記念日ディナー ～オークランド・ヒルトン「White」にて

2006/12/26 - 2006/12/26

　kiwiracco（ヒロ＆ポール）の16回目のアニバーサリーは、ちょっぴりゼイタクして、オークランド・ヒルトンホテルのシービューレストランでディナーにしました。移住・起業1周年も乗り越え、頑張ってる自分たちにご褒美。そして、毎日パパの介護で頑張ってるママへの慰労。
　昨年は12月初めにゲストをオークランド（AKL)送迎した後、XマスにまたAKLに出かける余裕がなかったのですが、今年はちょうどXマス前からロトルア連泊のゲストをオークランドへお送りし、XマスをAKL郊外カスターベイのポールの実家で過ごし、翌日ボクシング・デー（12/26）が自分たちの結婚記念日。日程もピッタリはまりました。
　夕方、デボンポート側に車を置いて、フェリーでシティへ。7:30の予約にちょうどいい時間。夏時間のNZはまだまだ明るい時刻。帰り9:00pmのフェリーでデボンポートに戻る頃、黄昏にイルミネーションが映えます。
　表紙の画像は、AKLハーバーから見たヒルトン・ホテル。世界最大のヨットレース「アメリカズ・カップ」観戦の特等席として作られたホテルで、全面ガラス張り、豪華客船をイメージしたデザインです。先端がヒルトン・ホテル、手前はコンドミニアムです。

＊KIWI-RACCOではレイク・ロトエフB&B(ロトルア）3連泊以上＋NZ北島ガイドツアーをご利用の場合、オークランド送迎（空港または宿）＋オークランド市内や周辺のガイドツアーもアレンジ可能です。
　★＜KIWI-RACCOレイク・ロトエフB&Bだより＞HP
　　http://web.mac.com/hiroe_kh18/

エリア オークランド(ニュージーランド)

レストラン「White」は、ホテルの2階、「船の舳先」に当る部分。名前の通り白のイメージで統一されています。
デッキのテラス席が気持ち良さそうですが、夏でも夜は冷え込むNZ、ディナーは室内で落ち着いて。全席からシービューが楽しめます。私たちが着いた12月の7:00pm過ぎはまだまだ明るいので、対岸のデボンポートまで眺められます。

画像はポールとママ。記念日なのにヒロ＆ポール２人の写真がない！？　ヒロはいつもカメラ役でして…

先付けが出て来ました。予想外の驚き。
クレイフィッシュ（＝ロブスター）のムースに蟹身が乗って、飾りはオレガノ。
いきなりリッチな磯の味。

ヒロとポールが前菜に注文した「鴨の冷製ロースとレバー・ムース，シトラス添え」
特にレバームースがコクのある味で、オレンジやピンク・グレープフルーツとよく合います。

メインの前に口直しが出ます
メロン・シャーベット

メインは3人とも「本日のスペシャル」
ママとポールは「ベニスン（鹿肉）のグリーンティー・スモーク，ワサビムース添え」
ソースはシンプルで、ベニスンの味でストレート勝負って感じ。ポールいわく「ベニスンは火加減がスゴく難しいけど、これはパーフェクト！」ヒロも一口味見しましたが、実に美味でした。今まで食したベニスンの中で一番かな〜
ママは、ピノ・ノワール, マルボロウ'03（グラスワイン）、ポールはビールを付けました。

ヒロのメイン「クレイフィッシュのラビオリ，ビシソワール・ソース」
ラビオリのイメージに反し、どう見てもギョウザでした。でも、ロブスターの風味は上々。ビシソワール・ソースもマッチし、カリカリに揚げたヌードル状のクムラ（スイートポテト）がよく合いました。
ヒロはこれにホークスベイのシャルドネ04（グラスワイン）をつけました。

NZのレストランとしてはとても上品な量ですが、それでもメインまでで満腹！　後は家に戻って、ママの手作りケーキとコーヒーでゆっくりしようと、デザートは注文しなかったのですが、最後にシェフから特別プレゼントのチョコ・プレートが！
NZでは通常チップの習慣は不要です。でも、こんな心憎いサービスにはやっぱりチップで応えないとね。シドニー時代、シェフ＆マネジャーをしていたポールは、「嬉しいサービスには、しっかり客としての気持ちを伝えるものだよ」と言います。

一口サイズのチョコ・ファッジは、アーモンドの風味豊かで、クリーミー。映画『ショコラ』ではないけど、上質のチョコは何故か、ヒトの気持ちもホグします。『ハリー・ポッター』では、チョコは恐怖と疲労に打ち勝つ妙薬。
ささやかなゼイタクの夕べでした。さあ、翌日からまた質素な暮らしに戻ってガンバロウ！

9:00pmのフェリーでデボンポートに戻った頃には、トワイライト。シティのネオンが色づき始め、フェリーも港に灯りを映しています。

ちなみに、12/25のXマス、12/26のボクシング・デー共に祝日なので、レストラン料金には、祝日料金がチャージされていました。NZでほとんどの店が閉店になるこれらの祝日に働くのですから、この日の賃金は普段の２〜3倍のはず。それは当然ですね。
でも、12/26が記念日ってことは、この日レストランに行くとかならず「祝日チャージ」がつくわけで…来年からは別の過ごし方を考えよう…っと。