2004/03 - 2004/03
299位(同エリア346件中)
漣さん
駅に降り立ち住宅街の坂をひたすらに下ること十数分。渓谷沿いに見えるは労働者の理想郷。
それは産業革命と共にやがて世界に広がる温情主義の礎となった青年実業家の思想の実験場。
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チケット売り場の入り口に掲げられた世界遺産の碑。ニューラナークは以下の基準で世界遺産に登録されている。
()織物生産のためのリチャード=アークライトの新たな工場制がニューラナークに持ち込まれると、労働者や経営者への住宅やその他の施設を充てる必要性が認識されるようになった。
ここはロバート=オーウェンが19〜20世紀の世界中に広がることとなった産業共同体の見本を生み出したその地である。
()ニューラナークは優れた設計かつ必要性に応じた施設を備えた労働者住宅及び精神的・物理的な必要性を改善するよう設計された公共建造物の建造の証拠である。
()ニューラナークの名は19世紀以降の社会発展に深い影響を与えることとなった積極的な教育・工場改革・人道的な労働の実践・国際協力・田園都市運動の様な事態におけるロバート=オーウェンの社会哲学及び彼の名と同義である。
※ユネスコのHPに記載されているものの私訳です。 -
産業革命の波に乗り誕生した中産階級。青年実業家として名を馳せた理想主義者ロバート=オーウェン。労働者の生活水準を引き上げることが生産性の向上に繋がると考え、次々と改善策を打ち出した。
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労働者の住宅は現在でも機能しており、部屋の空きを待つ人が絶えない。
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その中の一軒が訪問者用に博物館として開放されており当時の労働者の生活様式を垣間見ることが出来る。
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ロバート=オーウェンの邸宅も開放されており内部見学可能。
ここで協同組合、地域通貨等、労働者の立場に立った改革案が次々と発案された。 -
工場内部には可動式の椅子に座り、当時の産業史を学ぶといったアトラクションが用意されており、何と日本語対応。如何に研修旅行で訪れる日本の団体が多いかを物語っている。
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周囲の地域の遠足はここで決まり。訪問時も幾つかの小学生グループが訪れていた。
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ニューラナークにおける実践の内画期的なものの1つに教育改革があり、幼稚園という制度発祥の地がここ、ニューラナークでありその建物もきれいに保存されている。
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ニューラナークが凄いのは村そのものが良好に保存されているだけでなく周囲の自然環境もそのまま残っている点にある。
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田園都市とは都市郊外にありながら生産設備を全て備え、自給自足が出来るよう配備された都市計画の事を指す。ニューラナークは正にその思想を体現した理想郷として現在も手本とされている。
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当時の工場はホテルやユースホステルとして営業しているのでどんな旅行者にも対応可能。今まで訪れた産業遺産の中で最も完璧な保存方法が取られていると感じた。
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