かんでしまいます。
あはれ花びらながれ
をみなごに花びらながれ
をみなごしめやかに語らひあゆみ
うららかの跫音 空にながれ・・・ -
桜の近くには、このような仏像がたくさんありました。
この寺の本尊は阿弥陀如来で、鎌倉の武将、宇都宮頼綱も崇拝し、両脇には観音、勢至菩薩、さらに両翼には二十五菩薩が立ち並んでいるそうです。
檀家には鹿沼宿成立以来の旧家が多いようです。
いつかそれらの仏を、見せていただきたいと思っています。 -
山門を入って左手には「閻魔堂」があり、縁日
(旧1月16日・7月16日)には賑わうようです。 -
もっと明るい時間、晴れた空のもとで、この風景を眺めたかったと思いました(^^;)
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来年こそは、天気の良い昼の時間帯に訪れてみようと
かたく決意しました! -
4月7日(土)、鹿沼市東部から宇都宮市の西部に
かけて桜を追って行く途中、田園地帯の中に立派なしだれ桜があり、その下にはこのような石仏が佇んでいました。
どうも半跏思惟像に弱くて・・・ -
上に同じです。
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このお堂の左側に、上掲の石仏たちがおいでになります。
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ここでの桜も、本物はもっとずっとずっとすばらしいのですが・・・
桜は、本当に写すのが難しいです。 -
この桜は、なんと小学校の校庭のド真ん中にあるのです!
その小学校とは「宇都宮市立城山西小学校」と言いまして、桜の季節になると、たくさんの人が訪れ、近くにはお店が出るほどなのです。
この日は保育園の入園式もあったとかで、その帰りに桜を見にやってきた人々で、付近の田んぼが仮の駐車場になっていたのでした。 -
ちなみに、この桜は「孝子(こうし)桜」という
名で呼ばれています。
昔々、病気のお父さんと二人暮らしの孝助という男の子が、冬なのにどうしても死ぬまでに桜を見たいという父の願いを叶えてやりたくて、近くの古賀志(こがし)山の大日如来にお祈りしました。
孝助は稀に見る正直者で信仰心も人一倍強いため、それをよくご存知の大日如来様は、ついに孝助の願いを聞き届けてくださり、孝助の父は、念願の桜を見ながら亡くなったという言い伝えがあります。
この話から「孝行息子の桜」という意味で、「孝子桜」と呼ばれるようになったということです。 -
またしても、弥勒菩薩風石仏です。
これも古賀志山付近ですが、大日如来様の影響でしょうか?
本当にたくさん、たんぼ道に小さな祠がまつってあり、このような野仏が鎮座していらっしゃるのであります。 -
この付近にはまた「二宮堀」の跡あり、という標識もあったので、探したのですが、なかなか見つからず、
あきらめかけた頃、草むらの中にこのような流れを発見!
おそらくこれがその堀と思われます。 -
そんな歴史的なものなら、もっときちんと保存するべきでは?と思ったのですが・・・
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この堀のあたりから眺めた「古賀志山」です。
例の「孝子桜」の大日如来様がお住まいになっている山です
この頃はまだまだ冬の風情ですね。 -
再び鹿沼市の中心部です。
「千手山公園」という所があり、ここにも約300本の桜があります。
観覧車を始めとする遊具・施設もあります。
料金が格安で、今でも50円でいろいろな乗り物に乗れます。少し前までは、なんと20円でした! -
この公園の中にも、このような石仏があるのです。
古いものは江戸時代のものもあります。 -
公園の下には、桜の枝越しに、今では珍しくなった木造校舎の小学校を見ることができます。
テレビドラマの撮影やCMにも使われたことがあります。
「鹿沼市立北小学校」です。 -
山門の軒下には、日光東照宮のような、中国故事
「二十四孝」に由来する蛙股彫刻が施されています。 -
順序が前後してしまいましたが、上の彫刻はこの千手観音堂の軒下のものです。
下野第31番札所であって、市指定重要文化財の木造の本尊菩薩像が安置されています。 -
仁王門です。
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仁王門の軒にも、鮮やかな彫刻が施されています。
鹿沼市というのは、日光東照宮を造った宮大工たちが
そのまま住み着いた人もいて、木工が盛んな町でもあるのです。 -
北小を、枝越しでなく眺めたものです。
たしかに昔懐かしいぬくもりのある校舎ですよね。 -
千手山公園から、再び古賀志山を眺めてみました。
鹿沼市からは、男体山も見えますが、鹿沼市民にとってより親しい山は、この古賀志山かもしれません。
桜を求めて奔走した1週間ほどでしたが、桜と共にたくさんの石仏との出会いもあり、ますますいろいろな場所への好奇心がわき起こってきました。
ふと目を向ければ、すぐ傍に美しいものやおもしろいものがあるものですね(^^;)
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この旅行記へのコメント (4)
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- 旅猫さん 2007/05/04 12:38:47
- 鐘楼と桜
- 前日光さん、こんにちは。
地元密着型の素敵な旅行記、いつも楽しませていただいています。
桜の写真は、曇り空だと花と空が被って難しいですよね。
淡い色なので、青い空や木々の緑などが背景にないときれいに撮れませんね。
鐘楼と桜の写真は素敵ですね。
枝振りといい、鐘楼との絡みといい、絶妙な桜です。
鹿沼は、ほんとによい場所ですね。
旅猫
- 前日光さん からの返信 2007/05/05 01:08:59
- RE: 鐘楼と桜
- 旅猫さん こんばんは
大好きな雲龍寺の鐘楼と桜の写真へのコメント
ありがとうございます。
実は本日、またしても雲龍寺を訪れてしまいました。
すると今度は、白い藤の花が高貴な香りを漂わせて
おりました。いつ行ってもきちんと整備された寺で
住職が熱心にこの寺について、語ってくださいました。
本当にこの寺を愛しているという住職の気持ちが伝わってきまして
さわやかな気分になりました。
本堂もとても良い形をしていますので、後日アップしたいと思います。
ところで明日は、旅猫さんが行かれた「近江」の人(親類)が
我が家に参ります。旅猫さんのブログ、紹介しちゃおうかな?なんて
思っています(^_-)
行く春を 近江の人と 惜しみける 芭蕉
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- 義臣さん 2007/05/03 19:38:00
- 里山
- 前日光さんの里山素晴らしい雰囲気を漂わせてますね。
私は国分尼寺遺跡付近の薄墨桜も好きですね。
以前なかったのに
国分尼寺遺跡へ久しぶりに数年前に行ったら付近も
綺麗に整備復元されて
驚きました。
そろそろ行かなくては。
義臣
- 前日光さん からの返信 2007/05/04 00:41:38
- RE: 里山
- 義臣さん こんばんは!
いつものことながら、拙い旅行記へのコメントありがとうございます。
季節はずれかなぁと思いつつ、今年の桜はやはり今年のうちに・・と思いまして、アップしました。
このごろ気づいたのですが、私の場合、どうしても寺社と石仏に目がいってしまうようです。
で、似たものになってしまうのですが、それはもう好みの問題なので仕方がないのでしょうかねぇ?
国分寺の薄墨桜も噂に聞いておりまして、ぜひと思いつつ毎年過ぎてしまいます。
桜の季節でないときに通りかかることがあるのに!
本日は「前日光」方面に行ってきましたので、近々アップします。
また遊びにいらしてください。
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