2007/04/20 - 2007/04/20
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フーテンの若さんさん
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ブラジルの最初の首都として栄えた町サルバドール。かつてアフリカからたくさんの奴隷が連れて来られた経緯で人口の80%は黒人と黒人とインディヘナの混血が占める。そのため、独自のアフロ・ブラジリアン文化が息づくパワフルで異卿的な町だ。バイーア州の州都であるため、敬愛を込めて「バイーア」と呼ばれるという。
黒人女性が身に着けている純白のドレス「バイーアファッション」、癖のある香辛料を使った「バイーア料理」、格闘技と舞踏をミックスさせた「カポイエラ」発祥の地、華麗な「コロニアル建築」な町並みと教会。
「バイーアは何かを見るところではなく、何かを感じるところだ。」と言った人がいるという。
(以上。地球の歩き方より抜粋)
そんな町でのサーフィン。セントロから1時間近く離れたジャグアリビ・ビーチに到着したのは午後14時過ぎ。何十軒もの海の家が連なるビーチには、日光浴を楽しんだり、ビールを飲んだりで、のんびりくつろぐバイーアっ子たちで混雑していた。サーファーたちの姿も多い。セット胸程度の波。横風の影響でグシャっていても、彼らはうまくピークを見極め、着実に乗りこなしていく。
早速、僕も波に乗ってみようと、サーフショップを探したのだが、海の家ばかりでちっとも見当たらない。その辺の兄ちゃんに聞いてみると、「俺が借りてきてやる」と勢いよく、あちこち駆けずり回ってくれた。しかし、苦労の上、借りてきてくれたボロい板にはリーシュが付いていない。
リーシュは?と聞くと、「ないけど我慢しろ。大丈夫、大丈夫!」と適当な返事。そしてグーに親指を立てニコッと笑う(=Goodの意。このジェスチャーはブラジルでやたら多用する)。しかも、ワックスもないという。
仕方なしにリーシュ+ワックスなしの板で試みた。
案の定、転ぶ&滑る。その度に板は跳んでいく。何度、板を取りに岸まで戻ったことか。。。
ちかれたべ。戻ってくると、まあ休憩しなさい。ビールを飲め飲めと、丁寧に椅子を差し出される。どうやら彼の奢りっぽい。ろくな板じゃなかったけど、悪い奴ではなさそうだ。二人で仲良く乾杯。あの子はカワイイ(=ガッタ)、あっちの子もどうだ?とビーチの女の子の話で盛り上がる。気がつくと仲間が増え、宴会チックになっていた。盛り上がって、酔っ払いのおっさんからサンバのダンスを教えてもらったり、胴上げされたり。そうこうしているうちに完全に僕は出来上がってしまっていた。
ぼちぼち帰りますわ。ほな、勘定お願い。すると、兄ちゃんはみんなのビール代も僕に請求してきた。あら!やられた。奢られているはずが、僕の奢りになっとる。まぁええか、充分楽しませてくれたし。
海岸線の帰り道をほろ酔い気分で歩いていると、サーフィンスクール生たちが準備体操をしていた。今日の板に散々懲りたので、明日にでも板を借りれないか交渉してみる。「余っていたら貸せるけど、基本はスクール生のためのものだから。」と今思えば当たり前の返事が返ってきた。それでも対応してくれた兄ちゃんはとても丁寧に対応してくれた。英語もペラペラなので尋ねると、彼はプロサーファーで世界を周っていて、4年前には新島、田原、部原と日本のサーフポイントを訪れたことがあるという。「日本の波もいいけど、バイーアの波は最高にいいよ。バイーアを楽しんでいってね!今回は協力できずに御免よ。」と矯正中の前歯をキラめかせながら、眩しいほどの笑顔で僕を見送ってくれた(ブラジルの若者の間では歯の矯正が流行っているみたい。とにかく何処でもよく見かける)。
まだ心で感じるサーフィンはできていないけど、このバイーアの町の人たちは本当にやさしいことがわかった。言葉がちゃんと通じなくても、心で感じあえる。わかりあえる。そしてみんな笑顔がとても素敵なんだな。
たぶん、ここバイーアの海もいい波がくるに違いない。よし、明日は朝からサーフィンするぞ!
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昨日、ろくな板が借りられなかったジャグアリビ海岸ではなく、今日はバーハ要塞そばにあるバーハ海岸へやってきた。ここのサーフポイントは狭いのだが、目の前にサーフショップがあるのでまともな板が借りられるだろう。昨日のうちに各ビーチを周って下調べしておいたのだ。
セントロから30分でバスは海岸線に出る。バスから見える限り、波はそこそこありそうだ。ポイントは朝早くから混雑し始めていた。はやる気持ちを抑え、小走りで店に着いてみてガックリ。「オープン」の看板が立っているのに、サーフショップが閉まっているではないか。おい、おい、おい。いい波なので店のオーナーも波乗りしているのだろうか。
目の前にいい波が来ているのにサーフィンできないなんて。まるで病気で休んで、得意の体育の水泳授業を見学しているような気持ちだ。大好きな給食のカレーうどんの日に腹痛で何も食べられない日のようでもあるし、遠足の前日にオヤツを買い込んで、前日にちょっとだけと思ってオヤツを食べたら、ほんとんど食べてしまって、当日のオヤツが無くなってしまった日のようでもある。
地元の奴に板を借りようとも思ったが、今日はカメラを持ってきてしまったので、ちょっと心配。おとなしくサーフィン見学に徹することに決めた。
地元のサーファーたちはとにかく上手かった。早めに崩れてしまう波を、更に早いテイクオフで乗りこなす。そうか、ああやってリップを滑るのか。アップスンうまい!スピードのつけ方が違う。波の選び方、捉え方、滑り方。ははーん、なるほどねぇ。彼らの姿を見ているだけで、初心者の僕にはとても勉強になる。
彼らの肉体をよくよく見ると、日本人とは筋肉のつき方がまったく異なることに気づいた。黒人特有の筋肉質な肉体。太陽に反射して海の上で黒光りする彼らの勇ましい姿は、バーハの荒々しい波にマッチしていて何ともカッコいい。対して僕の体は華奢で、おまけに腹はぽっこり出ている。この体では彼らにサーフィンで勝てるわけがない。肉体改造しなくては。。。
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少し小腹が空いたので近くのショッピングセンターへ向かった。カロリーを気にしつつも、1階のフードコートでアイスを買って、中を散歩しているとアイススケートリンクがあるではないか。特に壁や屋根に囲われている訳でもないので、氷はかなり溶けている。それでも子供たちは、ほとんど見たことがないだろう氷の上で、アイススケートをワイワイ叫びながら無邪気に楽しんでいた。
僕は3階に上がり、アイス片手に彼らのスケートの様子を見ていたのだが、もう見ていられないぐらいみんなヘタクソ。常夏のサルバドールでは雪が降ることはない。だから、スケートにおいて彼らが上手く滑れないのは、当然といえば当然のことなのだろう。
サーフィンできない恨みをスケートで晴らしてやろうか。浅田真央風の華麗な滑りをブラジル国民の前でお披露目しちゃるのだ。村主のスピンに、ミキティのジャンプ、最後は荒井静香のイナバウアーで決め!ショッピングセンター中のお客は僕の姿を見て拍手喝采。見たか、スケート大国ジャポンから来た氷の親善大使の滑りを。
と思ったが止めた。こんな狭いリンクのなかをグルグル周ったって面白くも何ともない。むしろさっきのサーフィンの姿と、このヘタッピな姿とのコントラストを見比べていたほうが数倍楽しい(さらには、僕はスケートも大してうまくないのだ)。
なんて感じで、ずっと見学(と妄想)ばかりしてこの日は終わってしまった。サーフィンも(スケートも)せず、(アイス食って)見ていただけ。明日こそ本格サーフィン(のはず)。もし最悪できなかったら(マジ)氷上デビューしよう(かな)っと。
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