1989/07/25 - 1989/08/25
83位(同エリア88件中)
悠悠さん
最初の目的地、ジャスパーまで、ヒッチ・ハイクで目指す事になった。
防寒具を買った店で、ダンボールとマジックを借り、つたない英語で、ジャスパーまで乗っけて行って欲しいと書いた。
店に人に、意味、通じるかと聞くと苦笑しながら、多分、大丈夫だよ・・て感じだった。地名さえ間違っていなければ、何とかなるだろう・・そんな感覚だった。後は、知っている単語、GO TO とかPleaseとかを書きまくっていた。(店の人達からは、ヒッチハイクは危険だから、絶対にやめた方がいいと、何度も何度も注意された。カナダは、大きな道を一歩入ると誰もが足を踏み込まない未開な地で、悪いやつらに連れ込まれて殺されても知らないよ・・)
しかし、私の財力は、激しく減っていた。命と金、どっち・・って言われれば間違いなく命だろう・・。若者の無謀さが、私を後押しした。大丈夫だろう・・。何の根拠もなかった。
初のヒッチハイクは案外簡単だった。最終目的地までは、無理だけど途中までだったらいいよと一人のトラックのおじさんが乗せてくれた。
そのおじさん曰く、カナダ産のマツタケを採って日本に出荷しているそうだ。私は、無知で、カナダ産のマツタケなんてあるんか・・??親切に、一人の東洋人を道すがら乗せてくれたおじさんの話を信じていなかった。連絡先も聞かずに、おじさんと別れた。(この話は、後に、大きな金脈をみすみす逃した最初のケースとなった。どうやら、私は、金より命の保障を旅の神様はしてくれていたみたいで・・。その後の80ヶ国以上の旅でも危険な思いは一切なく、その分、何度か後から考えれば・・という金儲けのチャンスを悉く逃していた。)
次に、乗せてくれた人は、中々、現れなかった。30分以上、頑張ったが・・。諦めかけて、座り込んでいると一台の綺麗な車が、20メートルぐらい先に止まった。
綺麗な若い姉妹が、乗っていた。
急いで、車まで走って行った。『本当に、乗せてくれるんですか・・?』と聞くと、勿論。と言われた。
二人は、ジャスパーにある高級ホテルに泊まるそうで、私は、その近くの安宿に泊まる予定だった。
彼女らは、私が日本人とわかると当然、同じホテルに泊まるものと決め付けていた、話の流れから、私も同じホテルに泊まるという事にした。
無事に、ホテルに到着、彼女らがチェックインの手続きをしている隙に、今来た道を下り、麓の安宿を目指した。
後で、会いましょうね。などと約束してしまっていたが・・私には、その約束を果たせそうになかった。
無事に、安宿に到着した。この安宿で、その後、数年にわかる友人を得た。彼の名は、通称カナディアン、私が勝手になずけた呼び名だ。
単に、カナダで知合った日本人で、単純にそう二人だけの時、呼んでいた。
大学を途中で一旦休学して、カナダに来て、アルバイトしながら旅をしている男だった。このジャスパーに来る直前には、中華料理屋でバイトしていたらしく、そこの労働環境が如何に悲惨であったか何度も私に話してきた。
まあ、労働ビザもなく、ワーキングホリデービザもなく、単なる観光の立場で働こうと思えば、当然、劣悪&低賃金な仕事となるのは仕方が無いことだ。
しかし、カナディアンは、私が今まで旅先で出会ったどんな日本人よりも生命力が漲っていた。出会う直前に何らかの理由で手を骨折していたらしいが金が無いので病院にもろくにかかっていなかったらしい・・しかし、私から見たら健康な自分よりアクティブな動きをしていた。
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