2002/12/19 - 2002/12/22
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STAMP MANIAさん
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船で韓国へ行ってみた。
空港以外から出国したのは初めて。
往路は広島から釜山へ「ウンハ」号で。
復路は釜山から博多へ「ジェビ(JB)」号で。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船
-
初めての船での出国は、広島港から。
釜山行のフェリー「ウンハ」は、宇品のフェリーターミナルから1km程離れた所に新しく出来た国際ターミナルから出発する。
国際ターミナルはプレハブみたいな簡素な造り。
船は5千トンクラス。
かつて関釜航路で「フェリー釜関」として運航されていたものをリニューアルしたらしい。
リニューアルといっても、直したのは塗装だけじゃないか?と思う程のボロ船。
2等船室はカーペットにゴロ寝。
大部屋と小部屋の2種類があるが、この日は500人の定員に対して20数人(!!)しか乗客がいなかったので、大部屋は閉鎖され、数人ずつ小部屋に詰め込まれる。
アップグレードと言えば聞こえは良いが、一人あたりの占有面積はかえって狭くなった。
広島港を出た船は、宮島の裏側を航行した。
屋上デッキに上がると、瀬戸内海の多島美が楽しめる。
宮島を過ぎると景色も単調になるので、船室に戻る。
食堂を利用してみたが、不味くはないものの美味くもない、といったレベル。
日付が変わる頃、関門海峡を通過した。
瀬戸内海を抜けるのに7時間もかかるとは、やはり船は遅い。
さて寝ようかと思ったが、寝付いた途端、強烈な揺れを感じて目が覚めた。
穏やかな瀬戸内海から荒れ狂う玄海灘に出た。
この日は特に波が高かったようで、真っ直ぐ歩けないほどの揺れだった。
さすがに酔ってしまった。
朝になったので、酔い覚ましにデッキへ出た。
左側に陸地を見ながら航行。
もう韓国に着いたのかと思ったが、よく考えてみれば左に見えているのは対馬だ。
海峡部分に出たので屋上デッキに上がってみたら、前方に釜山・後方に対馬が見えた。
時刻表通り、16時間かけて釜山に到着。 -
韓国では、釜山〜束草を夜行バスで往復するという強行軍で統一展望台に行ってきた。
釜山のバスターミナルは市内から異様に遠く、地下鉄で40分もかかった。
夜行バスは時刻表よりもかなり早く束草に到着。
まだ4時にもなっていない。
寒くて仕方ないので、コンビニのイートインコーナーでカップ麺をすすりながら時間を潰す。
市内バスでDMZ手前の小さな町、大津(テジン)へ。
バスは大津の集落が終点だったので、2km程歩いて安保公園へ。
そこで統一展望台へ行くバスの切符を購入。
やってきたバスは、何故か襄陽空港のリムジンバスだった。
襄陽空港〜束草〜安保公園〜統一展望台、というルートで走っているようだ。
統一展望台への道は、カーブや勾配の多い険しい道だった。
所々、戦車止めのコンクリートブロックが設置されていて、前線の雰囲気を感じる。
統一展望台は、オフシーズンためか閑散としていた。
展望台から眺めた景色は荒涼としていた。
どこが軍事境界線なのか分からなかったこともあり、目の前に見えているのが北朝鮮だ!という感じはしなかった。
帰りのバスの乗客は私一人。
やはり空港行のバスだったので、差額を払って束草市内まで乗って行く。
束草郊外の温泉にも行ってみた。
日帰り温泉施設のような所で一風呂浴びる。
韓国の風呂は湯がぬるい所が多いのだが、ここは日本並みの熱さで満足だった。
釜山行の夜行バスも時刻表より大幅に早着し、バスターミナルで寒さに震えながら地下鉄の初電を待つ。 -
帰りの船は博多行の「ビートル」を利用。
運賃は当時85,000ウォン。
日本で購入すると、確か12,000円だったはず。
当時、100円=1,000ウォン位のレートだったので、韓国で購入した方が圧倒的に有利。
何故これほどの差になるのか、正確な理由は不明。
おそらく就航時のレートでは同じ位の金額だったものが、その後の急激なウォン安で差が付いてしまったのだろう。
この日も海が荒れていた。
乗船手続・出国審査を済ませたが、出航の見通しが立たないようで、一旦待合室を追い出される。
出国印の上から「VOID」スタンプを捺された。
免税品を購入していた乗客は、一度受け取った品物を再び預け直したりと、面倒な手続をしていた。 -
その日はもう無理かと思ったが、数時間後、運良く出航できることに。
改めて出国審査を受け、乗船。
審査官も今日の出航は無理と思ったのか、スタンプは既に翌日の日付になっていた。
ペンで訂正される。
船は韓国鉄道公社の「ジェビ(JB)」号だった。
JR九州のビートルと同型で、乗務員もJRが担当。
船籍も日本で、船尾には日の丸が翻っていた。
建前上、共同運航という形をとっているだけで、実質的にはJR九州の単独運航だった。
この「ジェビ」号、実に数奇な運命を辿った船らしい。
JR九州が船舶事業を始めた際に導入した2隻のジェットフォイルのうちの1隻がこの「ジェビ」。
もちろん当時は「ビートル」を名乗っており、この船は平戸航路に就航していたらしい。
その後、営業不振のため「ビートル」は神戸〜関空航路に売られる。
神戸〜関空航路もパッとせず、いつの間にか廃止されたが、ちょうどその頃、ビートルが注目され始め、増便用として買い戻された。
本来なら「ビートル」か「ビートル?世」を名乗るはずが、韓国との共同運航という建前上、この船は韓国持ち、ということになり、韓国側から燕を意味する「ジェビ」という船名が与えられたらしい。
「ビートル?世」が欠番になっているのはそういう事情。 -
海は確かに荒れていた。
ジェットフォイルは水中翼で船体を浮かせて走るので、それなりに波には強いというが、それでもかなり揺れた。
波から波へジャンプしながら走っている感じだった。
途中、水中翼に漁網が引っ掛かったとかで急停止。
水中翼を畳んで着水した船は、まるで木の葉のように波に揺られた。
外洋の波は恐ろしい。
10分程で再出発。
その後もジャンプしながらではあったものの、順調に航海し、博多港に到着。
博多港のターミナルは立派な建物だったが、いかんせん場所が悪過ぎる。
博多駅に行きたかったのだが、市内が渋滞中とやらで全然バスが来ない。
今時、渋滞ごときでバスがダンゴ運転になってしまう大都市も珍しい。
「アジアの玄関口」が聞いて呆れる。
諦めて天神行に乗り、地下鉄で博多駅へ向かった。
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