
2007/01 - 2007/01
16位(同エリア91件中)
どーりーさん
メコン川が見たくてミニバスでカントーまで行ってきました。到着するまでが大変でほぼ1日がかりでした。しかし、カントーではボートクルーズを満喫してとても楽しい旅となりました。
*写真が多くなってしまいましたので、ホーチミン編と分割しました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
-
カントーとチャウドックに行こう。そう決めてホテルで行き方を聞いた。ミニバスがたくさん出ているとの事。ファングーラオ通りにあるMaiLinhというバス会社を紹介してもらう。
カントーまで67000ドンを払う。すぐ出発するらしい。しかし、何故かバイクタクシーを捕まえ、これ乗れと言われる。
「えっ?バイクなの?」
「そうだよ。・・・・冗談。わははは。」
初っぱなから焦りまくり。
どうやら、バス乗り場までのバイタクらしい。バイタクに15000ドン。 -
30分ほどでバイクはある店に到着。ここからバスが出発するのかな?
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しかし、バスが来る雰囲気は全く無い。受付のおねえさんにバスの時間を聞いても、「待て」しか言わない。30分待っても一向に動きが無い。
どうやら店の中にいる10人くらいの人も客のようで、皆じっとしてバスを待っている。その間、パン、宝くじ、本など物売りがたくさんやってくる。 -
1時間くらい待つ。ひょっとして、騙されているのでは?と不安になる。
その時、1台のセダンがやってきた。おい!これがベトナムで言うところのバスですか?
頼りなく妙に緊張気味の運転手にカントー行くの?と聞くと、運が良ければ・・・と、言った。多分。
ますます不安になってきた。 -
30分ほど走ると、広場に出た。
もうカントー?まさか、カントーまで200kmはあるだろ?
「ここで降りて、あの小屋の中で待って下さい。」
またか!もう待つのは勘弁してくれ!
イライラは頂点に達した!
キャンセルだ!金返せ!そう言おうと、小屋へ飛び込んだ。 -
「こら、金返せ!」
と、領収書をバンと叩き付ける。頭の中でシミュレーションしていた。
小屋の中へ飛び込むと、それはもう綺麗な人がいて、思わず、
「チャ、チャオ。チー。」、と噛んで挨拶してしまう。
げっ、何言ってんだ。オレ。 -
「そちらで少しお待ち下さいね。」
「は、はい。いつまでも待ってます。」
ここでも2-30分ほど待たされるが、全然OK(笑)
この後、正式な?チケットをもらう。なんか、面倒なシステムだこと。 -
帰りに知ることになるのだが、ここがミエンタイというメコンデルタ方面へ向こうバスターミナルだった。
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緑色の鮮やかなフォードのバスというかワゴン。エアコンもばっちり。座席もふかふか。快適。
時計を見ると11時半を過ぎていた。朝出発して何でこの時間になってしまうのでしょうか。 -
このバスには、運転手含めて6人。地元へ帰るのか、皆大きな荷物を持っている。
バスの中では、質問の嵐、カラオケ大会などで眠れない。それよりも、このバスの運転の荒いこと。反対車線を走るし、ずっとクラクションを鳴らしている。 -
2時間程で食事とトイレ休憩になった。
ここは日本でいうサービスエリアなのだろう。 -
中は広く、ちょっとしたお土産まで売っている。
余談だが、ここのトイレは注意。赤い字で「TOILET NAM →」と書いてある方が男性用。見事に間違えて、キャッ!って言われた。 -
注文はおねえさんおすすめのフォー。
レイザーラモンHGのフォーを教えてあげようと思ったが、ボキャブラリーのなさを感じ断念。
(と、いうかあのポーズ恥ずかしい・・・) -
フォーボー15000ドン(105円)
ここは麺がやや太い。スープはしょっぱいが美味しい。 -
30分程の休憩でまた出発した。
途中、立派な橋を渡る。 -
かなり大きな川を車のままフェリーに乗る。
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15:30頃、やっとカントーのバスターミナルへ到着。バスが出発してから4時間だが、ホテルを出てからは8時間。非常に疲れた。
バイクタクシーでカントー周辺観光にでかける。20000ドン。
街は思っていたより小さく30分もあれば一回りしてしまう。最後にメコン川をリクエスト。
突き当たりの公園でをバイクを降りる。公園を抜けると、目の前には広大なメコン川が広がっていた。
で、でかい! -
目の前に広がるメコン川に圧倒されてしまう。
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いろいろな舟がゆったりと通る。
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対岸へ渡るフェリー。
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公園のベンチはカップルで溢れ、人目をはばからず愛を確かめ合っている。
-
そんな人々を優しく見つめるホーチミン。
ここだけを見てしまうと、この地で激しい戦争があったなんて想像はできない。 -
ここカントーではたくさんの結婚式を見ることが出来た。
「一緒に祝ってくれないだろうか?」
「もちろん!」
見ているだけで私も嬉しくなってしまう。
お二人の幸せと、この地の平和が永遠に続きますように! -
公園を歩いていると、ひっきりなしにボートに乗らないか?と声がかかる。
先に今日のホテルを見つけたかったので、良いホテルを知らないか?と逆に質問する。
こうして話をすると、あっこの人は信頼出来そうだな、あっこの人はボリそうとか、少し分かる。 -
一人の優しそうなおじさんは、川沿いに面したホテルを指差した。
なるほど、どのホテルよりも川に面している。眺めは良いかもしれない。ホテルが良かったら後でボートをチャーターする事を約束してから、ホテルを目指す。
5分程で到着する。このホテルでも結婚式をやっていた。こりゃ縁起が良い。
早速、部屋を見せてもらう。 -
部屋に入り、ダッシュで窓に向かう。おぉ!素晴らしい。ベランダ付きだった。
もちろん即決。 -
ベランダからは何も遮るものが無い。メコン川(カントー川)を一望できる。
写真をパノラマにしてみました。うまく繋がっていない所はご勘弁を。 -
NK2ホテル
TEL:(84-71)811619
FAX:(84-71)814258
リバービュー26ドル
エアコン・バスタブ付き
ニンキエウ公園まで歩いて5分。 -
ボートクルーズはあのあじさんに決定。
ボートに戻り、早速料金交渉をする。言い値は、1時間5万ドン。他の客引きもだいたい同じだから、こんなものだろう。頑張って値切るつもりは無かった。
2時間ボートをチャーターすることにした。行きたい場所は特に無い。と、いうより知らない。だから、お任せで。
*ニンキエウ公園の中央に、大きなツアーオフィスもあった。こちらの方が正式なものかもしれない。 -
オールを器用に漕ぎ川の中央まで出るとエンジンを勢い良く始動させる。
しかし、50ccくらい?のエンジンであまりスピードも出ない。
タンタンタンと心地よい振動が逆に気持ちよい。
一応、半分しぼんだ浮き輪も見えるが、沈んだら危ないかもしれない。 -
泥が混じったメコン川は決して綺麗ではない。
しかし、この川は穀倉地域で必要な肥沃な土を運んでくれるとても大切な存在だと思う。 -
それに、網の目のように張り巡らされた水路は道のように重要だ。
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洗濯する人、お風呂に入る人、水遊びする子供。
皆メコン川と共に暮らしている。 -
川沿いに住む人々は、皆フレンドリー。ハロー、ハローと家族総出で手を振ってくれる。
そんな中をゆっくりボートは進む。とてものんびり、まったり出来る。これは楽しい。 -
いつの間にか日は傾き、行き交う舟はシルエットとなっていた。前方には美しいサンセット。見上げるとお月様が輝いて見えた。
-
大規模な橋の工事が行われていた。日本の援助で造られているらしい。
地元の人にとって橋は便利な物だと思う。ただ、環境を大切にし、意味のある開発を行って欲しいと思う。 -
気が付くと1時間はとっくに過ぎていて辺りはすっかり暗くなっていた。そろそろ戻らないと約束の2時間を超えてしまう。
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帰ろうと合図するが、まだ先に何かあるのか、もうちょっと行こうと言う。
これは延長料金狙いなのであろうか?まさか、突然に強盗には変身しないよね?
支流を何度か曲がり奥へ奥へと入って行く。川は細くなり、辺りは真っ暗。
ちょっと怖くなってきた。
その時、エンジンが切られた!えっ?と振り返ると、ガバっと手が伸びてくるではないか! -
「あれを見ろ!」と、舳先の方を指を指す。
急いで前を向くと、ふわふわっと発光した虫が頬を通り抜けた。
「あっ、蛍だ!」と、思わず叫んでしまった。
手漕ぎのまま、ゆっくりとボートを進める。チャポン、チャポンという水の音しか聞こえない。ピカピカっと何十匹もの蛍が瞬く木を見つける。
凄い。まるでクリスマスツリーだ。
光は決して強くないが、とても幻想的で美しい。お願いして、しばらくここに居させてもらった。もうすっかり帰ることを忘れている。
なるほど、彼は蛍を見せたかったのか。疑ったりして悪いことをしてしまった。 -
ホテルに戻ったのは8時近く。3時間以上チャーターしたことになるが、追加料金はいらないという。その代わり明日も雇って欲しい、という。明日は水上マーケットに行きたいと思っていたのでOKした。
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カントーの夜は、ホーチミンと全く違ってとても静かだった。お腹がぐぅと鳴って公園に響き渡る。いちゃいちゃカップルもびっくりだ(笑)
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ニンキエウ公園の突き当たりに、派手な船が泊まっていた。カラオケが大音量で流れている。
聞くとレストランだという。賑やかの方が楽しそう。ここで食べることにした。 -
Tiger Shrimp 55000ドン(385円)
エビはプリプリで美味いがソースがいまいち。塩コショウを貰う。今度は正解。 -
Asparagus Crab Soup 16000ドン(112円)
このアスパラガス入りのカニスープはさっぱり味で美味かった。 -
他に料理を注文しようと思っていたのだが、どうも気持ち悪い。ビール1本でダウン。目も景色もクルクル回る。おかしいなーと思っていたら、このレストラン、メコン川をクルーズしてた。
妙な酔い方するし、お腹の調子も悪くなってきた?
はぁ、この2時間は辛かった。 -
次の日、4時半起床。うぅ〜眠い。
今日はカイランとフォンディンいう水上マーケット行く。なんでもこのくらいの時間に出発しないと面白くないと豪語する。でも、途中ガンガン速いボートに抜かれているしー。このボートが遅いから早起きなんじゃないのぉ?
途中ガソリン補給。
レギュラー9700ドン/L、ハイオクで 10000ドン/Lと結構高い。 -
1時間ほどで水上マーケットに到着。だいぶ賑わってます。
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野菜、果物、ご飯、おやつ、飲み物など売る大小さまざまな船が密集している。
構わず集団に突っ込んでいく。 -
ベトナムのパンはうまいんだよねー。だけど、昨日のエビ食べてから、まだお腹の調子が良くない。食欲全く無し。
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ここでは洗濯・掃除・洗髪・食事・睡眠・トイレにおむつ替え、なんでも見れます。
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長い竿の先端に野菜や果物が吊ってあるので、遠くからでもどんな商品を扱うかが分かる仕組みだ。
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見ているだけで楽しい。もう一回と、ここを2往復した。
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カイランを後にしてフォンディンへ。ここでも同じような光景が見られた。
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仕事も終わりご飯食べてます。
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今日はこれからチャウドックの山へ行く予定なので、午前中までにホテルに帰りたいと伝えてある。
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しかし、ボートはどんどん奥に入って行く。大丈夫なのだろうか?
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突然現れる巨大な水路があったり、ギリギリ通れる水路があったり、楽しませてくれる。
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が、しかし、楽しいのは最初だけだった。
いよいよお腹がアウトっぽい。キュルキュル言ってるもん。
トイレの合図をするが、ボートから尻出してヤレと言う。そりゃ無理だよ(^_^;)。 -
川沿いの喫茶店かレストランみたいな所で泊まる。あれま、びっくりという所にあった。
一目散にトイレに駆け込む。
ドアは壊れているが、そんなのは関係ない。中腰の体勢でいたす。シャーと水みたい(^_^;)。(食事中の方ごめんなさい。) -
ハンモッグがあり、少し休ませてもらう。
しかーし、店員さんの営業攻撃で眠れない。おじさん、おばさん代わる代わる相当しつこい。トイレも借りたので、つい強力にプッシュする魚を注文してしまった。
値段は60000ドン(約400円)と高い。きっとスーパー高級魚なのだろう。肉厚のヒラメとか?
あぁ、注文した後で少し後悔。なんかグロし・・・。 -
ピョンピョン跳ねている魚の頭をビシバシッと叩いて息の根を止めると、そのまま油の中に放り投げた。
えぇ〜?
ウロコは取らないの?
はらわたは取った?
下味は? -
一番の心配。
ちゃんと洗いましたっけ?
それにおばちゃん・・・、そのゲテモノ見るような目で調理するのは止めてくれ〜。 -
15分で料理が運ばれてきた。
なっ、これは・・・・ウロコが逆立ってる。
なんてグロいんだ(絶句) -
言葉にならない。
固まっていると、そうかそうか食べ方知らんのか?と食べ方の見本を見せてくれた。
勇気を振り絞ってパクっとやってみるが、2口でギブアップしてしまった。魚の味は全くしないがマズイってどういうことだろう。 -
またお腹が痛くなってきた。
もう帰りたい。ホーチミンに帰ろうと決めた。 -
ホテルをチェックアウトし、カントーバスターミナルへ向かう。早くホーチミンで口直ししたい。
ホーチミンまで60000ドンのミニバスを見つけ乗り込む。なかなか出発しないのは当たり前らしい。トイレは1回1000ドンと有料。3000ドン使った所で出発した。 -
4時間でミエンタイバスターミナル到着。
近くに停まっていたサイゴンバスにて市内へ向かう。3000ドン。 -
エキサイティングなバスとバイクのクラクション。このホーチミンの喧騒に体も興奮してくるのが分かる。
-
見覚えのあるファングーラオ通りでバスから飛び降りると、もうお腹の痛さは消えていた。さぁ、口直しだ。食うぞ。まずは、ヤギのおっぱい肉からだ。
カントー編終わり。長文失礼しました。
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