平遥・太原−太原編?−

2007/03/19 - 2007/03/22

旅行最終日、夜のフライト前に市郊外の晋祠へ。
ホテル前からバスで向かおうとすると、バス停にこの日の
前日から晋祠発着のバスは全て一時運営を取りやめるとの
掲示が…！
なんていう運の悪さ。やむを得ずタクシーをチャーター
（60元）して晋祠に向かうことに。

エリア 太原(中国)

市内から1時間ちょっと。到着すると車の周りに
人だかりができ、「私はスターか？」と思って
いると、どうやらガイドが客を探しているらしい。
荷物を公園入り口横の写真屋で有料で預かって
くれた（２元。念のために荷物には鍵を掛ける
べき）。

「晋祠公園」から「晋祠」に入り、さらに中に入って
もしばらくガイドが声をかけてくる（たぶん合計10人
以上）。人に寄ってはしばらくは何も言わず後をつけ
てくる。女の子ばかりだから怖くはないけど、「怪し
い者ではない」とガイド証を見せられても、追いかけ
られるとやっぱり怖い。「どうせ聞き取れないんだか
ら、後をつけるな！」と怒ったらやっと離れていっ
た。

ガイドから逃げるうちにどうやら「晋祠」の見所
ポイントまで来ていた。
ここはやはり1000年以上前に立てられた寺などの
建築物が並ぶ。敷地内には時代を感じるものが多く、
特に有名なのは聖母殿に並ぶ宋代の侍女像、大きく
傾く周柏という木、年中澄んだ水が湧き出る難老泉
が晋祠三絶と呼ばれ、実際どれも趣があってきれい
だった。

左が聖母殿（侍女像は撮影禁止）、右が周柏。

聖母殿の柱には龍が８匹からまっていて、
迫力があった。

たぶん木製。

聖母殿の左にある難老泉。

覗き込むと、「ぼこぼこ」という音をたてて
水がずっと湧き出ていた。不思議な風景。

境内のはずれにある像。私の背の2倍はあり、
迫力があって怖かった…。遠くから写真を撮る。

これも！

このほか塔や水路もある。

ここの欠点は、ガイドを着かせるためか、各建物に
説明書きが一切ないということ。
それでも郊外で空気もきれいで、天気もよく、人も
多くないこともあって気分がよかった。敷地は広く、
ゆっくり2時間くらいかけて見て回った。

最後、出口付近で迷い込んだ羊の群れと遭遇。
旅の終わりに羊が残したものは周りの人の
苦笑と無数のふんだった…。

前もって空港に行き、19時のフライトまで時間を
つぶそうとバスを探すと、空港行きバスも運行を
一時停止しているとのことで、車をチャーターする
ことに（がんばっても50元）。
さらに空港でランチでもと思っていたのに、空港
唯一のレストランは14時半頃にすでに食べ物がない
とのこと。太原空港には何にもなく、結局ベンチで
4時間ほど座って本を読むなどして時間を潰し、
やっと北京に戻ってきた。