2007/02/03 - 2007/02/03
230位(同エリア244件中)
めもるさん
ずっと見に行こうと思っていた、雪降り積む茅葺き屋根の里。しんしんと降る雪に三好達治の詩でも思い浮かべながら…と思っていました。行く前は…。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ JRローカル 私鉄
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今年はなんとかFFPのステータスを獲得したいなと思い、行き先は京都の北だけど伊丹空港へ飛んだ。10日ぶりの伊丹空港、なつかしいという気も起きない。
目的地に行くバスに乗る接続を考えると、多少の時間はある。サントリーのビール工場に行きたかったけれど、シャトルバスの運行時刻や見学所要時間を考えると難しそう。
京都の市街地で久々に寺社を巡るということも考えたけれど、時間的に東西本願寺か東寺くらいが限界。ということで、8ヶ月ぶりのご訪問と相成った。
今回は見学コースには乗らず、初手から有料試飲。山崎工場に来たのに白州18年をいただく。山崎にしろ白州にしろ、18年ものはやはりうまい。 -
ほろ酔い気分で阪急で京都市街地へ。さらに地下鉄丸太町で下車して路地に入る。
ギャラリーのウインドーを眺めるとひな人形がたくさん。そうか、あと1ヶ月でひな祭りなのか。 -
建具店の「新しいものと古いもの」の看板。京都の街に似つかわしい。
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京都御所のお膝元のこのあたり、よい水が湧くこともあって、東京遷都で需要が激減するまではかなりの造り酒屋があったのだという。
そんな歴史を今に伝える堀野記念館。今は伏見に移ったキンシ(金鵄)正宗のかつての蔵元がここにあった。 -
そしてここでは地ビールも造っていることをビールコミュの管理人さんから教えていただいた。というわけで行ってみなければとやってきたわけである。
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今日初めての来客だったのか、初老の係員さんが蔵のこと、そして先代まではお住まいだったという造り酒屋の住宅を熱心に説明してくださった。自分のペースで見たかった気もちょっとだけしたが、ご好意はありがたかった。でも、ビールを呑む時間がなくなりそう(汗)。
吟醸酒、純米大吟醸を勧められるままにひと口ずつ試飲。危険だ。早くビールを呑まねば。
コミュ管理人・Noririnさんのお勧めは黒ビール(平安麦酒)だったけど、今回はエールタイプ(花街麦酒)をいただく。麦の香りがたしかにして、いいビールなのかなと思う。しかし、ビール前に日本酒を口にしたせいなのか、香りが利きにくくなってしまったのはちょっと失敗だった。
ここのビールは女性マイスターがひとりで造っているらしい。今後のビールを楽しみにしたい。 -
烏丸御池から二条に出て、さらに山陰本線で園部へ。そして南丹市営バスを乗り継いで旧・美山町北地区の茅葺きの里へ。屋根に雪が…ない…。予感はあったけど。
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食堂「きたむら」の茅葺き屋根はまだかなり雪が残っている方だけど、崩れてしまって美しさはもうひとつ。
酒ばっかり呑んでお昼を食べていないし、せっかくなので入る。 -
前に美山に来たときはちょうどそばの花が盛りだったので、食べてみたくなって美山産のもりそば(800円)を注文。のどごし、香りともによかった。
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ついでに隣のお店「きび工房」で3色だんごもいただく。上からキビ、新粉、ヨモギ。ひとくちです!
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店の軒先で干してあったアワ(黄色っぽい方)、そしてキビ(赤っぽい方)。だんごではアワは食べられないけれど、おもちで売っている。
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いい感じで雪が積もっている茅葺き屋根を求めて、里をぶらぶら歩く。神社に大きなトチの木があった。高さ25m、幹周りは5mあって、町の指定文化財になっているとのこと。秋には実が成るのだろうか。そうしたらトチ餅なんかもお店に出るのかな?
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粉砂糖を散らしたような森の姿。ちょっと心ひかれた。
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ようやくきれいに雪が残っている茅葺き屋根を見つけた。
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こちらはちょっと崩れてしまったけれど…。
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今日は雪灯籠のイベントのある日。地元の方がせっせと準備をしてくださっている。開催が危ぶまれたが、昨晩ようやくまとまって降ってくれ、なんとか間に合ってくれたとのこと。
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茅葺きの雪灯籠?
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雪にくるまれた白菜。こうしておくと炭水化物が糖にかわって甘くなるとのこと。
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雪の中でけなげに花を咲かせているのはキャベツ。菜の花ではありません。同じアブラナ科だけど。こちらも甘くしているのかな?
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一通りめぐったので、美山民俗資料館に入ってみる。
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建物は平成12年に一度消失してしまったが、かつての姿をできるだけ再現するように再建されたとのこと。
篠山藩のお達しで、この辺りの家ではぜいたくな畳部屋は2部屋までしか許されなかった。そして農民は質素を宗とすべく、畳に縁をつけることは許されなかったのだという。 -
畳があるのは客間。ふだんは板の間に筵を敷いて寝たのだとか。部屋の仕切がかなり高くなっているのは、筵の屑が畳の部屋に行かないようにするためらしい。
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こちらは五右衛門風呂よりさらに古い型の「へそ風呂」。
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当時は牛舎も家の中にあったようだ。
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屋根裏にもあがることができる。
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このあたりで「茅」と言われていたのはススキ。穂がよくわかる。
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民俗資料館から外に出る。雪灯籠の準備もだいぶ進んできた。
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雪だるまの向こうには茅葺きの里。
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日が落ちて、一気に寒くなってきた。がまんできず、キビぜんざいについ手を伸ばしてしまう。もちもちしてうまい。
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いよいよ灯が点りはじめた。これはウサギ?トトロ?
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雪だるまにも灯が点った。
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茅葺き屋根と雪灯籠。
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竹灯籠と雪灯籠。
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ドラえもんチックな雪だるまにも目が入った。
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茅葺きというよりは竜宮城みたい。
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だいぶ暗くなった。
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もっと暗くなった。さすがに寒い。花火を見て宿に向かう。
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今日の宿泊は美山ハイマートユースホステル。雪の茅葺き屋根と並ぶ、いやそれ以上の今回の目的は「ぼたん鍋を食べる」ということ。以前からこちらのYHで冬に食べられることは知っていたが、冬はスキーに明け暮れて行く機会がなかった。スキーのできない今、行くしかない。
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まさにぼたんの花。
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煮える前に、まずは節分の恵方巻。みんなで北北西を向いて黙々と食べる姿がなんだかおかしい。
最近、関東のコンビニエンスストアでもかなり売っているとはいえ、自分は恵方巻初体験だった。 -
そしてまたビール。こちらは周山街道地ビール・ヴァイツェン。フルーツ香がすばらしく、水の良さを感じる逸品。おすすめです。
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お待ちかねのぼたん鍋。「美山のイノシシはどんぐりしか食べないから、イベリコ豚と同じレベル」とYHの奥さんが話してくれたが、臭みもまったくなく、うまみが凝縮されていた。ぼたん鍋チームは黙々と箸を動かす。地物のたっぷりの野菜とともにひたすら食べ、おなかいっぱいに。
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最後の〆、雑炊。とてもおいしい。でも、1杯がやっと。おいしさと量にすっかりKOされ、大満足の夕食だった。
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YHでも屋根裏に上がらせてくれる。こちらの屋根裏には葺き替えるための茅のストック。前回訪れた時はあまりなかったのが、屋根裏の半分くらいまで茅で埋まっていた。8年の月日が流れていたのだから無理もないか。
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後ろ髪を引かれつつ、翌朝早くYHを出発。
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和知から山陰本線で嵯峨嵐山へ。同宿だった人と話が弾み、退屈せずにすんだ。
せっかくだから久々に庭園でもと思い、高校の修学旅行以来の天龍寺へ。 -
嵐山を借景に。
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曹源池の鯉。日が陰ってしまい、ちょっと寒そう。
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百花園ではサザンカ、
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そしてロウバイが見頃だった。
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望京の丘からはまさに京都の町が望める。
あまり広々とはしていないけど。 -
嵐山から阪急で桂へ。
わざわざ桂で降りたのは、某グルメ雑誌でとある放送作家さんが「いつ行ってもうまい肉を食わせてくれる」と評していたお店に行くためだ。 -
…昼間にしちゃ、グッとくる値段ですなぁ…。
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こっちならなんとかなるけど、にしても…。
さすが売れっ子放送作家さんご推奨のお店だ。 -
カレー好きなのでビーフカレーにしようかとも考えたが、肉を食べに来たのでビーフソテーのあるAランチを注文。
おいしくないわけではないけれど、つい最近米澤牛を食べたりもしているし、昨晩のぼたん鍋がすばらしかったこともあって、今ひとつ感激が薄い。薄切り肉なので、肉を食べているという実感があまりなかったのも、ポイントを下げたのかもしれない。
やっぱり作家先生が食べるようなすごい肉を注文しないとその良さは味わえないのかな…。
桂駅に戻って阪急とモノレールで伊丹空港へ。羽田に飛んでそのまま職場直行だった。
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この旅行記へのコメント (4)
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- Noririnさん 2007/02/08 00:43:17
- 雪灯籠♪
- めもるさん こんばんは!
町家麦酒醸造所に行かれたんですね(=^0^=)
日本酒でビールの味を堪能出来なかったのは残念でしたね・・・・
私は日本酒の説明をパスして、女性マイスターから地ビール作りの話をず〜っと聞いていたんです。
それにしても「美山産のもりそば」「きび工房の3色だんご」「キビぜんざい」「雑炊付きのぼたん鍋」「ビーフソテーのあるAランチ」と私以上に食べていらっしゃる(笑)
今年は暖冬なので、雪が積もった茅葺き屋根&雪灯篭は貴重かも♪
- めもるさん からの返信 2007/02/08 01:12:25
- RE: 雪灯籠♪
- 毎度ありがとうございます。
> 日本酒でビールの味を堪能出来なかったのは残念でしたね・・・・
つかまっちゃったんですよねぇ(というのが正直なきもち)。
> 私は日本酒の説明をパスして、女性マイスターから地ビール
> 作りの話をず〜っと聞いていたんです。
どうせつかまるなら、こちらにつかまりたかったです(笑)。
> 私以上に食べていらっしゃる(笑)
いやいや、Noririnさん以上なんてめっそうもございません(笑・逃)。
とにかく寒くなったので、ぜんざいに手を出したのが余計でしたね。
寒さしのぎに「きたむら」に入って珈琲でも飲みたかったのですが、
灯籠に火がつくまで待ちを決め込んでいる人がいっぱいで入れなくて、
やむなくぜんざいで内側から暖めたというところです。
あとは食事の時間に適切に食事をした+デザートなだけですから(笑)。
-
- はんなりさん 2007/02/05 22:27:19
- 雪の美山
- めもるさん 初めまして!
雪の茅葺の里・美山に行きたいと思いつつ
中々タイミングが合わず・・・
今年は雪が少なくて道路状況からすると
行きやすいかもしれませんね。
焼き鯖寿司も美味しいのですが
茅葺屋根と雪灯籠の風景、良いですねぇ。
堪能させて頂きました。
また、お邪魔させて下さいね。
はんなり
- めもるさん からの返信 2007/02/05 23:47:56
- RE: 雪の美山
- はんなりさん、ご訪問と書き込みありがとうございます。
京都の達人・はんなりさんから京都のことでコメントを
いただいて、なんとも恐縮しています。
屋根に雪がなく、雪灯籠のイベント開催日ということも
あって、静かというよりややにぎやかだった冬の美山でした
が、茅葺きの家は姿がやはり美しいものでした。
帰りに電車で話をした人は京都の方で、「同じ府内だと、
泊まってまで行く気にはなかなかならないし、冬は道も
凍ってちょっと怖いからこれまで足が向かなかったけど、
来てよかった」と話してくれました。多少はおっくうかも
しれませんけれど、バスでなんとか行かれる場所ですので、
はんなりさんもぜひ冬に一度おいでください。
また遊びにいらしてくださいね。
追伸:鯖寿司も食べたかったんですけど、次回に持ち越しです
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