2006/10/26 - 2006/10/26
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フーテンの若さんさん
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グアテマラでサーフポイントを探してみた。
記憶が確かであれば、むかし坂口憲ニのTV番組で放映していたはず。 ただし場所を覚えていない。一番有名なのはモンテリコという太平洋側のビーチ。アンティグアからバスで2時間と近く、とてもデカイ波があるらしい。ここだっただろうか。旅行会社に聞くと、サーフィンができるという人と、できないという人が半々。どっちか正解かわからないが、週末は暇なのでとりあえず行って確かめてみることにした。
空の頂点から燦燦と照りつける太陽。纏わりつくような蒸し暑さ。お世辞にも綺麗とはいえない黒い砂浜。そして叩きつける超ダンパー波。
結論、モンテリコではこの時期、サーフィンできません。海水浴している人すらほとんどいない。数年前にこの近くのビーチで日本人女性が波にさらわれて帰って来なかったという。そう聞いて十分納得できる荒々しい波。このビーチで何をしろというのか?
ビーチ遊びを諦め、ホテルを探す。ビーチ沿いにはたくさんのホテルがあるが、どこも寂れていた。観光客なんかほとんど来ないのだろう。ホテルの値段を聞くと、意外と高い。お客が少ないため、単価を上げているのだろうか。一番安そうなホテル(50ケツアール)に決める。部屋を確かめてみると、海水のシャワー、湿気で湿ったベット、水の流れないトイレと最悪のチョイスであった。ホテル替えるのも面倒くさいし、まぁいいや。
海もダメ、ホテルもダメ。この暑さのなか、遠くまで行く気力なんか沸くわけない。少し離れたレストランバーで昼間からビールを飲んだ。うまい。そのまま夕方に突入し、気がつくと夜になっていた。
今、何時くらいだろうか。そろそろ帰ろう。いくぶんか涼しくはなっていたが、やっぱりまだ蒸し暑さのため、動くと汗が出る。街灯はほとんどないので、辺り一面は真っ暗闇だった。砂浜沿いに歩いていけば、自分のホテルにたどり着けるだろう。
-
月の光だけをたよりに砂浜をゆっくり歩いていく。すると、僕の行く手を遮るようにちょこんと何かが座っていた。人間ではない。犬だ。それもヨボヨボで老犬のようだ。波の音で寝付けないのか、ただぽかんと海ではなく月のある空を見上げていた。犬は何を考えているのだろうか。犬を見下ろす月は何を思うだろう。
犬と月が会話を交わすことは一生ない。ただお互いを眺めあうことのみ。光をもとめて、動くものをもとめて、お互い惹かれあったのかもしれない。夜という時間の境界線上で。そこに偶然、僕という存在が重なった。
僕もそのなかに混ぜてほしい。今夜は犬の横で大きな月を見上げさせてくれ。ごろんと横になり、僕も犬のように月を見上げた。思ったより明るくて大きく感じる。でも月だって孤独さ。みんな、同じさみしがりやなんだね。
いつしか僕は寝入ってしまったようだった。目を覚ますと、辺りはうっすら明るく、朝靄が立ち込めていた。横にいた犬はどこかへ去り、月に変わって太陽が出始めていた。朝がゆっくり近づいているのだ。立ち上がり、僕はホテルに向かってのろのろと歩き出した。昨日、たったさっきまで、犬と月がいた夜の感触を確かめながら。 -
犬と月(作詞:Bonnie Pink)
震えた犬が 月の下をとぼとぼ歩いてきた
おびえた瞳で 月の下忍び足 歩いてきた
(中略)
一点の眩い光目指すとき 犬と月が手を繋いだ
行ってしまうもの 手の届くもの
境界で犬と月 出会った
さみしがりやで バカでどいしょうもない犬と月は
見上げることと照らすことを覚えた
沈んだ日は 首かしげた日は 自信がないから
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