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<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />今朝もマティウスと先に出発。<br />途中で四人組、ロベルト&ルルデスが追いついてきた。<br />みんなで一緒に歩いてビルバオが見渡せる丘に出た。<br />私は一人で興奮した。グッゲンハイムが見える。ほんの少し前に来たばかりなのに懐かしい。<br /><br />ビルバオに着き、揃って朝食を食べたあと、それぞれに別れた。<br />マティウスは、今日はここまでとし、ゆっくりビルバオを観光したいのだと言う。<br />もう、しばらく会えないかもしれないけれど、後で必ず追いついてくるだろう。<br />私はSantiagoという名のカテドラルを訪ねた。<br /><br />川沿いを歩き、グッゲンハイムへ。<br />一か月ほど前に来た時と同じ展示内容だったので、今回は中を少し見て通りすぎることにする。<br />ここではスタンプをもらい、ご満悦。<br />前回来た時は、雨模様だったので、まったく印象が違う。<br />ビルバオは早いとこ通過しようと、さらに川沿いを歩く。<br />今日の目的地であるポルトガレテまでは、この川沿いに行けば近道だと昨日教えてもらっていた。<br />ビルバオの街を過ぎると、川幅が広くなり、中州があって、工場地帯のようになっていた。<br />気をつけなければいけないのは、川の右側を歩くこと。そうしないと、とんでもない方向に行ってしまったり、遠回りになるからだ。<br /><br />車がたくさん走る空気が悪い道をひたすら歩かなければならない。<br />暑さと、退屈な道のり。地下鉄を勧めてくれたのは、このためだったけど、こんな道でも歩きたい。歩かなければ。<br />何度かbarで休憩したり、昼食も取りながら、少しづつ進んでいく。<br />昨日の話では、ポルトガレテに到着した時の目印は、橋があるということ。<br />橋があれば、それを渡ればポルトガレテだというのだ。<br />その橋には、何か謎があるようで、絵をわざわざ書いてくれたのだが、ゴンドラのようなものがぶら下がっていて、いったい何を意味しているのかわからなかった。<br />とにかく橋の出現を待った。<br />ようやく遠くに小さく橋らしきものが霞んで見えてきた。<br />少しづつ大きくなってくるまで、時間がかかる。<br /><br />おや?あれって橋なの?<br />高い柱しかないみたい。人や車が渡る道は、どこを探してもない。<br />目を凝らして見ると、川の両岸を繋ぐのは、それは道ではなく、太いパイプのようなものだった。ガス管なのかもしれない。<br />いったいどうなっているのだろうか!?<br />だんだん近付いても謎は深まるばかり。<br />すると、その橋に沿うような形で、大きな箱が動いているではないか。<br />いよいよ橋のたもとに到着すると、チケット売り場がある。<br />きっと橋を渡るには、お金を払わなければならないのだろう。<br />待っていると、向こうから、ゴンドラのような箱が近付いてきて、ドアが開いた。<br />そこから人が降りてきて、こんどは待っていた私たちが乗り込む。<br />真ん中の大きな通路は車用だった。<br />ドアがしまると、ゴンドラは動き出した。<br />確かに絵に描いてもらったものと、同じではないか!<br /><br />アルベルゲでは最後の一つのベッドをもらうことができた。<br />すぐ後から来た、フランス人親子三人組は、床にマットレスを敷いて寝ることになってしまった。<br />まだそんなに遅い時間ではないのに、混んでいるなんて不思議だ。<br />部屋もけっこう広いのである。<br />部屋を見回すと、あれ?なんか見覚えのある荷物じゃないの?<br /><br />シャワーを浴びて外に出る。<br />近くにアウトドア用品の店があったので、ショートパンツを購入。サンダルも試してみたが、サイズが合わなくて断念。<br />今日はスーパーで買いものをしよう。<br />スーパーに行くと買うのは決まって、ヨーグルトと、大量のフルーツだ。<br /><br />アルベルゲの部屋に戻ると、ルルデスが居るではないか。<br />見覚えのある荷物は、ロベルトや四人組のものだった。<br />ビルバオを見学すると言っていた彼らの方が、先に着いているなんて不思議だったが、彼らは素直に地下鉄に乗ってきたという。<br />ロベルトは疲れて寝ていた。<br /><br />大きな廊下にテーブルが置いてあって、そこで食事をしている人がいたので、話をはじめた。<br />彼は、パブロと言い、サンティアゴの近くの出身で、これから歩いて実家に帰るのだが、時間がないので、どこかでバスに乗るつもりだという。<br />普段はドイツのハンブルグの大学で、スペイン語とドイツ語の先生をしているという。<br />頭が良さそうだけど、気が弱そうな、ぬいぐるみみたいな人だった。<br /><br />そこへここのアルベルゲのボランティアの世話人である、アンヘルというおじさんがやってきて、あれやこれやと世話をしてくれる。<br />今後の巡礼路についても、具体的にアドバイスをしてくれて、とても親切にしてもっらった。<br /><br />夜もふけると、四人組も帰ってきたが、人数が二人増えていた。<br />ペドロとロザリオの夫婦が加わったのだ。二人は四人組とは旧知の仲だった。<br />ちなみに、「四人組」と言ったのは、マティウスだった。彼らを総称する時、「グルポ デ クワトロ」と呼ぶのだった。<br />この二人の出現は、近くに迫った四人組の帰郷を意味していた。<br />あと三日ほどで、ベロニカとカルロスが帰ってしまうのだ。<br />ペドロとロザリオの二人は少しだけつき合って歩いて、ペドロの車でマドリッドまで帰るのだった。<br />残るマティルダとドリーもあと一週間ほどで帰郷するのであった。<br />ルルデスも同じだった。<br /><br />消灯の時間が過ぎ、一人で廊下のテーブルで日記を書いていると、ルルデスがやってきた。<br />ルルデスは、チャーミングで、ひとなつっこい女性だった。<br />「私の名前は漢字でどう書くの?」<br />ええと〜、いい文字はあるかなぁ?<br />考える時間を稼ぐために、<br />「『ルルです』って日本では有名な風邪薬だよ。『I am るる』ってこと。」<br />我ながら、変な説明でお茶を濁しながら考える。<br />紙に『流留出寿』と書いてみるが、いまいちだなぁ。<br />そこへロベルトもやってきた。<br />ロベルトにも考えてあげる。<br />『路辺流人』<br />これはなかなかいいんじゃない?!<br />三人で盛り上がる。<br />ルルデスとロベルトは、とても仲が良い。<br />たくさんかかってくるロベルトへの電話が急に減ったのは、電話の相手が彼女だったからなのだろう。<br />素敵な彼女だったので、少しロベルトの株があがってきた。<br />ルルデスは、仕事の関係で、一週間弱だけ一緒に歩くことになっている。

スペイン巡礼「北の道8」7月20日(木)Portugalete 31.6km

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2006/07/20 - 2006/07/20

255位(同エリア259件中)

0

43

night-train298

night-train298さん


















今朝もマティウスと先に出発。
途中で四人組、ロベルト&ルルデスが追いついてきた。
みんなで一緒に歩いてビルバオが見渡せる丘に出た。
私は一人で興奮した。グッゲンハイムが見える。ほんの少し前に来たばかりなのに懐かしい。

ビルバオに着き、揃って朝食を食べたあと、それぞれに別れた。
マティウスは、今日はここまでとし、ゆっくりビルバオを観光したいのだと言う。
もう、しばらく会えないかもしれないけれど、後で必ず追いついてくるだろう。
私はSantiagoという名のカテドラルを訪ねた。

川沿いを歩き、グッゲンハイムへ。
一か月ほど前に来た時と同じ展示内容だったので、今回は中を少し見て通りすぎることにする。
ここではスタンプをもらい、ご満悦。
前回来た時は、雨模様だったので、まったく印象が違う。
ビルバオは早いとこ通過しようと、さらに川沿いを歩く。
今日の目的地であるポルトガレテまでは、この川沿いに行けば近道だと昨日教えてもらっていた。
ビルバオの街を過ぎると、川幅が広くなり、中州があって、工場地帯のようになっていた。
気をつけなければいけないのは、川の右側を歩くこと。そうしないと、とんでもない方向に行ってしまったり、遠回りになるからだ。

車がたくさん走る空気が悪い道をひたすら歩かなければならない。
暑さと、退屈な道のり。地下鉄を勧めてくれたのは、このためだったけど、こんな道でも歩きたい。歩かなければ。
何度かbarで休憩したり、昼食も取りながら、少しづつ進んでいく。
昨日の話では、ポルトガレテに到着した時の目印は、橋があるということ。
橋があれば、それを渡ればポルトガレテだというのだ。
その橋には、何か謎があるようで、絵をわざわざ書いてくれたのだが、ゴンドラのようなものがぶら下がっていて、いったい何を意味しているのかわからなかった。
とにかく橋の出現を待った。
ようやく遠くに小さく橋らしきものが霞んで見えてきた。
少しづつ大きくなってくるまで、時間がかかる。

おや?あれって橋なの?
高い柱しかないみたい。人や車が渡る道は、どこを探してもない。
目を凝らして見ると、川の両岸を繋ぐのは、それは道ではなく、太いパイプのようなものだった。ガス管なのかもしれない。
いったいどうなっているのだろうか!?
だんだん近付いても謎は深まるばかり。
すると、その橋に沿うような形で、大きな箱が動いているではないか。
いよいよ橋のたもとに到着すると、チケット売り場がある。
きっと橋を渡るには、お金を払わなければならないのだろう。
待っていると、向こうから、ゴンドラのような箱が近付いてきて、ドアが開いた。
そこから人が降りてきて、こんどは待っていた私たちが乗り込む。
真ん中の大きな通路は車用だった。
ドアがしまると、ゴンドラは動き出した。
確かに絵に描いてもらったものと、同じではないか!

アルベルゲでは最後の一つのベッドをもらうことができた。
すぐ後から来た、フランス人親子三人組は、床にマットレスを敷いて寝ることになってしまった。
まだそんなに遅い時間ではないのに、混んでいるなんて不思議だ。
部屋もけっこう広いのである。
部屋を見回すと、あれ?なんか見覚えのある荷物じゃないの?

シャワーを浴びて外に出る。
近くにアウトドア用品の店があったので、ショートパンツを購入。サンダルも試してみたが、サイズが合わなくて断念。
今日はスーパーで買いものをしよう。
スーパーに行くと買うのは決まって、ヨーグルトと、大量のフルーツだ。

アルベルゲの部屋に戻ると、ルルデスが居るではないか。
見覚えのある荷物は、ロベルトや四人組のものだった。
ビルバオを見学すると言っていた彼らの方が、先に着いているなんて不思議だったが、彼らは素直に地下鉄に乗ってきたという。
ロベルトは疲れて寝ていた。

大きな廊下にテーブルが置いてあって、そこで食事をしている人がいたので、話をはじめた。
彼は、パブロと言い、サンティアゴの近くの出身で、これから歩いて実家に帰るのだが、時間がないので、どこかでバスに乗るつもりだという。
普段はドイツのハンブルグの大学で、スペイン語とドイツ語の先生をしているという。
頭が良さそうだけど、気が弱そうな、ぬいぐるみみたいな人だった。

そこへここのアルベルゲのボランティアの世話人である、アンヘルというおじさんがやってきて、あれやこれやと世話をしてくれる。
今後の巡礼路についても、具体的にアドバイスをしてくれて、とても親切にしてもっらった。

夜もふけると、四人組も帰ってきたが、人数が二人増えていた。
ペドロとロザリオの夫婦が加わったのだ。二人は四人組とは旧知の仲だった。
ちなみに、「四人組」と言ったのは、マティウスだった。彼らを総称する時、「グルポ デ クワトロ」と呼ぶのだった。
この二人の出現は、近くに迫った四人組の帰郷を意味していた。
あと三日ほどで、ベロニカとカルロスが帰ってしまうのだ。
ペドロとロザリオの二人は少しだけつき合って歩いて、ペドロの車でマドリッドまで帰るのだった。
残るマティルダとドリーもあと一週間ほどで帰郷するのであった。
ルルデスも同じだった。

消灯の時間が過ぎ、一人で廊下のテーブルで日記を書いていると、ルルデスがやってきた。
ルルデスは、チャーミングで、ひとなつっこい女性だった。
「私の名前は漢字でどう書くの?」
ええと〜、いい文字はあるかなぁ?
考える時間を稼ぐために、
「『ルルです』って日本では有名な風邪薬だよ。『I am るる』ってこと。」
我ながら、変な説明でお茶を濁しながら考える。
紙に『流留出寿』と書いてみるが、いまいちだなぁ。
そこへロベルトもやってきた。
ロベルトにも考えてあげる。
『路辺流人』
これはなかなかいいんじゃない?!
三人で盛り上がる。
ルルデスとロベルトは、とても仲が良い。
たくさんかかってくるロベルトへの電話が急に減ったのは、電話の相手が彼女だったからなのだろう。
素敵な彼女だったので、少しロベルトの株があがってきた。
ルルデスは、仕事の関係で、一週間弱だけ一緒に歩くことになっている。

  • ビルバオの街が見えてきました

    ビルバオの街が見えてきました

  • 朝食です

    朝食です

  • いよいよビルバオの街の中へ

    いよいよビルバオの街の中へ

  • 足下にはホタテ貝

    足下にはホタテ貝

  • グッゲンハイムが近づいてきました

    グッゲンハイムが近づいてきました

  • またね〜!

    またね〜!

  • まだまだ川縁を歩きます

    まだまだ川縁を歩きます

  • 退屈な道になり・・・

    退屈な道になり・・・

  • 目印の橋が見えるはずなのですが、まだまだ先のよう・・

    目印の橋が見えるはずなのですが、まだまだ先のよう・・

  • 遠くに橋が見えてきた・・?

    遠くに橋が見えてきた・・?

  • 川の向こう側には街が・・・

    川の向こう側には街が・・・

  • 橋だ!でもなんか変な橋

    橋だ!でもなんか変な橋

  • 橋の下には販売機があり、チケットを買うとゴンドラがやってきた

    橋の下には販売機があり、チケットを買うとゴンドラがやってきた

  • ゴンドラ内部

    ゴンドラ内部

  • これが橋の全貌です。この写真もマティウスから

    これが橋の全貌です。この写真もマティウスから

  • 今日の巡礼宿

    今日の巡礼宿

  • ポルトガレテの街とシンボルの橋

    ポルトガレテの街とシンボルの橋

  • 親切にしてくれた、アンヘルおじさん

    親切にしてくれた、アンヘルおじさん

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