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<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />一つ目の村のbarはまだ開いていなかった。<br />ここから、今日の目的地のゲルニカまでの13.5kmは、店やbarがあるような村はないのだ。<br />早いうちに、昨日のマドリッドから来た自転車三人組に追い越されたあとは、もう誰にも会うことはなかった。<br />先に出たマティウスに追い付くことはできなかったし、後から出た四人組に、追い越されることもなかった。<br /><br />歩いていくと、barの看板が見えてきた。<br />地図にはそんな表示はないが、大歓迎である。<br />近付いてみると、ここも開いていなかった。<br />となりに小さな公園があったので、ひと休みをすることにした。<br />看板を見て、期待をしただけに、ちょっとがっかりだった。<br />そこへ隣家の住民の車が到着。<br />中から男の人が二人でてきて、一人が話しかけてきた。<br />「コーラを飲むかい?」<br />はいと答えると、家からよく冷えたコーラを二本、小さなミネラルウォーターのペットボトルを二つ持ってきてくれた。<br />「ここのbarは今はやってないからね。足の調子はどうだい?」<br />「マメができそうなんです。」<br />すると今度は救急箱を持ってきて、足に消毒液を塗ってくれた。<br />おばさんも出てきて、「がんばって歩いてね」と、応援してくれる。<br />ガラス瓶に入ったコーラは重いので、ここで飲み干すことにした。<br /><br />歩いていると、車からの応援も多い。<br />「銀の道」でもそうだった。銀の道の応援は、南部っぽく、にぎやかで荒々しかった。<br />ここの応援は、クラクションを鳴らして手を振ってくれたり、窓から顔を出して<br />buen camino !<br />と、声をかけてくれる。<br /><br />3時に目的地のゲルニカに着く。<br />アルベルゲへ行ってみると、入り口にマティウスが座っているではないか。<br />4時にならないと、オープンしないのだという。<br />並んで座っていると、車が入ってきた。<br />まだ早いけど、開けてくれるという。<br /><br />ここは私営のアルベルゲで、よく管理されており、シャワーもいいし、設備も整っている。<br />マティウスと、町の観光に出た。<br />ゲルニカは、ピカソの絵で有名な町である。<br />当時フランコによる反乱軍と人民戦線との間での内戦のさなか、フランコを支援していたヒトラーにより、空爆されたのであった。<br />1937年のことだった。<br />かろうじて全壊を逃れたサンタマリア教会。<br />しかし町は爆破されたため、新しい建物で埋め尽くされている。<br />スペインじゅう、どこにでもある広場は、雨の多い土地柄、屋根付きである。<br />チリダ(彫刻家)の作品がある公園を通り、バスク議会堂へ行く。<br />ここは今でも時々使われているという。<br />美しいステンドグラスの天井があったり、議会堂内の装飾は、ゴージャスで威厳があった。<br />中庭には、シンボルのオークの木(tree of Gerunika)がある。<br />昔からこの木の下で教区ごとの話し合いがなされてきた。<br />バスクの人々にとっては、こころのよりどころなのだろう。<br />これまでの旅で、すっかりバスク贔屓になった私は、この樫の木のくねくねした形の葉に興味を持った。<br /><br />今日はスーパーで買い物をして、アルベルゲで食べるとマティウスが言う。<br />わたしもつきあって、スーパーの中で物色。確か今日のアルベルゲには、電子レンジはあったけど、火は使えないはずだ。<br />いろいろ考えたあげく、始めての試みである、電子レンジで作るパスタを選ぶ。他にサーディン缶とオレンジジュース。<br />早速アルベルゲに戻り、不思議なパッケージをあけてみる。<br />マティウスが説明書を読んで、協力してくれたが、味の濃い、変な食べ物が出来上がった。<br />私たちはベランダに出て、それぞれの食事が始まった。<br />マティウスは、まじめで堅物。でもそこがまたおもしろい。<br /><br />そこへやってきたのは・・・・・・・<br />一日目の山の上で会った、あのロベルトだった。<br />マティウスとは初めての出会いだったようで、三人で話をした。<br />ロベルトは、「また会えて良かったよー」<br />と言っているが、その言葉に深みがないような気がして、軽くあしらっておいた(!?)<br /><br />そのうち4人組も到着し、ドリーとマティルダは、すでにどこかでロベルトに会っていたらしく、三人で盛り上がっている。<br />ロベルトったら、おばさまがたに評判がいいようだ。<br />私たちの部屋は四人組とマティウス。ロベルトはとなりの部屋だった。<br />夜から雨が降り始め、かなり蒸し暑い。<br />そして、ぶ〜ん という不吉な音が。<br />蚊だった。<br />大量発生したのか、体中を刺される。私ばかりが刺されているんじゃないかと錯覚するほど。もちろんそうじゃない。<br />みんなも悩まされているようで、あちこちでガタガタ音がする。<br />朝までみんな眠れぬまま歩き始めることになってしまった。

スペイン巡礼「北の道6」7月18日(火)Gernica 17.3km

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2006/07/18 - 2006/07/18

19位(同エリア20件中)

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77

night-train298

night-train298さん















一つ目の村のbarはまだ開いていなかった。
ここから、今日の目的地のゲルニカまでの13.5kmは、店やbarがあるような村はないのだ。
早いうちに、昨日のマドリッドから来た自転車三人組に追い越されたあとは、もう誰にも会うことはなかった。
先に出たマティウスに追い付くことはできなかったし、後から出た四人組に、追い越されることもなかった。

歩いていくと、barの看板が見えてきた。
地図にはそんな表示はないが、大歓迎である。
近付いてみると、ここも開いていなかった。
となりに小さな公園があったので、ひと休みをすることにした。
看板を見て、期待をしただけに、ちょっとがっかりだった。
そこへ隣家の住民の車が到着。
中から男の人が二人でてきて、一人が話しかけてきた。
「コーラを飲むかい?」
はいと答えると、家からよく冷えたコーラを二本、小さなミネラルウォーターのペットボトルを二つ持ってきてくれた。
「ここのbarは今はやってないからね。足の調子はどうだい?」
「マメができそうなんです。」
すると今度は救急箱を持ってきて、足に消毒液を塗ってくれた。
おばさんも出てきて、「がんばって歩いてね」と、応援してくれる。
ガラス瓶に入ったコーラは重いので、ここで飲み干すことにした。

歩いていると、車からの応援も多い。
「銀の道」でもそうだった。銀の道の応援は、南部っぽく、にぎやかで荒々しかった。
ここの応援は、クラクションを鳴らして手を振ってくれたり、窓から顔を出して
buen camino !
と、声をかけてくれる。

3時に目的地のゲルニカに着く。
アルベルゲへ行ってみると、入り口にマティウスが座っているではないか。
4時にならないと、オープンしないのだという。
並んで座っていると、車が入ってきた。
まだ早いけど、開けてくれるという。

ここは私営のアルベルゲで、よく管理されており、シャワーもいいし、設備も整っている。
マティウスと、町の観光に出た。
ゲルニカは、ピカソの絵で有名な町である。
当時フランコによる反乱軍と人民戦線との間での内戦のさなか、フランコを支援していたヒトラーにより、空爆されたのであった。
1937年のことだった。
かろうじて全壊を逃れたサンタマリア教会。
しかし町は爆破されたため、新しい建物で埋め尽くされている。
スペインじゅう、どこにでもある広場は、雨の多い土地柄、屋根付きである。
チリダ(彫刻家)の作品がある公園を通り、バスク議会堂へ行く。
ここは今でも時々使われているという。
美しいステンドグラスの天井があったり、議会堂内の装飾は、ゴージャスで威厳があった。
中庭には、シンボルのオークの木(tree of Gerunika)がある。
昔からこの木の下で教区ごとの話し合いがなされてきた。
バスクの人々にとっては、こころのよりどころなのだろう。
これまでの旅で、すっかりバスク贔屓になった私は、この樫の木のくねくねした形の葉に興味を持った。

今日はスーパーで買い物をして、アルベルゲで食べるとマティウスが言う。
わたしもつきあって、スーパーの中で物色。確か今日のアルベルゲには、電子レンジはあったけど、火は使えないはずだ。
いろいろ考えたあげく、始めての試みである、電子レンジで作るパスタを選ぶ。他にサーディン缶とオレンジジュース。
早速アルベルゲに戻り、不思議なパッケージをあけてみる。
マティウスが説明書を読んで、協力してくれたが、味の濃い、変な食べ物が出来上がった。
私たちはベランダに出て、それぞれの食事が始まった。
マティウスは、まじめで堅物。でもそこがまたおもしろい。

そこへやってきたのは・・・・・・・
一日目の山の上で会った、あのロベルトだった。
マティウスとは初めての出会いだったようで、三人で話をした。
ロベルトは、「また会えて良かったよー」
と言っているが、その言葉に深みがないような気がして、軽くあしらっておいた(!?)

そのうち4人組も到着し、ドリーとマティルダは、すでにどこかでロベルトに会っていたらしく、三人で盛り上がっている。
ロベルトったら、おばさまがたに評判がいいようだ。
私たちの部屋は四人組とマティウス。ロベルトはとなりの部屋だった。
夜から雨が降り始め、かなり蒸し暑い。
そして、ぶ〜ん という不吉な音が。
蚊だった。
大量発生したのか、体中を刺される。私ばかりが刺されているんじゃないかと錯覚するほど。もちろんそうじゃない。
みんなも悩まされているようで、あちこちでガタガタ音がする。
朝までみんな眠れぬまま歩き始めることになってしまった。

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  • 今日も元気に出発です

    今日も元気に出発です

  • ほんとうに素敵な修道院でした

    ほんとうに素敵な修道院でした

  • こんなに飲み物をいただきました

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  • 親切な地元の人たち

    親切な地元の人たち

  • けっこう民家の横に巡礼路があったりしました

    けっこう民家の横に巡礼路があったりしました

  • ここに立てかけてあるのは、拾った枝の杖なんですが、ここに置いて行こうかと思ったのですが、また戻って引き取りに・・・

    ここに立てかけてあるのは、拾った枝の杖なんですが、ここに置いて行こうかと思ったのですが、また戻って引き取りに・・・

  • ゲルニカの街に入って・・・

    ゲルニカの街に入って・・・

  • ここの広場にも屋根が

    ここの広場にも屋根が

  • 憩いの公園です

    憩いの公園です

  • チリダの彫刻がありました

    チリダの彫刻がありました

  • 議事堂の見学です

    議事堂の見学です

  • 議事堂の見学です

    議事堂の見学です

  • シンボルのオークの木

    シンボルのオークの木

  • これは新しいオークの木

    これは新しいオークの木

  • ここは私営のアルベルゲ

    ここは私営のアルベルゲ

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