日本の旅　２０００年の岡山・倉敷

2000/08/10 - 2000/08/12

岡山県にはこれまで後楽園、牛窓、津山、湯郷温泉、奥津温泉、鷲羽山、倉敷などに家族や仲間と旅行やゴルフで訪問している。
２０００年の８月には家族と岡山市内を経由して好きな倉敷に行った。大原美術館のエル・グレコの受胎告知は何度も見ている。美観地区を歩くのも楽しい。
岡山の出身者で印象深い人は宮本武蔵（播磨説もある）と竹久夢二だ。
竹久 夢二（１８８４-１９３４年）の美人画は浮世絵とも違うし、写実画でも無い。どちらかと言うと劇画で見る顔立ちだが、魅力がある。夢二は詩人でもあり、「宵待草」は童謡として今も愛されている。

宵待草（よいまちぐさ）
まてど　くらせどこぬひとを
よいまちぐさのやるせなさ
こよいはつきもでぬそうな

宮本武蔵（１５８４−１６４５年）は兵法者であり、書画家でもあった。武蔵のすごさは「五輪書」に記載されている１３歳で初めて決闘して２９歳までの６０回以上の決闘にすべて勝利したという卓越した剣の使い手であったことは周知の通りだ。武蔵は剣術に長けていただけでなく相手の弱点を探る情報収集を行ったうえで神経戦を行ったこと。一乗寺下り松の決闘では様子を探って不意打ちで大将を倒して吉岡道場一門を混乱させてたった一人で勝利した。「巌流島の決闘」では小次郎の集中力をそぐために遅参して倒した。技術を磨き、相手の情報を収集し分析し、神経戦も使う、これは野球のピッチャーとバッターの勝負でも同様だろう。
（写真は倉敷の美観地区）

エリア 倉敷(岡山)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車

倉敷の大原美術館。

倉敷の大原美術館。

岡山の桃太郎像。

宮本武蔵が「一乗寺下り松の決闘」で吉岡道場一門を打ち倒した時の「下り松」の一部。

一乗寺下り松に近い詩仙堂。

一乗寺下り松に近い詩仙堂。

この旅行記へのコメント （2）

• あっちゃんさん 2007/03/19 20:44:51

  エル・グレコ！

  さすらいおじさん、こんにちは！
  
  「エル･グレコの受胎告知は何度も見ている。」
  というコメントに反応してしまいました！
  私はこの前、はじめての一人旅に広島・岡山へ行って、
  この絵を初めて見たんです！
  一目ぼれしてしまいました。
  素適な絵ですよね。
  ちっちゃなレプリカの絵を買って家に飾ってあります。
  
  あと、話が飛んでしまうのですが、
  1971年のモスクワ、見せて頂きました。
  私が生まれる前です。
  こんなにちゃんと写真が残っていて
  しかも、そのときのことをよく覚えていらっしゃってすごーい！！
  来月、モスクワ・サンクトペテルブルクに行くので
  勉強させていただきました。
  
  気になったんですが、あの表紙に使われている船の写真の
  赤いセーターの男性はさすらいおじさんですか？
  思わず、写真を大きくして見てしまいましたｗ
  
  今のさすらいおじさんがあるのは、このときのバックパッカーの旅から
  なんですね！！すごい！ちょっと感動してしまいました！

  さすらいおじさんさん からの返信 2007/03/19 23:07:35

  RE: エル・グレコ！

  あっちゃんさん
  
  倉敷、モスクワの古い写真をご覧いただきありがとうございます。
  倉敷は１０年ごぶさたしていますが、最新の美しいあっちゃんさんの写真を感心しながら拝見しました。
  
  
  １９７１年のヨーロッパ旅行は、日記をかなりこまめに書いていたのでそのときの様子を旅行記で紹介することができました。初めての海外旅行だったので感激も大きかったです。
  
  ＞来月、モスクワ・サンクトペテルブルクに行くので
  勉強させていただきました。
  
  いいですね。最近のモスクワ・サンクトペテルブルクはどうなったのかなあ、また行きたいと思っています。あっちゃんさんの旅行記で最近の写真を拝見したいと思います。
  
  
  ＞気になったんですが、あの表紙に使われている船の写真の
  赤いセーターの男性はさすらいおじさんですか？
  思わず、写真を大きくして見てしまいましたｗ
  
  良くお気ずきになりましたね。恥ずかしながら若いころの私の写真です。赤いシャツを着ています。デジカメ時代の今と違ってあまり写真を撮っておらず、バイカル号だけの写真がなかったのでこれをUPしました。
  一生忘れられない思い出になりました。
  
  来月のロシアの旅、お楽しみください！