2005/10 - 2005/10
50位(同エリア53件中)
漣さん
ラウマの観光案内所にて。
「サンマルラハデンマキにはどうやって行けばいいんですか?」
「それなら明日ラッピ(遺跡のある村)で観光協会の会議があるからついでに連れてってあげますよ。明日8時にここに来て下さい。」
時刻は16時5分前。観光案内所がまもなく閉まる時間。
次の日、B&Bで朝食を済ませ8時に観光案内所へ。職員さんと落ち合い、車で送ってもらう。
「そういえば何の会議があるんですか?」
「ああ、案内板の設置について色々と。1時間位で終わりますがね。」
「え、そんなもんなんですか。」
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そうこうしている間に車はラッピに入村。入ると直ぐに左手に見えたサンマルラハデンマキの標識に従い細い道を辿ること5分程。人家も絶えた頃、森の中で突然停車。
「それでは、1時間後に。」 -
行ってしまった・・・。目の前には掲示板だけが雪に埋もれて唯一つ。
そこにて見つけた世界遺産の碑(と言っていいものか)。スカンジナビア半島の先史時代の埋葬慣習を伝えるサンマルラハデンマキは以下の基準で世界遺産に登録されている。
()サンマルラハデンマキの積石墓地はスカンジナビア半島の青銅器時代の社会構造の稀な証拠である。
()サンマルラハデンマキの墓地はスカンジナビア半島における青銅器時代の埋葬慣習の顕著な事例である。
※ユネスコのHPに記載されているものの私訳です。 -
サンマルラハデンマキの遺跡は地震の際、突然地面から現れたとのこと。なので地主の好意で公開されている部分以外は全てが私有地。
だが、地面は白一色。どこを通っていいか全く判別がつかない。不法侵入になるか否か、慎重に進む。 -
全てが同じに見える針葉樹と道を隠す雪が冷たく誘う迷いの森を彷徨うこと十数分。ふと気付くと白の下に垣間見えた石積みの墓。
何も知らないと、苔生した石がただ積み重なっただけにしか見えない。 -
足を進めるごとに、前に見たものより規模の大きい石積墓が次々と現れる。ふと気付くと帰り道は降り積もった雪により覆い隠されている。
脱出までに行きの倍の時間を要した迷いの森。冬に行ってはいけません。白い森は誘います、私有地へと。
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