イグアナの娘＠アレナス

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アレナスからニカラグア国境近くにある、カーニョ・ネグロのジャングルボートツアーに参加する。沢山のカイマン（ワニ）や野鳥に遭遇するが、トルトゥゲーロで同じようなジャングルを見たのであまり感動はなく途中で飽きてしまった。正直、道中で止まったイグアナの大群がいる通称「イグアナの橋」のほうが面白かった。端の近くの木上には数十頭ものイグアナが密集している。これまでバラで数頭は見たが、これ程の大群を一堂に会して見れる場所はなかなか無いのではないだろうか。鶏冠があり肌が橙色のオスで、一回り小さく緑色のがメス。オスのほうが数が少なく、多数のメスがハーレムのように取り囲んでいるように見えた。ほとんど動きはないが、これだけ集まっていると絵のようでもあり、迫力がある。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　中米の女性は優しい。ツアーで一緒になって最初に話掛けてくるのは、決まって若い女性である。昨日、一緒だったキューバ出身の女性は英語もペラペラでとてもフレンドリーだった。一人で写真を撮っていると「撮ってあげるよ」と常に気遣ってくれたし、積極的に東洋人の僕に話しかけてくれる。僕が会社を辞めて旅をしていることを話すと、「Fantastic！　Times for good！」、「アルゼンチンに行くならパタゴニア、ニカラグアはサーフィンの波がいいみたいよ。」と色んな情報を教えてくれた。同じツアーのアメリカ人からタバコを吸いに行こうよと誘われると、「ワタシはワカ（僕）と一緒でタバコ吸わないから、彼と一緒にティーするわ！」と僕の腕を組んで留まるポーズをとった。自然と彼女のボインが肘に当たる。久しぶりに若い女性に触れ、僕はイグアナのように無口になってしまう。

　そう忘れていけない。中米の女性の特徴、もう一点。巨乳であること。昨日、温泉で一緒だったヒスパニックのほとんど、いや全てがそれに該当する。若い女性が横を通り過ぎる度に、ウルグアイのおじさんと顔を見合わせ、「ええ乳してますな」とニコニコ観賞していた。

　性格も良く優しくて巨乳。中米の女性のなんと素晴らしいことよ。サン・ホセで訪問した日系旅行会社のスタッフ二人とも中米女性と結婚していた。「いや〜尽くしてくれるからいいですよ、どうですか？こちらで嫁さん探したら？」なんて言われるし。

　しかし問題なのは言葉の壁である。中米ではスペイン語が話せなければ、何もコミュニケーションができない。スペイン語をきちんと勉強したい！旅の途中の何処かできちんと勉強しよう。不純な動機だが、やる気は大事。イグアナ・ハーレムを勝手に夢見て、そう思い立った日。