2006/11/08 - 2006/11/08
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さすらいおじさんさん
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夜行バスがベオグラードに着いたのは11月8日の早朝6時。ベオグラード中央鉄道駅に近いバスターミナルで22:30発のサラエボ行き夜行バスのチケット(1350デナル・2700円)を買い、大きなリュックサックを預け(90デナル・180円)市内観光に出かけた。
ベオグラードは現在はセルビアの首都だが、1945年から1991年まではユーゴスラビア連邦の首都だった。ユーゴスラビアという国家は7つの隣国(イタリア、オーストリア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、ギリシア、アルバニア)、6つの共和国(スロベニア、クロアチア、セルビア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア)、5つの民族(スロベニア人、クロアチア人、セルビア人、マケドニア人、モンテネグロ人)、4つの言語(スロベニア語、セルビア・クロアチア語、ボスニア語、マケドニア語)、3つの宗教(カトリック、東方正教、イスラム教)が混載した難しい環境を背負っていた。その中で第3世界のリーダーと言われたヨシップ・ブロズ・チトー(1892−1980年)の自主管理社会主義と卓越した指導力で成り立っていた多民族国家だった。こんな複雑な環境で良く1つの国にまとまっていたものだと思うが、チトーの死後に問題が噴出し、社会主義の崩壊に伴いユーゴスラビアは1991年に崩壊。悲惨な民族間の戦闘を経て現在は6つの独立国(スロベニア、クロアチア、セルビア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア)となった。現在も解決されていない問題のひとつはコソボ問題。セルビアがアルバニア系住民が大半であるコソボを独立させないのはコソボが中世セルビア王国の首都があった場所であり、セルビア正教の聖地であることだと言われる。1999年、コソボ問題の和平交渉をセルビアが拒否したことを口実にNATO(北大西洋条約機構)がセルビア全土を制裁爆撃。ベオグラードを歩くと、爆撃で破壊されたビルや誤爆された中国大使館などが無残な姿をいまだにさらしている。現在は戦闘は無いが民族間の対立は根深く潜在しているそうだ。バルカン半島は世界でも最も難しい民族問題を抱えた地域のひとつだろう。
紀元前4世紀には要塞が造られていたというサヴァ川とドナウ川が合流する丘のうえのカレメグダン公園、聖サヴァ教会、聖マルコ教会、国立博物館、などを見学した。誤爆された中国大使館は解りにくい場所にあって道を尋ねると、1999年の爆撃で親類や知り合いの人が犠牲になったという2人の女子大生が案内してくれた。悲惨な戦乱を生きてきた人達だが、心の優しさが生きていたことは嬉しくありがたいことだった。
22:30のベオグラード発の夜行バスでボスニア・ヘルツェゴビナの首都、サラエボに向かった。
(ベオグラードの費用)
移動費;ベオグラード−サラエボ夜行バス1350デナル・2700円
食費;1720円
観光;国立博物館100デナル・200円
雑費;1270円
合計;5890円
(写真はギリシャ正教会系教会で世界最大の聖サヴァ教会)
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 100万円以上
- 交通手段
- 高速・路線バス
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鉄道のベオグラード中央駅。
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鉄道のベオグラード中央駅。
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ベオグラード中央駅に展示されたSL。
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ベオグラードの建物。
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1999年の空爆で破壊された建物。
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1999年の空爆で破壊された建物。
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1999年の空爆で破壊された建物。
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ベオグラードのマクドナルド。
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ベオグラードのマクドナルド。
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ベオグラードのマクドナルド。ビッグマックが36.5デナル・730円と高価でベオグラードではマクドナルドは高級レストランのひとつだ。
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ギリシャ正教会系教会で世界最大の聖サヴァ教会。
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聖サヴァ教会の内部。工事が続いている。
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聖サヴァ教会の内部。工事が続いている。
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聖マルコ教会。
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連合国家議会。
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国立博物館。
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ベオグラードのモンパルナスと言われるスカダルリア地区。
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ベオグラードのモンパルナスと言われるスカダルリア地区。
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カレメグダン公園の城門。
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カレメグダン公園の戦車の展示。
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カレメグダン公園から見るサヴァ川とドナウ川の合流点と遺跡。
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カレメグダン公園から見るサヴァ川とドナウ川の合流点と遺跡。
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カレメグダン公園の勝者の記念碑。
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セルビア正教大聖堂。
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サヴァ川の光景。
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サヴァ川の光景。
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ブランコ橋から見る光景。
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1999年に誤爆された中国大使館。
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この旅行記へのコメント (4)
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- まみさん 2007/09/20 20:39:42
- 勉強になりました!
- さすらいおじさん、ひさしぶりです。
ニュースでちらほら耳にしても、きちんと把握していなかったユーゴ。
勉強になりました。
内戦の爪痕はありますが、観光客が出かけられるところまで落ち着いたバルカンの国々も、いつかターゲットにしたいと思います。
- さすらいおじさんさん からの返信 2007/09/22 11:17:47
- RE: 勉強になりました!
- まみさん
ベオグラードの旅行記をごらんいただきありがとうございます。
旧ユーゴの国は駆け足で回ったのですが、どこの国も内戦の傷跡が残り、貧困に苦しむ人も目につきました。
特に悲惨だったのがサラエボでした。冬季オリンピックでにぎわった競技場に作られた内戦犠牲者の墓場は心が痛みました。そしてベオグラードの爆撃された建物の残骸も無残です。
戦争の残酷さを旧ユーゴは教えてくれます。
まみさんも是非バルカン国を訪問ください。
まみさんの視点からごらんになると、きっとすばらしいバルカンの文化を発見されると思います。
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- wiz さん 2007/01/24 19:17:54
- ベオグラード
- さすらいおじさんさん、はじめまして!
いつもさすらいおじさんさんさんの旅行記を見ては
スゴイナーと思っています。真のトラベラーさんだ!と、尊敬です!
ベオグラードにも行かれたんですね!
サヴァ川とドナウ川の合流するベオグラード、
去年「ベオグラード美術館展」という展覧会を日本で見て
印象派の絵画も多く見やすくてけっこうびっくりしたのですが、
(とても良かったです↑)
そのとき特集のTV番組で、こういったサヴァ川沿いの景色、
スカダルリア地区、それから空爆で破壊された建物などなどを見て
ベオグラードにとても興味を持ちました。
それからクロアチアにも行ってみたい思いがあって
以前、さすらいおじさんさんのクロアチアを見て
感動の景色、とともに、ショックも受けました・・・。
それから今回の旅のアンドラ編もとても気に入りました。
さすらいおじさんの旅行記を読むとどれもすばらしい行動力を感じます♪
それでは!これからもたくさんの旅行記楽しみにしています!!
- さすらいおじさんさん からの返信 2007/01/24 20:39:01
- RE: ベオグラード
- voodooさん
ヨーロッパ旅行記をご覧いただきありがとうございます。
voodooさんの旅行記を拝見して、美術にとてもお詳しいのに感心しました。特にユトリロの絵を追ったたびはすごいと思いました。
また拝見します。
旧ユーゴの国ではクロアチアとスロベニア、オフリドの光景が印象に残っています。
ベオグラードもサヴァ川沿いの景色がきれいでした。でも戦争の無残な痕のほうが心が痛みます。
アンドラはピレネーの小さな国ですが、自分の国を一生懸命に守っている様子と街をとてもきれいにしている様子が印象的でした。
訪問した国はどこも、いい思い出をくれますね。
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