2007/03/25 - 2007/03/25
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jilllucaさん
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2007年8月2日使用開始予定の関西国際空港新滑走路を歩くイベント「関空第2滑走路ウォーク」が3月25日に開催されました、この旅行記はその体験記です。
<2007年3月25日>
朝起きると雨だった・・・。
朝から気分がブルーになる、なんせ滑走路ウォークと言うイベントの性格上どんなに少なく見積もっても滑走路長の4kmは歩かないといけない、4kmも雨の中を歩くのは避けたいところである・・・こういう場合はネットでTAF(飛行場予報)を調べるに限る、TAFは国際線が発着するような空港を対象に発表される航空会社やパイロットが使用する公式な天気予報なので精度もかなり高い、ただ暗号の様な書式なので馴染みのない方の解読はなかなか難しいかも・・・簡単に解読してみましょう。
発表されている関空の飛行場予報は・・・
「TAF RJBB 240835Z 241812 26008KT 9999 FEW015 SCT030
BECMG 0609 34008KT」
解読すると・・・
「飛行場予報 関西国際空港 24日17時35分発表 25日3時から21時までの予報 風が260度から8ノット 視程10km以上 2/8の雲が1500フィート 4/8の雲が3000フィートにある 15時から18時までの間に風が340度から8ノットに変化し以後続く」
となる、雨については特に書かれていないので今日はなんとかなりそうだ、荷物になる傘は持たないで、雨の中、家の近くのバス停までダッシュする。
バスと阪急電車を乗り継ぎ宝塚へ、宝塚駅からは青春18切符を使いJR福知山線の東西線直通快速で京橋駅へ。
京橋で関空快速に乗り換え12時ちょうどに関西空港駅に到着した・・・家を出てから3時間弱、やっぱり遠い。
駅を出て空港の方に向かうと、今日は新滑走ウォークと共に関空旅博というイベントも行われており出店やイベントステージなどが盛り上がっていた。
さて今回の新滑走路ウォークは途中バスを使う事により歩く距離を調節出来るようになっており、一番長く歩くコースは13km、短いコースは2kmとなる。
まずはターミナルビルから南に向かって歩きだす、管制塔や消防署の横を通り新島に渡る、ここからは砂利道となるが路面が固く意外と歩きやすかった。
歩き始めてから1.5kmの地点にバス乗り場があり、ここからバスに乗れば2.5km先の新滑走路の入り口まで行けるのだが、まだそんなに疲れていないのでこのまま歩きを選択する。
なにやら荒涼とした未開の地を歩いているような変な気分である、ここまで4km歩いて、やっと新滑走路の北端B1誘導路に到着、ここからが本番である。
とは言え幅60m×長さ4000mの一直線の道路とあまり代わりない、普段は機上からしか見ることの出来ない航空灯火や航空標識が間近に見れるのは嬉しいけど・・・まだ接地点標識等一部の標識はマーキングされていなかった。
新滑走路を北(正確には北東)から南に向かって歩く、滑走路番号で言うとRWY24Rとなる、ちなみに逆向きはRWY06L、今ある滑走路は8月2日からRWY24→RWY24L、RWY06→RWY06Rと番号が変わる。
歩きながら西を見ると薄っすらと明石海峡大橋が見え、その方向に飛行機が見えた、現在使用中のRWY24に着陸するのかと思って観察しているとぐんぐん高度を下げて海の中に機体が消えた、神戸空港RWY27への着陸機だったようだ。
関空新滑走路から神戸空港まで直線距離で20km弱・・・いくらなんでも近すぎる、いっそ神戸空港から関空へ長い誘導路作って繋げたらお面白いのに・・・そんな事を考える、前方に3本の横線が見えてきた、これは滑走路中央標識と呼ばれその名の通り滑走路の中央に引かれている、これでやっと滑走路の半分2km歩いたことになる、ここからも帰りのバスが出ているのだが初志を貫徹し歩き続ける。
いつの間にやら風向きが変わり、先ほどまでRWY24に離着陸していた飛行機がRWY06を使い始めた。
その後は淡々と歩き、なんとか新滑走路4kmを歩き抜いた。
ここからターミナルまで更に5kmを歩くコースもあるが、既に8km歩いているのでここで白旗を掲げ、バスに乗ることにする。
それにしても雑多なバスが集まっている、ざっと見ただけで関空リムジンバス、京阪、南海、近鉄、阪神、水間、岸和田観光、帝産などなど・・・バスの見本市みたいで楽しい。
さすがにバスに乗ると10分くらいでターミナルに戻ることができる。
既に3時に近い、遅い昼食を取った後せっかくなのでRWY24の進入端にある展望デッキに向かう、100円のアクセスバスに乗る。
展望デッキは滑走路ウォークと関空旅博の影響か結構賑わっていた・・・しかし滑走路が賑やかではない、時間が悪いのかたまに離着陸があるだけ・・・さっきまで新滑走路ウォークを楽しんだ人間が言っても説得力がないけど「本当に2本目の滑走路いるのかなあ?」とつぶやく。
気勢があがらないまま再びバスでターミナルへ戻り、行きとは逆のルートで帰宅した。
関空の新しい滑走路はさすがの設備で、日本トップクラスの4kmの滑走路長を使えば搭載燃料が多く離陸滑走距離の伸びる超長距離路線の就航も可能だと思う。
しかし、実際にそういう路線を関空に呼べるのか・・・8月2日以降、滑走路保守の為の閉鎖時間のない日本初の完全24時間離着陸可能空港となる関空の奮起を期待したいと思います。
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京橋からの関空快速
結構時間掛かります -
関空では関空旅博というイベントも開催されており、イベントステージは盛り上がっていました
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新島の取り付け部から管制塔を眺める
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歩き始めて1.5km地点、ここからバスに乗る事も可能でしたが、歩きを選択
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あまりに何もない平原?を歩いているとなんだか妙な気分に・・・。
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やっと新滑走路の北端のB1誘導路に到着、ここまで4kmの道のり、ここからやっと滑走路ウォークが始まる
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誘導路灯です、色は航空青
誘導路の幅を示します -
停止位置標識
滑走路と誘導路の境界です、右が誘導路、左が滑走路
誘導路側から滑走路へは管制官の許可なしに入れません -
ストップバーシステムです
これが点灯している時は滑走路に入ることは出来ません -
こちらもストップバーです、滑走路に入れない時は航空赤に点灯します
管制官の許可がでると、赤が消え、いままで消灯していた誘導路中心線灯が点灯します -
これはホールドポジションサイン、ここから先は滑走路になります
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まだ使用不可の滑走路なので大きな「×」印がマーキングされています、誤着陸防止用です
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風向風速計です、だいたい滑走路の両端近くに設置されています
ここで計測された数値は気象台や管制塔に送信されます -
進入角指示灯(PAPI)です
4つライトで構成されおり、航空機に進入角の情報を与えます
航空機が適正進入角上にいる時ライトは「赤赤白白」に見え、高くなると白が増え、低くなると赤が増えます -
ILS(計器着陸装置)のアンテナです
これはグライドスロープと言いまして、航空機に適正進入角を与えます
簡単に言うと「高い」「低い」の二つの信号を出していて、航空機がその両方を均等に受信できる所が適正進入角上になります -
ILSのローカライザーのアンテナです
こちらは航空機に滑走路中心延長線上を教えます
先ほどのグライドスロープとこのローカライザーの信号をたどることにより、滑走路が見えにくい気象状態でも着陸進入や自動着陸が可能となります
この写真のアンテナは現在使用中のRWY06用のアンテナです -
滑走路中心線です、幅は45cm以上 長さは30m以上と決められています
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こちらは滑走路中心線灯
飛行機の進入方向から見ると航空白に点灯していますが、滑走路が残り900mになると航空白と航空赤が交互に、滑走路の残りが300mになると航空赤の点灯になります -
接地帯標識、幅3m、長さは22.5mです
滑走路中心線を挟んで対になっています
1500m以上の滑走路にはこれとは別に幅10m、長さ60mの接地点標識もあるのですが、まだマーキングされていませんでした -
現在使用中のRWY24からJALのB747が離陸していきました、8月2日からはRWY24はRWY24Lに番号が変わります
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滑走路中央標識です
パイロットが滑走路の残距離を知る一つの手がかりになります -
やっと新滑走路4km完歩です
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いつの間にやら風が変化し滑走路がRWY06に変わっていました
キャセイのB747が降りてきました -
第2滑走路ウォークの参加証です
写真の飛行機は検査の為に第2滑走路に初めて着陸したJCABのチェッカー機 -
展望デッキから飛行機を見るが、時間が悪いのかほとんど離着陸がなく少しつまらなかった・・・
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ユナイテッドのB777が離陸していきました
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