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黒いおかっぱ頭で小柄なからだ。てっきり日本人女性かとおもって話しかけたらフランス人だった。彼女の名はシャルロット。<br /><br /> スペイン語を学びにきたフランス人留学生。現在はメキシコシティの学校に通っている。休暇でオアハカまで遊びに来たとのこと。<br /><br /> 残念ながらそれ以降会話が続かない。僕のたどたどしいスペイン語ではこれが限界だ。ホステルの食堂でチャオと別れて、彼女とはそりっきりだと思っていた。<br /><br /> <br /><br /> 再会はそれから数時間後、モンテ・アルバンという古代遺跡のなかだった。彼女は眺めのいい北の大基壇にある木陰にひとり座っていた。<br /><br />彼女は友人と来ていたのだけど友人二人がカップルだったため、彼女を置いて遺跡内の散策に出てしまったようだった。僕はすかさず声をかけた。<br /><br />「また会ったね。」<br /><br />  それ以外何を話すでもない(というか話せない)。でも彼女の横にいるだけで僕は心が和んだ。彼女の顔をよくみると女優の土屋アンナに似ている。特に目が大きくてかわいらしい。<br /><br />「・・・ムイボニート(超かわいい)。」<br /><br />思わず僕は呟いた。小さな声だったので聞こえたのか聞こえなかったのかわからない。<br /><br />「スピリチャルアル〜 、ヒーリング〜」<br /><br />彼女は英語でこう返事した。<br /><br /> モンテ・アルバンは紀元前500年頃から建設の始まった祭礼センターで多くの生贄が捧げられた場所らしい。彼女はそれを感じとっているようだった。<br /><br />僕はさっきの言葉が聞こえていなかったことに半分は落胆し半分安堵しながら、「シー、シー(そうだね)。」と答えた。僕が神秘的と思ったのはモンテ・アルバンでなくてシャルロットのことだったんだけど。<br /><br />彼女はヒーリングとかシャーマンとか神秘的なことに特別興味があるようだった。そっち方面は僕の一番苦手分野。こんなことなら日本で江原克彦を熟読しておくべきだった。ニューサイエンスに超術とか難しいことはよくわからないし、信じていない。でも彼女との出会いは科学では解明できない運命的なものを僕は感じていた。<br /><br /> <br /><br /> 3回目に会ったのはもはや偶然ではない。夜のソカロで交響楽団の演奏を聴いていると向かいのベンチに彼女がいた。<br /><br />「ディス イズ スピリチャルアル。」<br /><br /> 僕は彼女との出会いをそう表現した。今度は彼女が僕の問いに同意した。二人とも晩飯は食べてしまっていたのでソカロ周辺のバーへ。『わがままシャルロット』。昔見たフランス映画のタイトルを思い出した。彼女に英語やスペイン語で「わがまま」をどう伝えればいいのかわからない。まぁ、いいや。運命的に出会った男女の間に難しい言葉なんていらない。ほんの少しのお酒とムードさえあれば僕らの心はすぐにひとつになれた。<br /><br /> <br /><br /> 4回目の出会いは二人が泊まっているホステルの僕の部屋で。シャルロットの小さな寝息と黒い髪のいい匂い。こんなに素敵なスピリチュアルな出会いのあった夜を僕は一生忘れることはないだろう。<br /><br /> <br /><br /> <br /><br /><br />・・・なんて途中から創作です。どこから作り話かはご想像にお任せします。確かなのは僕はこの日もひとりで寂しく寝たということ。スピリチュアルな出会いを一刻も早く感じたい今日この頃。<br /><br />

スピリチュアルな出会い@オアハカ

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2007/01/31 - 2007/01/31

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フーテンの若さん

フーテンの若さんさん

黒いおかっぱ頭で小柄なからだ。てっきり日本人女性かとおもって話しかけたらフランス人だった。彼女の名はシャルロット。

スペイン語を学びにきたフランス人留学生。現在はメキシコシティの学校に通っている。休暇でオアハカまで遊びに来たとのこと。

残念ながらそれ以降会話が続かない。僕のたどたどしいスペイン語ではこれが限界だ。ホステルの食堂でチャオと別れて、彼女とはそりっきりだと思っていた。



 再会はそれから数時間後、モンテ・アルバンという古代遺跡のなかだった。彼女は眺めのいい北の大基壇にある木陰にひとり座っていた。

彼女は友人と来ていたのだけど友人二人がカップルだったため、彼女を置いて遺跡内の散策に出てしまったようだった。僕はすかさず声をかけた。

「また会ったね。」

  それ以外何を話すでもない(というか話せない)。でも彼女の横にいるだけで僕は心が和んだ。彼女の顔をよくみると女優の土屋アンナに似ている。特に目が大きくてかわいらしい。

「・・・ムイボニート(超かわいい)。」

思わず僕は呟いた。小さな声だったので聞こえたのか聞こえなかったのかわからない。

「スピリチャルアル〜 、ヒーリング〜」

彼女は英語でこう返事した。

 モンテ・アルバンは紀元前500年頃から建設の始まった祭礼センターで多くの生贄が捧げられた場所らしい。彼女はそれを感じとっているようだった。

僕はさっきの言葉が聞こえていなかったことに半分は落胆し半分安堵しながら、「シー、シー(そうだね)。」と答えた。僕が神秘的と思ったのはモンテ・アルバンでなくてシャルロットのことだったんだけど。

彼女はヒーリングとかシャーマンとか神秘的なことに特別興味があるようだった。そっち方面は僕の一番苦手分野。こんなことなら日本で江原克彦を熟読しておくべきだった。ニューサイエンスに超術とか難しいことはよくわからないし、信じていない。でも彼女との出会いは科学では解明できない運命的なものを僕は感じていた。



 3回目に会ったのはもはや偶然ではない。夜のソカロで交響楽団の演奏を聴いていると向かいのベンチに彼女がいた。

「ディス イズ スピリチャルアル。」

 僕は彼女との出会いをそう表現した。今度は彼女が僕の問いに同意した。二人とも晩飯は食べてしまっていたのでソカロ周辺のバーへ。『わがままシャルロット』。昔見たフランス映画のタイトルを思い出した。彼女に英語やスペイン語で「わがまま」をどう伝えればいいのかわからない。まぁ、いいや。運命的に出会った男女の間に難しい言葉なんていらない。ほんの少しのお酒とムードさえあれば僕らの心はすぐにひとつになれた。



 4回目の出会いは二人が泊まっているホステルの僕の部屋で。シャルロットの小さな寝息と黒い髪のいい匂い。こんなに素敵なスピリチュアルな出会いのあった夜を僕は一生忘れることはないだろう。






・・・なんて途中から創作です。どこから作り話かはご想像にお任せします。確かなのは僕はこの日もひとりで寂しく寝たということ。スピリチュアルな出会いを一刻も早く感じたい今日この頃。

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