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内モンゴルで包製作【その4】

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1988/07/26 - 1988/08/29

203位(同エリア207件中)

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paoplus

paoplusさん

出航
いよいよ出発となった7月の末。内モンゴルへと向かうローバー隊の隊員1年から3年までの13名は神戸港へと集まった。
もちろんそんなにお金も掛けられないので、神戸から上海までは鑑真号と言う船で2日がかりの旅となる。全行程5週間の予定のこのプロジェクトではあるが、日本から内モンゴルの現地までは、飛行機の便の関係もあって1週間も掛かってしまうため、実際現地での生活は3週間と少しと言うことになる。

出航すると、船内では何もすることがなく、甲板に出て海でも眺めているが、すぐに飽きてしまう。自然と甲板での昼寝となった。しばらくすると、昼食そしてまた昼寝となって、天気も良かったので半日ほどでみんなすっかり焼けてしまった。
僕は、そうこうしているうちに船に酔ってきた。もうどうする気力もなくなり、寝転んでいるのさえもつらくなってきた。
夕陽が海に沈んでいき、ようやくと言った感じで1日が過ぎていく。
次の日も相変わらず青い海に、青い空だった。朝食を終えると、甲板で昼寝をして過ごす。船から見える景色は昨日と変わらない。海にはイルカが飛び跳ねている。
そしてまた、昨日と同じように夕陽は海へと沈んでいった。
いよいよ明日の朝には上海だ。海の色も変わっているだろう。

船は揚子江に入ったようだ。昨日までの青い海の色とは違い、黄土色に濁った水の上を進んでいる。これが河とは信じられないくらいの大きさだ。船からは河岸がかすかにかすんで見える。大きな船から小さな船までたくさんの船が行き来している。しかし、この大きさには驚いた。僕が初めて大阪に出てきた時に淀川も大きい川だなあと思ったことを憶えているが、これはその何倍もの大きさである。大陸のスケールの大きさをまざまざと感じた時だった。

それにしてもさすがに丸二日も船に揺られるのはきつい。上海に上陸したが、まだ頭の中は揺られている感じだ。

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