【南米4週間】シッポの長いウサギだってさ、そりゃあもう大騒ぎラウカ国立公園

2006/12/30 - 2006/12/30

行けなくなったアサパに後ろ髪引かれながら、アリカに来た第一目的のラウカ国立公園に1日ツアーで向かいます。
このツアー、朝7時くらいに出て夕方6時くらいに帰って来る時間の長いツアーなのに加え、高度の変化も大きく移動距離も長いので、YHのオーナー・ロベルトには途中の村で泊まった方が良いとも言われましたが1日で行けるんなら1日で行きたいと日帰りツアーに参加しました。
先に言っちゃうと、ウユニを越えて来たせいで特に高い山に驚きがなくなっていたからか特に新鮮な発見ってあまりなかったです…。いや、山の形もきれいで、ウユニの山には雪が積もってなかったけどこちらは積もっていたり、苔が生えてたり、シッポの長いウサギがいたり多少の違いはありますが、まぁ…ね。アリカからラパスに向かうバスも同じ道路（きれいに舗装されてます）を通るので、それでも良かったかも。

エリア その他の観光地(チリ)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円

アリカを出発して30分程走ると地上絵がある丘がしばらく続きます。ちょっと遠いですがこれはリャマ。
道は舗装されていて快適なドライブです。

ドライブインで朝食をとっていよいよ山を登るルートに入って行きます。高い所に登ると眺望も開けて来て、この辺りでは川に沿って農業が営まれています。
ラパスに向かう道路なので何台もバスやトラックが抜かして行きます。

荒涼としています。ってことはホコリっぽいんです。このあたり。首に巻くタオルマフラーをマスク代わりに巻いて乾燥からのどを守ってます。
このツアー。移動距離が長い割に、一本道なので行きと帰りが同じルート。なので帰りは全く止まらずに返っちゃいます。

あの乾燥していた所から一転、湿地帯に出ました。この側に町があり、車はそこで待っているのでそこまで散歩なんですが石の所に注目！

ウサギ！しかもシッポが長いんです。ビスカチャという種類なんだとか。かわいい。
リャマとかアルパカ、犬以外の動物を久しぶりに見た気がします。

水と植物があれば動物もいます。リャマが放牧されてました。もうリャマにも食傷気味です。
でもこれまで乾燥した所が多かったので、苔に癒される感じ。水もきれいです。見た感じは。

湿地帯の側の村。この教会は戸が閉まったままで中が見れなくなっていて、ツアーメンバーの1人はそれがひどく気に入らなかったようでこの後ずっと文句を言ってた。
なんでもこの村で仲の悪い家が2軒あって、その一方が嫌がらせで教会の戸に鍵をかけてアリカに行っちゃったんだとか。それで村の人も困っていると。
いきなりディープな村事情に直面。

村を出て走るといよいよボリビアとの国境近くにあるチュンガラ湖に到着。
ちょっと曇って来ましたが、山にはかかってなくラッキーでした。

高度順化できているので4,500メートルでも全然平気。
教会に入れないとプリプリしてたツアーメンバーは、ここでバスを捕まえてラパスまで行くということで下車。残りのメンバーでしばらく湖の側を散策することに。
ルートはきちんと整備されていて、ちゃんと案内表示も出ています。さすがチリ。

水鳥も多くいて、ボリビアで見たアンデスの景色とはまた違った一面を見ることが出来ます。すごくきれいです。
でも通りすがりのバスの窓からでも十分かも…という気もしないでもないですが。

チュンガラ湖から後はアリカに戻るだけですが、途中の町プトレで遅い昼食です。
幹線道路からこの町に入って行くのがまた大変。くねくね道をものすごく下って町に入ります。

軍の施設もあってこの辺りでは中心になる町みたいですが、お昼だからなのか年末だからなのかものすごく閑散としています。
1泊してラウカに向かう場合には、この町で1泊するんですが、この閑散具合を見ていると日帰りにして良かったと思います。

レストランで昼食後、ガイドに「45分ほど自由時間です」と言われたが、暇を持て余す状態。
町外れの段々畑を見に行ったり、広場のベンチでボーッとしながら、これだったら早くアリカに帰りたいなーと思ったり。
だって私たち以外に人を見かけないんだもん。笛吹きに連れて行かれたか？

この後、車はビュンビュン飛ばしてアリカに戻ったもののやはり日が暮れており、近くのネットカフェでメールチェックして明日のチリ出国に備え、ロベルトお勧めのシーフードレストランでの食事会はお断りして、荷造り＋早寝したのでした。
2日間だったけど思ったよりずっとずっと楽しかったな。アリカ。