1995/07/12 - 1995/09/21
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kaiseikunさん
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今から,10年ほど前,南タイの住宅建築についての調査に参加したことがありました。
その当時も,イスラムのゲリラなどが山間部にいて,たまに衝突することもあったらしいのですが,最近の悲惨な状況ほどではなく,まだまだ穏やかな時が流れていました。
南タイは,歴史的な背景や宗教,タイ内部での政治的問題で,非常に微妙な地域です。
昨年その時にお世話になった方に不幸があり,いつか墓参に行きたいと思うのですが,早く平和な時が来るのを切望します。
今にして思うとこの時はお金はないけど,時間がありました。
ゆったりとした旅ができました。
懐かしぃー。
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- ユナイテッド航空
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ここは,ナラティワットの市内から車で30分ほどのところにあるバチョ郡タロマノ村です。
国道から村へ入るのにこの一本道を通っていきます。
村の住民はタイモスリム(イスラム教徒)の村です。
タイ語は,若い人たちには通じますが,ほとんどがマレー語系のヤウィ語で日常会話が行われています。 -
南タイのパッタニー,ヤラー,ナラティワートの3県の地域は,以前パッタニー王国の領土でしたが,タイによる同化政策などで,タイ領に取り込まれた経緯があります。複雑なので,簡単に書きましたが....。
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この道は結構ながいです。2〜3キロほどあるのではないでしょうか?
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やっと住宅が見えてきました。
モスクを中心として,十数棟の家があります。 -
このモスクは,地元ではMasajid Talomanoh(マスジッド タロマノ)と呼ばれ,また200年,300年モスクとも呼ばれています。
めずらしい木造高床式のモスクです。建物の様式は,タイ,マレー,中国などの各様式が混在していますが,独特の存在感を持っています。 -
マレー半島にはこの他に2棟の木造のモスクがあります。95年の8月に,このタロマノ村に数日滞在させて頂き,建物の調査をしたときの写真です。
創建年代は,200-300年前と伝えられている。(95年8月撮影)
この文献に詳しい,調査報告。
Bougas, W.A, 1992.Surau Aur : Patani’s Oldest Mosque, Archipel, 43, pp. 89-112 -
左側の細い塔がミナレット(礼拝時刻の告知(アザーン)を行うのに使われる塔)
右側端の低い屋根が,後から付け足された礼拝堂です。 -
礼拝堂の入り口
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礼拝堂の扉上部に見られる欄間の装飾。
イスラム建築によく見られる唐草文などが美しい -
モスクの側面,右側が後から付け足された建物。
こんな雨樋を使っています。 -
モスクの内部。
最初にこの村に入ったときはとても緊張しました。
なにせ,まともに会話できず,村の人は怪訝そうな顔でこちらを見てるし,そんな時片足を地雷でなくされたというお年寄りの方が英語で話しかけてきました。これにはびっくり,もともとこの村の出身者で,マレーシアに住んで知るアムレムという老人が話を聞いてくれることになりました。 -
モスク内のミナレットの下です。
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後から聞いた話では,この地域はタイの中でも,独自の文化を持つ地域で,仏教徒であるタイ人が建物の調査をしたくても入れてもらえないそうです。
そういう意味で,外国人が調査をおこなう意義は少しあるのではと思います。 -
モスクには釘が一本も使われていないといいます。
構造はいたってシンプルな木組みで,瓦は,東南アジアで広く利用されている引っかけるだけの薄い瓦が使われています。ですので,上部構造も軽くできているのだと思います。 -
意外と内部は明るく,涼しいです。外はかなり暑いのですが
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ミナレットに上がらせてもらい上から建物の撮影をしました。
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複雑な屋根構造です。雨漏りが非常に心配される構造ですが,この村というか,タイの南部にはいわゆるこうした”分棟型の屋根”が多く見られます。破風の飾りも独特です。
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モスクの近くを流れる川,ここで水浴びをします。というか,私もここで頭と体を洗いました。気持ちがいいです。ホント。
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ティータイム。私が行ったときはこの村に,トルコに移住していた一家がたまたま戻ってきていました。まん中の緑の服を着た人がその人です。
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この日は村の結婚式,全員総出で手伝います。
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結婚式のあとの披露宴
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村の小学校にも顔を出しました。みんな授業ではタイ語を習うそうです。
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モスクの近くの家にて,仲良し3人組です。
顔に塗っているのはタナカ -
この村に滞在中,泊めていただいたヤシンガさん宅です。
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欄間の飾りが美しい。風も通るし
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欄間+壁=こんな感じ。
屋根の勾配があるためこういう形になったとおもいますが,なんか太陽が昇るみたい -
屋根は先ほどの写真のように,分棟型の複雑な形をしています。やはり,内部には,こういう雨樋が.....。
すごい,大雨が降ったらうるさいだろうなぁ。 -
しばらくここで寝泊まりさせてもらいました。
というかここの家は,12人ほどが同居していて,一人増えてもそうかわらないよってってことでご厄介に。 -
台所スペース
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建物の裏手が台所スペース。
ここは,高床部ではなく,コンクリートの土間になってます。後から増築したようです。 -
村の中はいたってゆったりした空気が流れています。
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村の中心部へ向かう人々。朝の光景です。
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村を出る最終日,お世話になった人たちがお見送り。
ウルルン滞在記みたいでした。
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